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2012年01月31日

春に向けて動き出す・・・

昨年に続き、新年ご挨拶の稿がないまま、1月が終わります。

皆様の余暇をフォローする側にいるため、年末はギリギリまで走り、新年の動き出しも早いので・・・というのは苦しい言い訳ですが、淡々とした年末年始をおくるエサ屋稼業でありました。

さて例年どおりこの時期は、繁忙期にできない様々な仕事をこなす時間です。その中でも原料調達は、長期的な商いに大きく影響のある重要課題。毎年同じものが同じだけ手に入るとは限らないだけに、相場も含めた情報戦、神経戦であります。

先月のここでもお知らせしましたが、三陸沿岸のアミエビが思いのほか入荷できそうな見込みがたってきました。あの津波の映像を見る限り、加工施設も船も人も壊滅的な印象を受けます。しかし地域によっては特に船が無事だったケースが多く、今春の操業に間に合うところがそこそこ出てきたのでした。中国産のアミエビで1シーズン間に合わせたわけですが、品質的な部分でやはり国産の復活を求める声が多かっただけに、これは吉報。あとは漁期にちゃんとアミが湧いてきて、順調な漁になることを願うばかりです。

もうひとつ現在進行してるのが2期ぶりに作成している商品カタログ。パラパラと出してる新商品、パッケージが変わった定番商品も結構あるために急ピッチで進めています。春先には間に合わせますので、今しばらくおまちください。

写真は先週、弊社に来られた商品撮影のカメラマンさんが組んだ仮設スタジオ。冷凍品が多いため、撮影はほとんどみなべまで来てもらってのパターンです。

2011年12月30日

悪いことばかりないさ・・・

日本にとって激動の一年が暮れようとしています。

またもやキッチリやって来たクリスマス寒波。今週も前半は大荒れでしたが、ここ数日はいい感じで落ち着いて、弊社界隈にも京阪神方面からたくさんの釣り人が来ています。正月休みを前にこのような雰囲気になってくれると、ホッとする次第です。

今年は基幹商品の一つであるアミエビの漁期が始まった途端に大震災が起こり、原料確保の問題に全体的な需要減やら大変な一年となりました。それでも後半はそれなりに盛り返し、釣りという遊びの底堅さも感じた次第です。いわゆるリーマンショック直後の消費低迷期では家電品など生活必需度の高い物資でさえ買い控え(我慢)が起きていたのに、意外にも釣り産業の動向はそれらと比例してない部分がありました。釣りは基本的に遊びであるにもかかわらず、意外に我慢できない事のようです。もちろん今のご時勢、収入が減って釣りに行く頻度が下がったという人も多いわけですが、ニュースで聞こえてくる経済状態の悪さならもっと落ち込みそうにも思えるのが、そこまではなく推移しています。頻度や投資金額に度を過ぎたことをしなければ「周囲の理解を得やすい遊び」ということになるんでしょう。

この国が震災で受けた困難は、短期でクリアできないものがほとんどです。そんな中、弊社としての明るい話は震災で壊滅的な打撃を受けたアミエビの産地で、早くも来春の操業再開に目途がたった協力会社さんが出てきたことです。もちろん元の全量には及びませんが、大量に扱う弊社としてこんなにありがたいことはありません。きっちりした目途がついた時点でまたお報せいたします。

写真は高速、有田川付近の山上に並ぶ発電風車群。初期コストが大きすぎるとかまだまだ課題もあるようですが、新しいエネルギーの問題は日本にとっての重大テーマですね。

来年も楽しい釣りが出来ますように・・・・。

2011年11月30日

いい釣り場になりました

何だか妙な暖かさで11月が終ります。

週末ごとに天気が崩れるパターンが今月に入って少しは好転したものの、どうもスッキリしないひと月でした。

書き入れ時としては盛り上がりもイマイチに感じられましたが、それもすべて天気のマイナス分。季節の魚はそれなりに釣れており、エサを供給する立場から見れば、特に落ち込んだジャンルなどもありませんでした。もう一週でもスカッと晴れてくれてたらなぁ。まあ、こればっかりは仕方ないです。

