中川典哉さんのレポートです

7月10日（日）は魚影の濃い鹿児島の錦江湾・沖小島へ癒やされにチームメンバー4名で行ってきました。今回は渚からチヌのフカセ釣りです。

魚影は渚側の方が濃いのですが、獲るのが非常に難しい場所。満潮時は竿2～3本先から急にドン深になっており、その周辺に藻（ミル）が多数生えています。賢いチヌは針掛かりするとそこに目がけて突っ走り、ラインが擦れる感覚が手元まで伝わります。チヌが藻に絡みリールが巻けなくなりますが、運が良ければ藻から外れチヌが獲れる・・・・という非常にレアな趣向の釣り。なので最悪はラインブレイクでウキもLOSTです。藻がホンダワラだと藻抜きも出来るのですが、茎の太いミルだとそうはいきません。沖小島での対策は、ラインが沈んでカケ上がりに掛からないようにフロート系のラインを使います。またウキは満潮時は0号主体でウキをシブらせ、縦の釣りを展開。干潮時は釣り場が前に出られるので、ラインが絡みにくくなって通常の沈めの釣りをします。

いくらラインを浮かせても魚が掛かればラインも沈み、どうしても藻に絡みます。またラインが沈めば、素針で仕掛けを回収する時ですら藻に絡んでしまいます。そんなシチュエーションですが、ヤル気のあるチヌが掛かって、それをどう取り込むかが楽しいのかも知れません。

今回はダンゴエサだと沖でもコッパらしきエサ取りが湧いておりラインに反応ないままエサが通らない感じだったので、「鰯油」に漬け込んだコーンと「釣らせダンゴ チヌ」で攻略しました。釣果は10枚ですが同じ数以上バラしました。ちなみに今回ウキは3個LOSTで済みました。

【当日の釣果】チヌ52センチを頭に10枚　マダイ1枚

【タックル】チヌ竿1号・リール1700番・PEライン1.5号　ハリス2号　ウキ0～000号　チヌ針2号

【刺し餌】釣らせダンゴチヌ・Gクリルイエロー・コーンの鰯油漬け

【撒き餌】紀州釣の友（ドライ）5kg・鬼集フカセ2.5kg・オキアミスライス3kg・カラー押麦（黄）・ムギヌカ各1袋

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