コラム
コラム 2020.07.31

コロナ禍で増えた、ご新規さん

梅雨明け

やっとこさ梅雨明けして7月が終わります。

このタイミングは歴代3番目の遅さで、2年続けて平年よりも大きく遅れての宣言に。それにしても本当によく降られました。地元・和歌山ではそれほど大きな被害は出ませんでしたが、家まで浸水するような災害が、これほど多地域で頻発した例はちょっと記憶にありません。コロナ禍と相まって、大変な苦労をされている皆さんには、これ以上の災いが起きない事を願うばかりです。

釣り界での大きなニュースとしては、来年の横浜でのフィッシングショーが開催されない事が先月決定していましたが、大阪も同じく開催されない事が先日決まりました。やはり閉鎖された空間に大勢の人間が集まることが最も感染リスクが高まるわけで、妥当な判断と言えましょう。スポーツ観戦やコンサートのように、人数を絞ってやるわけにいかないものだけに、有力な代替案も無かったのではと想像できます。カタログの作成など、そのタイミングに合わせたアクションがこの業界の通例パターンですが、来年はどうなるでしょう?弊社も長らく出展こそしていませんが、その辺の動きは大体同じなので、ちょっと感が狂うかもしれませんね。

コロナ騒動が一体どれくらいで収束するのか?また、収束後に世の中がどんな風になっているか?不安が尽きません。そんな中、この数か月釣りを含むアウトドアレジャーは最も簡単な「3密回避」の余暇として大いに注目されまた。全国の釣具店に、今まで全く釣りをしたことのなかったファミリーなどが多く来店したといいます。中には小中学生の子どもたちだけのグループもあったとか。昔ならよくあった光景も、最近はなかなか見られなくなったシーンでしたが、学校も休みで行き場をなくした子どもたちが、釣りを選んでくれたとは嬉しい話です。

これまでも釣り具業界ではメーカー、小売店がイベントなどで釣りの啓蒙活動を継続的に行ってきたわけですが、まさに草の根運動と云うべきか、新規ユーザーを大きく増やすことはなかなか叶わない状況が続いていました。それが思わぬ今回の騒動で、これまでの努力では全く実現し得なかった桁違いの新規ユーザーを獲得できたようです。はっきりした統計的な根拠こそありませんが、各地での消費動向や現場の声からすると間違いないでしょう。極端なヘビーユーザーにまではならずとも、長くいろんな釣りを楽しめる人が、一人でも多く出てくれればと、この千載一遇のチャンスに期待が膨らみます。

釣って楽し、食べて楽し、そして空気や景色にも癒され・・・。度を過ぎたことさえしなければ、釣りは本当にいい遊びです。(写真は梅雨明け前の日本海の夕日)