さて写真は弊社から車で5分ばかり南下した芳養新港。完成から数年が経ちますが、当初は人出もさほど多くなく、広いわりに釣り人もまばらでしたが、徐々に人が増えて、この秋は活況でした。人が少ない頃から通いつめた人たちの経験則でいろんなパターンが判りだして、徐々に人が人を呼ぶ連鎖になったのが見てとれます。湾奥になるため大物と言える魚は少ないですが、秋シーズンはカマス、メッキ、タチウオなどが好調でした。最近では釣りメディアに載ることも増えたこともあり、ここのとこ目立つのは他府県ナンバーの車です。しかも平日に。

釣りにもいろいろあるわけですが、車の近くで&釣りやすく&ソコソコのみやげも期待できるといった要素を重視する人にはピッタリの釣り場なんででしょう。初心者を釣りに馴染ませるのにも絶好の釣り場と言えそうです。

釣具の進化、エサの進化、釣法の進化が目ざましい昨今ですが、あまりに高度になった専門性は、初心者への間口を狭くしているように感じる部分もあります。そんな流れの中で、この釣り場の“ゆるさ”には、釣り界が本当に発展するための大事なものが見える気がするのです。釣りほど老若男女を問わず幅広い人たちが楽しめて、おまけに食べる楽しみを共有できる遊びなど他にないのですから・・・・。

2011年10月31日

釣って楽し、食べて楽し


今月5回目の月曜日で10月が終ります。

ここしばらく週末ごとに天気が悪くなるリズムが続いています。
この時期の月曜日というのは週末に消費された商品の補充や出荷で、時としてパニックになることもあるのですが、今日のそれはまだまだ知れたもの。今週の週間天気ではオレンジ色がずらっと並んでいるのに6日の日曜に早くも傘マーク。一体どないなっとんのか!早くこの嫌がらせのような流れから脱したいところです。

さて少し前ですが、NHKのテレビで全国各地の特産品を、その地域の学校給食に取り入れようという活動を紹介する番組をやっていました。活動の意図は、古くから地域に根ざしている農水産物が、子供たちにきっちり受け継がれていないから。地場産業の後継者不足にもつながるということで、給食の面から子供たちに伝えていこうというものです。ひとつの例として番組の中に出てきたカツオの漁獲地は、漁業以外は何もなさそうな本当に小さな町。しかし、そんな地域でも子供の魚離れが進んでいて、都会の子供に教えるかのような感じで漁業体験学習をやっていたのは驚きでした。決して過度な演出はなく、これが現世の真実なのでしょう。

我がみなべ町の南には県下で和歌山市に次いで人口の多い田辺市があります。平成の大合併で近畿で一番面積の大きな市になった事とは関係なく、元々大きな町でありました。それでもほんの15年くらい前まではコンビにもほとんどなく、飲食店も全国に展開してるようなチェーン店はほとんどありませんでした。それが高速の延伸とともに徐々に様相が変わり、コンビニの進出にとどまらず、ファミレス、焼肉、牛丼、回転寿司なども次々に登場。回転寿司も地域のものがありましたが、後から来た全国チェーン二つが圧倒した感じです。そんな食生活の変化からも、地域性が薄れていくのだろうと感じます。

食材もますます便利なものがいっぱいで、回転寿司のネタが元々どんな姿の魚だったのか知らなくても困ることはありません。しかし、人間が生きて行く上で最も大事な「食」の根幹はもっともっと知らなきゃなぁ。いま問題になってる放射能のことだって、あまりに冷静さを失った過剰反応は農水産物の根本を「知らなすぎ」も大きな要因かと。

そう考えると食べることや命の尊さを学ぶことにおいて、釣りは本当にいい教材なんですけどね。こういう地域に住んでる以上、もっともっと頑張って伝えねば・・・

2011年09月30日

さすがに参ったなあ・・・

いろいろありすぎた9月が終ります。

ちょうど一ヶ月前のここで「ジワっと接近中・・・」と書いてた台風が、とんでもなくやらかしてくれました。紀伊半島に観測史上最大雨量をもたらし、そして月半ばにもう一発。3連休が2回の9月にこれではたまりません。このレベルにまでなれば雨風が去っても、海の濁りやゴミの漂流も半端ではなく、現場の稼働率が極端に下がります。しかしそれ以前に地域のインフラや生活基盤が侵されたところがたくさんあって、「釣りどころではない」人がたくさんでてしまったのが痛恨です。全国のニュースでご覧のとおり、紀伊半島各地で甚大な被害が出ました。今だ連日のように報道される地域以外にも、中規模以下の被害はたくさんあります。農作物の被害などはこの先になってやっとわかる部分もあるでしょう。いつもここで言っている「自然のことだから・・・」のセリフも、この期におよんでは流石につらいです。何はさておき、災害に遭われた全ての皆様にお見舞い申し上げます。

