コラム
コラム 2018.09.29

秋は確かに来たんだけれど・・・・

栗ご飯用の剥き栗

恨めしい台風の襲来で9月が終わります。

月初に台風が襲来し、その後北海道で地震と日本はまさに災害大国の相。台風の際は社屋の一部、資材庫の壁などが傷んでしまいました。幸い人や屋内の設備に被害はなかったものの、修繕は結構大変です。その人手や資材の不足から、なかなか工事が始まらず、ようやく今回の台風直前になって手当ができた次第です。

9月は書き入れ時のはずが、二度の3連休もイマイチな天候続きで業界は泣かされっぱなしです。地元のことで言えば、古くから人気のあるイガミ(ブダイ)釣りに使うホンダワラがとれなくて、秋の風物詩ともいうべきこの釣りに行けない人がたくさん。ほんとうにうまくいきません。

弊社にとって大きな市場である大阪湾周辺も台風でのダメージがあり、釣り公園や渡船屋さん、遊漁船さんも結構色々な被害に遭われていました。この時季はとにかく、営業日数が減るだけでも痛いのに、設備のメンテナンスまで絡んでくると大変です。ただ、少し落ち着きを取り戻してからの釣況は悪くないようで、波止からでもまあまあのアジや青物が釣れたり、船のタチウオもそれなりに調子が上がってきているようです。何はともあれ、早く天候のリズムが行楽に向いた晴天モードに戻って、人出につながることを祈るのみ。済んでしまったことを嘆いても仕方ないので、釣りの最盛期に向けて、製品作りに精を出すとしましょう!

写真は栗ご飯用の剥き栗。家庭用ではなくプロが使うものだとか。栗は秋の味覚の代表格ですが、栗ご飯を作るために、鬼皮、シブ皮を剥くのは大変な労力。少々高くついても、ここまで出来ていたら楽でしょう。業界、素材は全く違えど、弊社の仕事も似たようなもの。ただ欲を言えば、手間のかかったエサは、もう少し高く買ってもらえるようになればな・・・と思うところはありますね。