コラム
コラム 2021.07.31

コロナに五輪、忘れられない夏

コロナに五輪、忘れられない夏

しっかり夏らしい暑さで7月が終わります。

梅雨のエンディングが心配されたひと月前。地域によって随分バラつきがありましたが、意外に早く明けてくれた印象です。それでも入りが史上最速とあって、印象としては差し引きはほぼゼロでしょうか。ただ、近年繰り返されるこの時期の豪雨、残念ながら今年もあちこちで起こりました。中でも月初に起きた熱海の土砂崩れは規模も大きく衝撃的です。ひとつ間違いないのは、山の斜面そのものやその直下が実に危険だということ。我らが地域にもたくさんあります。これからは国を挙げての施策が色々と必要となりましょうが、短期間で成果を出すのはとても無理。先ずは個人でできることをするしかありません。

さあ梅雨が明けたは良いが、肝心の商品の動きは正直言ってもうひとつです。
コロナ初年度の昨年は4月に緊急事態宣言が発令されて、世の中全体の人出が今よりもっと少なかったのに、アウトドアはこっそりと活況。弊社近隣の波止に他府県ナンバーの車が何と多かったことか。もちろん地元民もわんさか。それが今年は全国的に自粛疲れもあって出掛ける人の数もかなり増えてるはずなのに、去年のような勢いはありません。確かに昨年の方がサビキ釣りの小物は釣れていましたが、雰囲気的にはリアルな「釣れてる」or「釣れてない」までを事前サーチしてるような人たちばかりではなかった様子。今年との違いが何なのか?ちょっと読めないところはまさに魚釣りと同じですなぁ。

それにしてもまあ、ここへ来て感染者の拡大ぶりが過去最大になり、お隣り大阪も含めて緊急事態宣言の再発令など、何とも重苦しい日々が続きます。オリンピックも何とか開催されてますが、それが終わって世の中に平穏が戻らないうちに必ず行われるのが国政選挙。メディアを見れば政治家も周辺の論客も、泥仕合とも言うべき脚の引っ張り合いばかりです。こんな状況で票が変な割れ方をして、実質的に勝者なき結果になったら一体どんなことになるのか?釣りどころではない世の中にはならんでしょうが、本当の平時はまだまだ先のようで・・・。

さて15年続けてきたこのブログ、8月には完全リニューアルされる弊社ホームページの隅っこへ引っ越し予定です。過ぎ去った時間は買えない、繕えない・・・の一念で、社業を取り巻く史実を残すべく綴ってきました。それに向けて弊社の若い衆(と言っても結構なおじさん)が準備に奔走してくれています。無事に引っ越し完了しますように。

写真はもらい物のをせっせと巣ごもり調理中。コロナ以降、動画サイトの魚捌き関連は随分と増えました。もっと希少な魚のもあって本当に凄い時代ですね。