今月は海の状態がこんなふうになってしまって、どうなることやら気が気でありませんでした。しかし意外にもこの南紀沿岸でも季節の魚が結構釣れているからわからないものです。これは海の包容力というのか、自然とはそういうものなのか?大波で荒れ狂い、泥水が流れ込んでもどこかに逃げるすべがある証拠。一部地域では養殖イケスの魚が大量死し、大きな被害が出てしまったようですが、天然魚については不思議なくらいに戻っていたりするのです。漁業者さんの細かい情報までは存じませんが、釣りモノだけを見る限りは大きなダメージは感じられません。とりあえず、各地の復旧工事がスムーズに運ぶよう、そしてレジャーに人出があるよう、天災もこれくらいで終ってもらわないと・・・。

いよいよ10月、いろんな釣りモノが楽しめる最高のシーズンです。皆様もいい釣りができますように!

2011年08月31日

実りの秋へ・・・

8月の終わりは台風がジワっと接近中です。

ゲリラ豪雨という言葉すっかり定着しましたが、この夏は毎日のように日本のどこかで大雨やら竜巻のニュースがあった印象です。先週末も東京都心で観測史上最大の雨量が記録されたと思ったら、翌日は大阪市内で同じことが。こうなれば何所に住んでいようと安心できる地域などなさそうです。当コラム、天気や気候に関する悲観的な切り口が多くて申し訳ないですが、お天気あってのエサ屋稼業ということでお許しください。

そんなこんなで今回は久々に製品ネタを。釣りエサというものはほとんどが天然の資源です。一部の虫エサは養殖が行われていたりしますが、生き物ですから急に需要が増したりすると当然供給が追いつかなくなってしまいます。そこで、お客様が不自由されないようにアイテムごとに平年の需要量を見ながら調達するわけですが、突然降って沸いたようなブームが起きるとそうはいきません。ここ数年で言うと、タチウオ用のイワシがシーズン前から貯め込んでいたのにタチウオの豊漁で追いつかず、シーズン真っ只中でもイワシを買い続け、ひたすらパック詰めに追われた年もありました。そんな事もあるので、イワシの備蓄量にはかなり神経を尖らせている昨今ですが、今年は釣れ出しが非常に遅くヤキモキしています。まさかこのままなんてことはないでしょうが、ん~・・・て感じです。

それに比べると市場の規模はまだまだ小さいですが、近年困った素材のひとつがテンヤ用のエビです。一つテンヤの突然のブームで、関東方面を中心に「使えそうなエビはないか?」とあっちこっちからジャンジャンお問い合わせいただいたものの、これぞまさに急にどうにかできる代物ではありません。使えそうな従来品(中えび)も適当なサイズは底を尽き、どうにもなりませんでした。一時の爆発的なブームは去りましたが、依然引き合いがあることから新たな入手ルートを開拓し、この秋シーズンに供給できる目途がたちました。たかが冷凍エビではありますが、一気にたくさん獲れないものは漁師さんも嫌がりますし、それなりの量を確保するまでには結構な苦労がありました。もちろん国産。鯛が泳ぐ内海の漁場で浜市が直に買い付けています。流通まで今しばらくお待ちください。

さあ、連休が2回の9月に期待です!

2011年07月31日

安・近・短で良い釣りを

夏休みに入り週末と重なった月末の南紀は結構な人出です。

先月半ばに千円高速が終了して、この夏がどんなふうになるのか心配していましたが、弊社を少し南下した白浜への人の流れは例年と変わらない賑わいに見えます。対して東京ディズニーランドなどの全国規模のテーマパークはかなりの苦戦と伝わってきますから、いわゆる安・近・短の典型として人気が高いのかも知れません。

こういう時勢に釣りという遊びはチャンスだという見方もできます。釣りのジャンルには色々あって、道具や交通費が高額にならざるを得ないものもあれば、近場でそれなりに出来る釣りも何なりとあるからです。白浜方面を行き来するたくさんの車を見ながら、ついつい淡い期待をしてしまう私でした。

ビギナーさんが釣りをする際にひとつ心配なのが毒魚の存在です。特にハオコゼ、ゴンズイ、アイゴなどはビギナーの釣りに簡単に掛かってくることが考えられます。これらのヒレにバシッとやられてしまうと相当な痛みで子どもなら釣りどころではありません。自分のお連れさんでなくても、すぐそばに知識の薄そうな釣り人がいる場合ば、そのへんのこともちょっと気遣ってあげることも大事ですね。

写真は先日豆アジ釣りのサビキに偶然食ってきたアイゴの子。その時連れていた小学生が「大物や~!」と危うく掴んでしまうところでした。

2011年06月30日

7月には巻き返しを!

