コラム
コラム 2021.02.27

春近し、いろいろ気をもんで・・・・

メイチダイ

春の到来を感じながら2月が終わります。

ウンと冷えたり、二ヵ月ほど先のレベルまで暖かくなったり、変動の激しいひと月でした。それでも日本海側を除けば釣り人の稼働できる日は比較的多い2月だったと言えましょう。

この2月、例年より水温の高い地域が多かったようです。この紀伊半島界隈でも磯の上物ファンは「もう少し下がらねば」と嘆く一方、多様なジャンルでそれなりの釣りモノがあって、真冬とは思えない商品の動きでもありました。

そんな中、去年は歴史的不漁だったアミエビ漁が岩手県で早々に始まりました。まだ操業日が少ないわけですが、スタートは今年も「凶」。水温が高いがゆえに、群れの位置が深くて遠いとのこと。気温よりも遅れて下がるのが海水温なので、これから下って群れの接近を期待するしかなさそうです。コロナ禍で増えた多くの初心者さんに、昨シーズン以降サビキ餌をたくさんお買い上げいただきました。その流れは有難いことに今も続いており、本格的なシーズンに品不足だけは避けたいところです。釣具でも初心者セットのようなものが、同じように供給不足気味との話もあり、皆さん春に向けてさぞ忙しいことでしょう。3月にはお隣りの宮城県でも始まりますが、2年連続の大不漁は何としてもご勘弁を・・と願わずにはおれません。

写真は今月、串本大島で釣れていたメイチダイ。本来は夏場の魚なのに、こんな時季にしかも結構な数が釣れていたとのこと。これから急に冬めくとも思えないですし、一体どんな春が来るんでしょうかね。

週明けは3月、何わなくとも先ずはアミエビです。どうか無事に!