コラム
コラム 2020.10.31

タチウオさん、そんなに釣られて大丈夫?

タチウオ

朝晩がひんやりとし始めて10月が終わります。

月末になって、遠くに台風が発生したりしていますが、今年の夏~秋シーズンは例年に比べて台風が少なく、釣り人の稼働率が高い状況が続きました。イコール、商売的には大助かり。あとは少しでも長く秋らしさが続いてから冬になって欲しいところです。

そんな釣り日和に弊社周辺の釣り場を見渡しても、ますます混雑するようになり他府県ナンバーの車も多くみられました。波止ではカマスにメッキ、夜のタチウオなど釣りモノも色々。さらにアオリイカも釣れてくれれば今しばらく賑わいが続くでしょうか。ただ、この時期の代表格であるイガミ釣りは餌のホンダワラがないこともあり、ほとんど聞かれません。そこを代わりに埋めてくれるお魚さんが居てくれたのは有難かったですね。

秋も深まって大阪湾をはじめとする各地のタチウオ釣りがますます活況です。また関西を中心に行われてきたテンヤでの釣りが関東でもブレイク。今まで売れていた量とはまるで違うイワシを次から次に出荷することに。そしてイワシの加工エサは他社さんも新製品を投入し、市場も一層熱を帯びてきました。これは全く予想外の展開です。

大阪湾周辺では、昨年なら港湾部の地方からの釣りで随分と釣れていたのが、今年はかなりトーンダウン。それでも結構な数の人がチャレンジしてくれているので、それなりにエサも捌けてはいますが、釣果自体は去年とは比べものにならないよう。それが一転、船からの釣りでは過去にない釣れっぷりで、この差は一体何なのでしょうね?特に今月最後の10日間くらいは潮回りも良く、明け方から約6時間の半日便で、60尾、70尾、ついには100尾の釣果まであったとか。近年のコンスタントな好釣果が市場を支えてくれる反面、大きな反動が来やしないか、毎年心配でなりませんが、今年もとりあえずはクリアされました。来シーズン、本当にわかりませんが、今年こうして釣れてくれてることに、とりあえずは感謝、感謝・・・


写真は絶好調の大阪湾で釣られたタチウオ。テンヤに付いているのはイワシならぬコノシロ。同じ目的で併売し始めたものですが、おかげ様で好評です。身くずれしにくいメリットは大きく、ボコボコに釣れてる時より、若干シブい時の方が利点がハッキリするでしょう。ひとつ心配するなら、これはイワシなんかよりはうんと資源量が少ないはずで、無茶なことにならぬ様、扱っていきたいところです。

さあ11月、実りの秋を締めくくるべく、釣り日和がたくさんありますように・・