6月は雨に祟られ、また妙な暑さが早くやってきて、何ともスッキリしない終わり方です。

雨に祟られ・・・というのは今月に始まったわけでなく、ご存知の通り5月から週末ごとに天気が悪くなるパターンの繰り返しでした。月の後半になってやや雨降りのリズムが崩れだし、先週などは土日とも降られずに済んだ地域も多かったようです。しかし直前になって予報が好転というパターンではアウトドアへの人出はイマイチなのが常。何ともストレスの多い1カ月でした。

さて中国産のアミエビが出回りだしてしばらく経ちました。これまでの国産標準品に比べて、他の生物や小魚などが混入しているケースもあるようです。現地でも視認できる範囲で除去はしてくれているようですが、なかなかパーフェクトにはいきそうもありません。産地も違えば他の生物との共棲状況も違って当然で、逆に言えば日本の三陸沿岸での漁期には、アミエビばかり濃密に漁獲できていたというのが本当のところでしょう。事実、漁期も終盤になれば、別の虫が混じりだして品質的に危うくなるというものでした。

中国側からすれば何せ突然降って湧いたような話。量的な需要に何とか応えてくれた状況なので、初年度から全て整った形では難しいでしょうか。まあ確かに国産品は獲れた状態が良いにせよ、その後の諸加工が優れているのも間違いありません。まさにJAPANクオリティです。


さてもうすぐ夏休み。一人でも多くの子供たちに釣りを楽しんでもらいたいところです。前に使ったエサとの違いに気づくようなら、釣り師としてのセンスもあるのかもしれませんね。

2011年05月31日

台風一過

どうもスッキリしない天気続きで5月が終わります。

特に先週末は、季節はずれの強い台風が来て散々でした。GWは思いのほか人が動いた印象でしたが、それ以降は下降気味。さらに週末ごとに天気が悪くなるという巡りの悪さも相まって、これではどうにもなりません。5月中に梅雨入りし、そして締めくくりが台風とは予想もしませんでしたね。

当地は日本一との呼び声も高い「南高梅」の産地なのですが、台風の強い風で収穫直前の実が随分たくさん落ちてしまったようです。梅は見た目以上にデリケートなもので、落ちたようなものは傷がついてダメ。まだ正確な集計などは聞いていませんが、かなりの被害があった模様です。梅は当地の基幹産業だけに、よりによってこんな時になぁ・・・。

さて、ここでも度々ネタに取り上げていた1,000円高速が、震災の復興財源確保のために終了するようです。正確な期日は発表されていませんが、6月中のどこかで廃止だとか。実は去年も6月から元に戻るという話しがあって、結局は期限の延長。最終的には2年強の実施となりましたが、経済に及ぼした影響は大きかったでしょう。ただ今回、元に戻ると言っても時間帯での割り引きなどは維持されるはずで、最初の料金からは随分安くなりました。安さの底から上に行って割高感があるのなら、乗り合わせる人数を増やすなどして工夫すれば、大して差は大きくないのでは?確かに終点で1,000円の表示が点ると、釣りと同じ射幸心をくすぐられますけどね。

写真は本文に全く関係のない剣先イカ。とある会食で出てきた活けイカがやたらと美味しかったのですが、扱う店は多くありません。食べたいなら自分で釣るのが一番でしょうか。

2011年04月28日

頑張りましょう!それぞれの道で・・・

GWへ突入し4月が終わろうとしています。

震災後初めての大型連休。さすがに関東以北への送り出しは少ないですが、それ以外の地域に関しては、そこそこの賑わいが見られました。過度な自粛ムードは経済の停滞を一層大きくしてしまうと心配されましたが、少しは空気が変わったでしょうか。世の中には様々な事業と職業が存在し、関わりがなさそうに見えても、実はつながっているということを痛感する今回の震災。まさに「金は天下の回りもの」です。

さて当初は最も懸念された原料の調達も、アミエビを筆頭におおよその目途が立ちました。中長期的な計画を立てるにもまずは一安心の域に漕ぎ着けたと言えそうです。ただ多方面で言われているとおり、包装資材の流通状況が非常に悪いです。まだ資材をショートさせるところまではいってませんが、早め早めに発注しているものが、通常の納期で入って来ません。今後どうなることやらちょっと心配もあります。これとてどこでも同じようなことが起きてるわけですが・・・。

弊社の製品はごく一部にプロの漁師さんが使ってくださっているケースもありますが、大半はレジャーの釣りが対象。それ以外に事業を展開していないので、この道でやりくりしていく他ありません。日々の責務を地道に全うしていくことが復興への一助になると信じて!

