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全国の釣果レポート 2022.02.22

春近し繊細さで挑む!! グレの釣り ~鹿児島県薩摩川内市下甑島 鹿島藺牟田「つばめ瀬」~

住田雄司さんのレポートです

寒グレから春グレにかわる季節となりました、陸は春の芽吹きに向けて変化の頃ですが海の変化はより低水温期へ入るため魚たちの活性は落ちていきます。グレは産卵後の影響も重なり一番釣ることが難しい季節といえます。 

その気難しい季節序盤のグレをホーム甑島で狙ってきました。

場所は、強い北西風から逃れて”つばめ”と呼ばれる島東岸の瀬に入っております。沈み瀬が多く点在しており魚の住みかとしては満点、しかし、釣り人には獲りにくさ満載の地形です。

そこでは釣れるグレに尾長と口太の両方が望めます、ただその地形から尾長の良型を獲るにはとてもハードルが高いので口太に終始した釣りを展開していきます。

この日は、潮周りの関係かほとんど流れがなく冷たい風に吹かれ続け水温もかなり低そうでした、撒き餌を入れるとハコフグが見えるだけでそのハコフグすらエサを食べようとしません。水温が少し上がるか潮が流れるか何か魚たちの活性(食い気)を上げるきっかけが欲しいところですが、自然に委ねて待っていては時間が足りません。甑島はとても魚影が濃くいろんな魚がいますが、日中釣りの渡船回収時刻はお昼の1時であるため夜明けが遅い今は積極的に仕掛けていかなければあっという間に納竿時間となってしまうのです。

その積極策として重要なのはツケエです、その日その場所での当りエサを見つけると好釣果につながります。どんなに仕掛けがあっていてもタナがあっていたとしてもツケエのマッチングが悪ければグレが食わない季節それが春(低水温期)なのです。

では、普段使っているツケエはというともちろん「Gクリル」ですが、Lサイズをムキミにして刺します。生のオキアミをムキミにするとハリ持ちがとても悪く強い投入時にも外れてしまいますが、加工されたオキアミは遠投にも耐えてくれ素バリで流してしまうようなチャンスロスを防いでくれます。更によりハリ持ちが良いのは海王シリーズの「G白エビ 海王」のムキミです。また、このほかにマキエ「鬼集」をまぶした「Gクリル」なども準備しています。

この日は、潮が終日動かず細仕掛けにしていためバラシも多発するなどかなり苦戦しましたが、シマアジ混じりで20枚近くのグレ35㎝~45㎝を釣ることが叶いました。

仕掛けこそ、道糸1.3号ハリス1.5号ハリグレ用3号と徹底し繊細に組んでいますが、小さなオキアミの皮をむいてあげるとより釣果が変わるなんて、ねっホントに繊細な釣りですよね。

それでは鹿児島からのグレ釣りレポート以上となります。

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