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2007年06月23日

さあ、いよいよ夏が始まったなあ・・

今朝、出勤前に家の玄関先でヤゴから羽化したてのオニヤンマを見つけました。
慌ててカメラを取りに戻り、アングルの設定もそこそこに息を止めてシャッターを切りました。
僅か1~2分の間のことですが、羽化後のヤンマの体は、淡い色からみるみる濃い黄色と黒のツートーンに変わって行く様子がカメラのファインダー越しにもわかりました。

いまさら理科の授業じゃあるまいし、蝶やトンボの変態についてどうこう言うのではないですが、ヤゴでいる時の倍以上の体積となって姿を現す様子は何度観ても不思議で、半開きになった口のままで我を忘れてそれに見入ってしまいました。 このようなシーンに遭遇すると、日頃の、まるで息苦しさを覚えてしまうような世相や事件も、一瞬忘れさせてくれるような気がします。

そばでいっしょにそれを見てた妻が、「トンボばっかり撮らんで、一枚くらい私も撮ってよ。」と妙なポーズを付けながらのたまうので、それじゃあとカメラを向けると、「やっぱり、化粧してないからアカンわ。」と顔を隠す。あほらしい。 遅刻寸前のわたしはそれどころではないのだ。でも、ちょっと得した気分の土曜日の朝なのでした。

オニヤンマさん、あんたもちゃんと子孫を残すまでは死んだらあかんで。 クモの巣にからまったり、人間の子供に捕まったりせんようにな。 ああそうや、最近は虫取りする子供もおらんか?・・・

2007年06月15日

雑魚とは失礼な・・・

南紀・みなべの当社には、地元以外からも様々な業者さんの来訪があります。近年ますます延伸する高速道路のおかげで、大阪からも2時間で来れるようになりました。時間的な短縮がはかれたことで、以前は泊りがけで営業に来られた業者さんも大半はとんぼ返りに。ただ、当地には天然の温泉があり、それなりの海の幸もあるので、依然として泊りを楽しみにしている面々もたくさんいます。そんなお客さんがあった時には、地魚を食べられる店へ繰り出すのがパターン。今の世の中、インターネットにグルメ系情報番組のおかげで「地元の人しか食べれないもの」なんて、ほとんどなくなりつつあるでしょう。しかし、見てくれの悪い一部の雑魚には例外があるようです。

大阪からやって来る某社某氏は、とにかく魚が大好き。自分でも魚釣りをするので、幅広く魚の食味を知っています。そんな彼が「これは食べたことがなかった!」と感激したのがヒメジの天ぷらでした。写真は頭と骨を外した開きで、ヒメジとしても小ぶりな錦鯉の子供みたいな大きさです。そういえば長年店に通う私も、それはその店でしか食べることがありません。自身もずっと前から美味しいとは思ってましたが、遠来のお客様にわざわざ「どやっ!?」とすすめることもなかったのです。どこかに雑魚の、しかも小さいヤツだという後ろめたさのような感覚があったのでしょう。あらためて色んな本をさがしてみたら、ヒメジは天ぷらが美味しいとの記述もありました。

当地で生まれ育った私にも、まだまだ知らない美味しいものがあるのかも知れませんね。

ちなみにこのお店は「初音(はつね)」さんといいます。
紀伊田辺駅から徒歩数分0739-24-3017

2007年06月05日

日本の魚食文化を絶やすな!

過日、テレビニュースの中で、日本の食卓から魚が遠ざかって行くと言うテーマで、街角取材の場面がながれていました。内容をかいつまんで言いますと、一般の消費者の声として「魚料理は好きだが、最近は値段が高くなって買えない。」とか「子供の頃から食べつけていないので、あまり好きではない。」といった意見を取り上げつつ、一方の魚を販売する仲買業者や鮮魚店の方の声として、「漁獲量の減少と中国などの新たな消費国の影響で、今まで我が国に輸入されていた魚介類が入りづらくなった。したがって値段も高くついてしまう。」、「肉ばかりじゃなくもっと魚も食べてほしいよねえ。」などの声も紹介されていました。そんなふうに、庶民の台所にじわじわと影響がではじめているのは確かなようですね。

水産資源の減少に関しては、当コーナーでも以前何度か取り上げたことがあるのでこれくらいにしますが、私がそれ以上に気がかりなのは、先のニュースのインタビューでの「別に魚なんて食べなくても平気」、「骨があるから食べづらい」、また「生臭いのがどうも・・」等々の若い人達の返答なのです。生まれながらの魚アレルギーの方は別として、たぶん魚が好きじゃない人達はその親の世代も、あまり魚を食べずに育った、つまり魚になじみの薄い食生活のなかで過ごしてきたのではないでしょうか?。

確かに今は、さほど咀嚼しなくとも一応は腹に収まる便利な加工食品が身近にありますから、時間を優先する現代人ならついそういった物でとりあえず食欲を満たしてしまうのでしょうが、インスタント食品や本来は非常時のための携帯食品を日常的に摂取することが、まるで進歩的であるとも受け取れるようなコマーシャルにも、きちんとした食事の大切さや、日本の食文化をないがしろにしつつある原因があるように思えてなりません。 結果、いつの間にか日本人の顔は小さくなり、口の中に32本の歯(重要な臓器である)が収まらなくなって、悪い歯並びからくる顎関節や背骨のゆがみが、様々な身体の不調の原因となっているのはご周知のとおりです。

日本の土地は比較的ミネラル分が少なく、そこから獲れる野菜なども外国のものに比べると栄養素が少ないと聞いたことがありますが、その代わり日本の周囲にはそれらを充分補えるミネラル分いっぱいの海が広がっています。昔から海洋国家の民である私たちは、今こそもっと海からの恵みを進んで受け取るよう考え直さなければと思うのです。 生きるための基本である食を自分たちが生きているエリアの中から頂くことは、今の時代、けして簡単なことではありませんが、なるべくそれに近い食生活を心がけたいものです。なにも高級な魚介類でなくとも、頭から尻尾の先までまるごと食べられる小魚やカルシウムいっぱいのヒジキやワカメ、昆布など昔から親しんできた海産物がいいのです。そしてそれもなるべく近海で獲れたものを。それらの食材のよさは我々日本人のDNAにしっかりと記憶されていると私は思うのですが。もし身近に釣りの出来る海があるのなら、写真の子供達のように自分で自分が食べるための魚を捕まえてそれを喰い、互いのいのちを実感してみましょう。