写真は3月の前半に地元みなべ町商工会のウインドウを飾ったディスプレイ。地域の企業が半月ごとにスペースをもらってPRをしています。

これからも「丹精こめた珠玉のつり餌、みなべ町から全国へ!」


※震災に関する弊社の情報は、今後もこの場において適時発信させていただきます。

2011年03月31日

「東北地方太平洋沖地震」の影響について(2)

3月15日付でお知らせしまたアミエビ製品に関して、以後の経過と今後の見通しについてご報告させていただきます。

まず当初にお知らせしておりましたとおり、これまでの漁獲地であった三陸沿岸はどの地域においても壊滅的な被害があり、この地域からの供給はほぼ不可能であることが確認できました。そこで従来から漁獲があり、日本の市場にもわずかにルートのあった中国産について交渉を進めたところ、操業を拡大しての供給体制に見通しが立ちました。既に最初の入荷も済ませております。この先3ヶ月程度の分は冷凍カット品、2次加工品(サビキクラブ、つり兵衛など)ともに十分な供給ができる体制にこぎつけることができました。今後は通年にわたる安定供給を実現すべく、原料の調達に努力してまいります。

また刺しエサ用として製造しております各種「大粒アミエビ」は元から漁獲地が被災地域と違っており、上記製品の状況とは全く別物です。ただ今年の漁期はまだ始まっておらず、自然のことですので極端な不漁などがありましたら品薄になることは考えられますので、その場合は別途ご報告申し上げます。

最後に運送会社を利用した製品の出荷に関しまして、被災地と周辺には依然として発送できない地域が出ております。これにつきましては道路事情が回復し、運送会社の体制が整いますまでお待ちいただきますよう重ねてお願い申し上げます。

※お客様にお知らせすべき情報は、今後も適時このホームページ上で発信させていただきます。

2011年03月15日

「東北地方太平洋沖地震」の影響について

このたび、発生しました「東北地方太平洋沖地震」により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、今回の地震で特に被害の大きかった三陸地方沿岸は、つりえさ用アミエビの漁獲地でした。テレビ等で報じられておりますとおり、各漁港と周辺民家は壊滅的な被害を受けられています。このタイミングは今年の漁期が始まったばかりで、新ものが弊社に届く前に起きた今回の地震でした。このような状況になり、アミエビを例年どうりの量で確保することは難しく、各種冷凍カット製品ならびにアミエビを主原料とした2次加工製品は十分な量を供給できないことが決定的であります。今後の見通しや方策等につきましても、現時点で明言できる状況にございません。

ユーザーの皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

また運送会社を利用した製品の出荷に関しまして、被災地と周辺には発送できない地域が出ております。これにつきましては道路網が修復され、運送会社の体制が整いますまでお待ちいただきますよう重ねてお願い申し上げます。

※お客様にお知らせすべき情報は、適時このホームページ上で発信させていただきます。

2011年02月28日

雪に地震に色々ありました

2月の終わりは久々にしっかり降った雨。

異常に寒い日々は2月に入っても続き、餌屋家業もホントの閑散期でした。これだけ寒けりゃ海の水温も下がって当然。ご存知の方も多いかと思いますが、大阪湾では7~8℃、弊社の沖あたりでも12℃台と下がりに下がりました。中紀あたりでは低水温に弱いアイゴなどが耐えられなくなって浮かんだりもしたとか。かと思えば、黒潮の接近があった途端に弊社周辺の12℃台の水温が17℃まで上がったりと極端です。魚もビックリしてるのではないでしょうか。

今月は雪にも驚かされました。当地では珍しい5センチ程度の積雪があり、あちらこちらでスリップ事故が。お隣の田辺市を中心交通がマヒしたかのような大渋滞です。14日には大阪の北部よりも泉南~和歌山の方がたくさん雪が降ったそうで、阪和道もストップ。大阪の担当スタッフはとうとう帰れなくなり、泉佐野泊りとなりました。さすがにこれは記憶にありませんね。

