コラム
コラム 2022.01.31

当地もさすがに騒々しく

コロナ第6波、真っただ中で1月が終わります。

年末にガクンと寒くなり、商いも一気に冷え込みました。それは自然の流れであり、想定されるものでしたが、この感染拡大のレベルは容易に予測できるものではなかったでしょう。和歌山県では他府県と同様、晩秋にはほとんど感染者が出なくなり、12月2日から29日までの4週間は何と感染者ゼロが続きました。それが一旦途切れて、また少しゼロが続いたあとは都会と同じく急激な右肩上がりに。ほぼ毎日が過去最高というのも全く同じ歩調で、しばらく平穏だったのがウソのよう。さすがにこうなっては商品の動きが止まるのも仕方なし。まあ、元々この時季は設備のメンテナンスや先々の計画に費やす時間。冷凍機の入れ換え作業も順調に進み、繁忙期への備えに勤しむ毎日です。

そんな中、生活に関わるあらゆる物の値上げが盛んに報じられていますが、弊社の製品も御多分に漏れず追随することになりそうです。これはもう世の中回りまわって全てが繋がっているので、包装資材も原料も据え置き価格で入手できるものなど、ほぼありません。例えば撒き餌のつなぎで人気のパン粉は、小麦の値上がりを受けてのもの。みんなそれぞれに「なるほどな」と納得せざるを得ない理由も存在しています。そもそも輸送コストが上がるだけでも、すべてに関わってくるものなので、連鎖的にどうしようもない状況。どのタイミングから実施させていただくかはさておき、あくまでも応分のご負担をお願いするということなので、何卒ご理解ください。

さあ2月はアミエビの漁が始まります。メインの岩手県は2/21からと決まりました。近年は不漁が続き、昨年は悪くないとの事前予測も結局は不漁に。で、今年はそんな流れも踏まえた上で「ここ5,6年では一番良さそう」との情報が伝わってきました。海流や海水温などそれなりの根拠を元にした予測だそうで、期待したいところです。ただ、近年の不漁を補ってきた海外産のアミエビとの兼ね合い、そして越年の在庫を考えると、どれだけ買い受けるのが適切なのか、非常に難しい判断も迫られます。どうか皆がうまくいく落としどころがありますように・・・・

写真は先週半ば、おとなり印南町の高場から撮った沖磯。冬も折り返しを過ぎて、日も長くなってくるこの時季は陽射しも微妙に変わってきます。このキラキラ感は春が近いと感じさせてくれる特有のもの。どうか感染ピークも早く過ぎ去って、穏やかな春を迎えたいものです。