コラム
コラム 2017.12.30

厳しい一年ではあったけれど・・・

新製品

近年の12月らしく、そうバタバタせずに年の瀬を迎えます。

明日の大晦日から正月2日にかけて、釣りにはちょっと不向きな天気になるようで、年末最後の駆け込み需要もそれほど盛り上がらずに終わりそうです。今年を振り返った時、やはり厳しい一年であったことは間違いありません。

春はアミエビの高騰に始まり、その後も天候による商機のロスなども多々あり、自社の努力だけではどうにもならないパワーに凹まされた感じでしょうか。ただこの商売をする以上は、天候や不漁はつきもので、少々のことなら想定内とせねばなりませんが、ことしはそうはいきませんでした。まあ、こんな事ばかり続くこともないでしょうし・・・

それでもこうやって何とか年を越して、来年に向けて動いていられるのは有り難いことです。そんな中、隔年でつくっているカタログの制作作業が先日から詰めの段階を迎えています。ビックリするような新製品の投入こそありませんが、2年開くと廃番にしたもの、そして加わったものが結構いろいろ。ある程度紙面に組み上げてみて、あらためて感じたのは、アイテムが結構増えたなぁということでした。特に数を増したのは小魚やそれを加工した「身エサ」の類。

新製品も自社内の企画で練り上げるものと、ユーザーさん、小売店さんの要望で製品化するパターンと両方がありますが、身エサに関してはそのご要望から作るパターンの方が多くあります。個々の製品で見た場合、その市場性はそれほど高くないものがほとんどでしょう。しかし必要とする人には確実に消費されるものでもあり、コツコツ大事に育ててるうちに、弊社にとっても一大カテゴリーとなりました。毎年のように年末に書きとめていますが、釣り社会の中でまだまだ我々の役割があるということです。そんな立ち位置を認識し、それに感謝して、エサ屋稼業に精進したいと思います。

2018年も釣らせ名人・浜市の釣りエサを宜しくお願い致します。