先月は九州で新燃岳の大々的な噴火があったと思ったら、ニュージーランドでも大地震。誕生から46億年と言われる地球の中はまだまだ熱を帯びて動いています。実は当地でもここ数ヶ月、小規模な地震が結構頻繁に起こりました。そして21日には久々の震度4。地震は万人にとって恐ろしいものですが、弊社にとってもっとも怖いのは設備の損傷や荷崩れです。特にアミエビやオキアミの原板は何十段も積み上げる形で冷凍庫に保管していますので(昨年6月の記事に写真)、それが崩れたりすると大変です。今回の地震では特に大きな変化もなく、事なきを得ましたが、こうもあちこちで地下の活動が活発化してくると警戒せねばなりません。とりあえず、工場の資材も冷凍庫の中も常に整理整頓を心がけて・・・。

2011年01月31日

寒中お見舞い申し上げます

新年ご挨拶の稿もアップするタイミングを逸し、寒い寒い1月が終わります。

暑かった昨夏に連動したかのように、この冬の寒さは格別です。暖かいと思われがちなこの和歌山も普通ではありません。雪が舞う日が例年よりずっと多いのも気のせいではないでしょう。豪雪の被害が出ているような地域と比べると何があるわけでもないですが、慣れない寒さにさすがに陽気にはなれませんね。

例年この時期の日本海方面への商いは、当然のことながら閑散期なわけですが、ここまでなると全くのお手上げ状態。通常の生活にも支障が出ている現状には心からお見舞い申し上げます。

さて毎年この時期は製造設備に対するメンテナンスをはじめ、この時期にしかはかどらない仕事が待っています。寒さと暇さ加減で緩み過ぎると、あとあとツケがまわってくるので、課題は完遂すべくピックアップ。そのひとつ、新製品の開発においてもいくつかの案件が進められています。同じ魚種をターゲットにした釣りも、ルアーの台頭で市況にも変化があります。また、節約志向やビギナー獲得への努力として売価を抑える工夫も考えねばなりません。そんな時代の変化を具現化するには、やはり現場の声が基本でしょう。

いま直面している案件では、最前線の営業部隊の意見を重視した検討が重ねられています。これは当たり前のことですが、冷凍品を扱うデリバリー兼の営業スタイルでは、日々のドタバタに忙殺されて、企画部分まで十分に関われていないのが実情でした。そもそもモノを試す環境だけは抜群に恵まれた弊社の環境ですから、あとはソフトの問題。どんな商品をお届けできるか、中身は今しばらくお待ちいただくとして、今までにないスタッフの頑張りは心強い限りです。

このガシラ君のように大きく目の出る2011年でありますように!!

2010年12月30日

今年らしい終わり方?

寒波の襲来で2010年が終わろうとしています。

お正月休みに賑わう釣り場もあるので、それに向けて弊社は年末ギリギリまで結構バタバタ。しかし、この寒波で末端の消費量は限定的なものになりそうです。猛暑に振り回された今年を象徴するような終わり方かもしれません。

さて休日の千円高速がどうなるか、不安定な政権運営の中で色んな案に転がりかけたようですが、当面の継続と平日も2千円の上限というパターンに決まりそうです。釣りの世界には影響の大きな政策だけに、とりあえずは悪くない結果として歓迎でしょう。ただ、この割引のおかげで皆が遠出するようになり、近場の釣りがダメになったとの声もあって(真否は?)、立場によって評価が分かれるところもあるようです。いずれにせよ、高い料金の頃より釣り人の選択肢は大きく増えました。様々なジャンルの釣りで、人の行き来がさらに活発化することを期待せずにはおれません。

写真は夏に上下線が複線化した阪和道の有田川付近。大阪方面行きはトンネル内の補修工事などが完了していないので車線規制などが行われがちですが、それも時間の問題。長年のストレスがようやく軽減されそうですね。

2011年が皆様にとって良い年となりますように。

2010年11月30日

エサあってのエサ屋稼業

冬の到来を感じながら11月が終わります。

記録的な猛暑もあって狂いに狂った季節感ですが、ここへきてようやくズレが縮まってきたように思えます。ただし海水温は上がるも下がるも陸上のひと月遅れがパターン。今年は夏が長かった分、海中の季節変化もそれなりのズレがあり、例年ならそろそろ終わる釣りでもエンディングが延びた分野が多々見られます。猛暑でレジャーの人出が悪かった分のロスを少しでも挽回したいところでしょうか。

