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全国の釣果レポート 2023.01.30

「急潮・激流のグレ釣り」
鹿児島県薩摩川内市 上甑島 里エリア…双子島「モトオサ」

住田雄司さんのレポートです。

今回は1月上旬の鹿児島県 上甑島の里エリアに並ぶ双子島からグレ釣りの様子をレポート致します。

表層水温は18℃前後、しかし寒波後の海況は流れる潮の筋毎にそれぞれ温度が違うようです。普段なら釣りやすい反転流が目の前にはありましたが、そこには冷たい潮が流れているのかグレの姿がありません、しかし、小型のイスズミは低水温をものともせずその潮の中でガンガン喰ってくる厳しい状況でした。

結局本流へ引かれている穏やかな潮の中は、浅くも深くも一面にイスズミが群れていたので、気温は氷点下を記録している日でしたがゴウゴウと音を立てて流れる本流の流心部を狙ってみました。するとまず30㎝後半の口太グレが喰ってきたのです。どうやら本流に渡りグレが付いているようです。

ただ、とにかく潮速が速すぎて先打ちマキエに仕掛けを合わせようにもマキエはあっという間に流されてしまい仕掛け投入が間に合わないという難題が発生。

ならばと、後打ちマキエで仕掛けを追いかけてみますがマキエの投入可能距離からもあっというまに外れてしまいます。仕掛けとマキエの同時打ちも試しますが突風がきつく難しい状況でした。そこで仕掛け投入着水時にライン放出をピタっと止めたままにして、急いでマキエをそこへ数杯合わせてから流す釣り方を試みます。急潮の中で着水時仕掛けを張ると流したい潮筋そのトレースコースからどんどん外れてしまうのですが、そのズレの分も逆算した位置に投入しておきます。するとそこから口太が連発しだしました。激流の中かなり沖の方タナはほとんど表層にて良型が喰ってきました、

ところが、強風と、もみ合いながら流れる激流の関係で遠くへ流すほど道糸は意図せぬ方向へ引っ張られます。足場も高いため穂先を水中に刺し風の影響を受けにくくすることもできません。

そこで、2段ウキ釣研ツインフォースLサイズを使いました、それは下部のウキ、水中ウキの体積が大きくそのディンプル構造であるため潮に噛んでくれ一度潮に噛むと道糸をしっかり引いてくれます。そこへもう一工夫して道糸をナイロンアトミックスライダー磯1.1号セミサスペンドにします。細い道糸にすることで抵抗が激減し遠くまでながしてもコースから外れにくくアタリも出やすくなるのです。また、1.1号はスプールへ150m以上を楽に巻けるため遠くまで流しても十分ラインに余裕があります。

さて、この時のツケエですが、Gクリルウルトラハードとムキエモンをローテーションしながら使いました。理由はこの二つの加工エサは強風下でも、どんなに強く振り込んでも、ラインメンディグを繰り返し遠くまで流しても、しっかり鈎(ハリ)にエサが残っているからです。

マキエは「鬼集フカセ」と「鬼集アジパニ」のブレンドです。必要に応じてパン粉アオサ配合とイワシ三昧も使っています。アジパニは拡散性が高いマキエなので、万一投入を失敗し多少ずれても自らひろがってくれツケエと同調しやすくなります。パン粉はタナが深くならないようにするために必要量混ぜていきます。鏡や潜り潮など複雑に絡む激流の流心でタナが深くなると釣りにくいだけですからパン粉で摂餌層を浅く保つのです。イワシ三昧は、渡りグレの活性上昇に役立てました。

この形で数と型合わせて良く釣れてくれ50㎝近いサイズまで登場、楽しい寒グレ釣りとなりました。

以上、口太グレに小さな白子が入り始めハイシーズンが待ち遠しくある上甑島「里」からのレポートでした。

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