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2007年02月20日

春の海


旧正月だというのに「うう~寒い」と口にすることもありません。この暖冬にもこの頃はすっかり慣れて、ややあたりまえのように思ってしまいがちですが、本当にこのまま春本番に入ってしまうのでしょうか?

いやいや、そうも行きますまい。ここ近畿地方には春を迎える前の最後の冬の関所ともいえる、奈良の東大寺二月堂のお水取りが控えています。不思議なことにこの行事が始まると、かりにそれまで暖かい日が続いていたとしても、表と裏をひっくりかえしたみたいに一時寒くなります。何故、お水取りの間が寒くなるのかは定かではありませんが、そういえば昔、私の母や祖母も「何かえらい寒いなあ思たら、お水取りやってるさかいやなあ。」とまるでその寒さをお水取りのせいにでもするかのような口振りで、水仕事のあとの凍えた手先をこすりあわせていたのを思い出します。

ただこの暖冬の勢いだと、このまま冬という大切な試練を乗り越えないままの未発酵の春がやってきそうな気がして、その後の気象や生物の生態にも狂いが生じるのではないかと危惧しています。
何事も万事穏やかで健やかであればいいのですが・・・。春先のお天気のような不安定さを感じていす。

2007年02月10日

みなべ梅林満開です

丁度ひと月前のこのブログ欄で似たような写真をアップしたばかりなので、くどいと仰る方も居られると思いますが、やはりこの季節に、この話題を取り上げないのは、みなべ町住民としてはどうにも落ち着かないというか、気分のおさまりがよくないので、今回もまた梅の花をご覧頂いています。 

記録的な暖冬だとはニュース等で聞き飽きていますが、日本一のみなべ梅林の開花状況も今年はアクセル全開のような勢いで、すでに花びらを散らしはじめている木も見られます。 たぶんこの三連休が一番の見頃なんじゃないでしょうか? 例年だと優にひと月の間は観梅できるのですが、今シーズンは少し早く終わりそうですよ。 

まあこの暖冬は我々釣り餌屋にしてみれば、有り難い一面もありまして、いつもの冬に比べますと少し出荷量が多くなっています。 今日は土曜日なので、我が社のすぐ前の磯の上はグレでも狙っているのであろう完全防寒装備の釣り人で満員御礼の状態でした。

グレはよく引く、ウメはよく香る。今、みなべは最高ですよ~。

※ほぼ満開の梅畑。眺めと香りはすばらしいが、花粉症の人はたまらんやろな。

2007年02月01日

教える楽しみ

早いもので、もう2月。
観測史上初とか、云十年ぶりという「暖冬報道」通り、当地南紀も穏やかな日が多いです。
2月といえば釣り業界は見本市。弊社の出展は数年に一度くらいのペースで、今年も見せていただく側にあります。大阪の会場に行って、自社の製品づくりに繋がる何かを見つけてこねばなりません。

さて先日、都会に住む知り合いの子供(小6)と話す機会がありました。家族旅行のついでに何度か釣りをやったことはあるけれど、魚は一度も釣れたことがないとか。あらゆるレジャーが多様化し、また様々な所に身の危険があるご時世では、魚を釣ったことがある小学生の方が圧倒的に少ないだろうと想像できます。そんな彼の前で、私は針を結んだり、仕掛けを作って見せました。中でも針を結ぶ事に関しては特に驚いた様子で「これって自分で結ぶものなん?」と。

我々が子供の時分にも、今ほどのアイテムではないですが、ハリス付きの針は既に売られていました。しかし、自分で結ぶプライドみたいなものを持っている友達もたくさんまわりに居たよなぁ~と、昔のことを思い出した次第です。時代背景を考えれば、その差は致し方なく、現代の子供たちにそのようなスキルがないことを、とりたてて嘆かわしいとも思えません。釣具の世界ではホントに便利な用品が次々に出現し、市販仕掛けなども今やビギナー用とはとても言えない時代ですから。逆に創意工夫で色んなものづくりにチャレンジできた我々の世代はそれなりに幸せだったのではないでしょうか?

針を結ぶ私の仕草は、意外にもその子に刺激を与えたようで、自分も結べるようになりたいと訴えてきました。年齢に関係なく、ルアーから釣りに入るビギナーが多い中、有望な金の卵の発掘か!?と私も力が入ります。彼と同じ6年生の時、自分で針が結べたのはもちろんのこと、それをもっと早くできるようになるために、結んでは爪切りで結び目を切って、また結び直してと一生懸命練習したことを話しながら、耳掻きとテグスを教材に即コーチを始めたのでありました。