さて、弊社の扱い商品には主力のオキアミ、アミエビそして魚介類の切り身の他に生きた虫エサがあります。その多くは養殖で大量生産が難しく、中国、韓国の特に賃金の安い労働力が確保できる地域で採取(干潟で掘る)するというルートに頼ってきました。ここ数十年ずっとそうです。関西を中心に置き竿をたくさん並べる投げ釣りが発展したのも、この安定供給があったから。もし、それがなくて少量の地物や違うエサでの釣りであったなら、四季を通じで多種多様な魚ターゲットにした投げ釣りは同じ発展をみなかったでしょう。

しかし、それらを取り巻く環境も何十年も同じであるはずはありません。まずは普通に考えられる資源の減少。一方的に採るばかりでは少なくなるのも当たり前の話です。それと、現場で採取する作業員さんの高齢化や賃金の上昇も様相が変わってきたと聞こえてきます。特に中国では国自体が大きく成長してるわけですから、あらゆる産業で問題になってるテーマと同じですね。

大手の餌メーカーさんでは、ずっと以前からルアーではない「疑似ムシえさ」を作っておられました。最近ではその更新版をリリースされて、なかなかの出来栄えにあるようです。弊社の加工えさ素材も、毎年その獲れっぷりをヤキモキしながら買いつけてる天然資源ばかり。不測の事態に備えた商品開発をもっともっと頑張らねばならない時期にありますね。来年、いや、すぐにできることからコツコツと・・・・

2010年10月31日

最後にアイタタ・・・

10月の締めは、台風の週末でした。

直撃こそのがれましたが、日本の南沿岸は大荒れ。ベストシーズンの週末がこんなふうになってしまうのは本当に痛いです。週末までにお届けした製品が、ドッと消費され、週明けから補充の配達や出荷で賑わうというのがこに時期のパターン。ですが、週明け(月がわり)のスタートはゆっくりしたものになりそうです。

ついこの前まで暑い暑いと言ってたのが、一転して急に気温が下がったと思ったら、10月というのに木枯らし一号まで吹きました。朝の気温が10度を割った27日には、各地のユニクロさんも冬物が一気に売れて大混雑だったとか。ここ数年、季節の移り変わりがスムーズでなく、結局帳尻は合うものの、一気に上がったり下がったりが激しいです。これがよく言う地球温暖化によるものなのか、実は全く関係ないものなのかは知る由もありませんが、人間の方がそれに合わせて動くほかありません。

さて、急に冬が見えてきたとはいえ、海水温はそんなに簡単には下がりません。上がるも下がるも気温のひと月遅れですから、当分の間は餌取りを含めて海中の活性はピークです。釣れてる間に釣りに行く・・・これが鉄則です。今年は湾岸の小アジが不振でしたが、フィッシュイーターの青物やタチウオはソコソコ釣れているようです。特にタチウオは潮回りによって大きくムラがあるものの、1人で4、50匹という釣果も聞かれます。ここ数年では一番でしょうか。

写真は2週前の神戸沖。タチウオ狙いの船が大阪湾中からこの一帯に集中。今月はまだまだ楽しめそうですね。

2010年09月30日

秋をガッツリ楽しみましょう!

ようやく秋の気配が感じられだして、9月が終わります。

秋は釣りのベストシーズンで、エサ屋稼業の弊社も書き入れ時なわけですがさすがに今年は様相が違います。異常な暑さはおさまっても水温がウンと高い地域が多く、簡単には下がりそうもありません。おまけに台風の接近も少ないのでなおさらでしょう。こんなふうだから当然のことながら例年と違う釣れ具合の魚種が多いようです。湾岸のサビキ釣りなど、もう少し釣れてくれたらというレベルでしょうか。サンマの不漁も一時は大騒ぎでしたが、次第にどうにかなってきた現実もあるので、同じような展開を願いたいところです。

秋の釣りモノで弊社にとって非常に重要なターゲットのひとつがタチウオです。特に需要の高いイワシを切らさないように、例年通り数ヶ月をかけて在庫を作りだめしてきました。そこで、この猛暑。ひょっとしてタチウオも大不漁か?と心配していたら、なぜかこいつは結構釣れています。大阪湾岸各地の船釣り情報を見ても、日によって数のバラつきはあるものの、この時期にしては魚も大きかったり。船酔いさえ大丈夫なら初心者にもとっつきやすいシンプルな釣りですから、あと2ヶ月くらい好況が続いて欲しいものです。

写真は当欄にもちょくちょく登場してくてれいる大阪の小学生。土曜日に運動会があって、代休となった今週月曜日に弊社もお付き合いのある泉州方面の遊漁船にお父さんと初チャレンジ。ガツンと掛かった時の衝撃と、なかなかリールが巻けない重量感は子供心に相当刺激的だったよう。実は船酔いで半分は横になってたのに「次はいつ行ける?」と言ったとか。確かに子供をはめるにはわかりやすくていい釣りですね。

さあ、釣れるうちにどんどん行きましょう!

2010年08月31日

残暑お見舞い申し上げます・・・

非常に暑いまま8月が終わります。

暑い云々はもうええわ!と怒られそうですが、時節をネタに綴っているこの場で、今年の異常さに触れないわけにはいきません。天気さえ良ければ人が動いて賑やかになるのが餌屋稼業ですが、こうまで暑いとさすがにお出かけの脚も鈍ったのでしょうか。雨天続きに比べたらそれは全然マシなわけですが、体力自慢の釣り人さんも、ちょっとひと休みになりますなぁ、そりゃ。

甲子園球場でも銀傘の下の席に人気が集中するとか、寿司やピザの出前が大はやりだとか、明らかに例年と違う現象です。例年と違うと言えば、サンマの大不漁もそう。弊社の切身エサの中で、ジワジワと人気が出てきているアイテムだけに、こんな状態が続けば大変です。ちょっとやそっとの不漁でないだけに、本当にこのまま獲れずに終わったら、価格云々でなく供給そのものが難しい状況になるかも知れません。いつかそんな年もあるとは思ってましたが、暑さと一緒でこれも極端。しばらく続くという残暑の向こうに一体どんな秋が待っているのか、気になって仕方ありませんね。

夏休みに釣りを楽しんだ子供たち、秋にも「釣りに行こう!」って言ってくれるかな

2010年07月30日

子供を連れて釣りに行こう

7月も後半になって、ようやく夏らしくなりました。

月初から3連休の直前までは、雨の多さにウンザリしましたが、梅雨が明けてからの極端な暑さは全国的にも異常なものです。暑さに慣れていない体が、いきなりの好天にさらされてついていけないのでしょう。釣り人の皆さんも、釣り場での水分補給には十分気をつけて楽しんでください。

梅雨の荒天には、夏休みの天気や海況がどんなふうになるのか不安もありましたが、ここへ来て平年並みの良い情報も聞かれます。近場で小物が釣れるこの時期は、釣りの将来に大きな影響があるといっても過言ではありません。将来の釣り界を支えてくれる子供たちが釣りに触れる機会は、何と言っても夏休みが一番だからです。

近年は社会に出た若者が、車を持たない傾向が顕著になっていると言われていますが、それひとつとってみてもアウトドアレジャーには良い材料ではありません。そんな社会の中で釣りの楽しさを継承していくには、子供をいかに楽しませるかが大きな課題でしょう。目先の商売も勿論気になりますが、そんなことが気になって仕方ない今日このごろ。結局は先月と同じようなことを書いてしまいましたね。

写真はアジ、サバ、イワシで賑わう大阪湾の泉佐野。サビキクラブは今夏も売れ行き好調です!

2010年06月30日

サッカー敗れてクールダウン

6月最終の営業日、1年の半分が過ぎました。

去年と同様に今年も梅雨らしい梅雨で、各地ともそこそこの雨が降っています。週間天気など見ても近畿ではオレンジのマークがほとんど見られません。ここ何週かの週末も良くない予報が多かったのですが、幸いに少しは雨の止み間もあったようで、商売的にはせめてもの救いだったでしょうか。

サッカー日本代表が当初の予想を覆し、決勝トーナメントに勝ち進みました。ここに至るまでの数ヶ月間、岡田監督の采配を非難する声が高まっていましたが、もっと根底の部分を考えねば・・・と常々思っていた次第です。日本には野球を筆頭にメジャーなスポーツのほとんどに参加者がいます。サッカーの強豪国でこれほどまでに多くのスポーツに人口が分散している国はないでしょう。強いて言えばアメリカがありますが、日本と比べて2倍近い国民がいます。まずはそういった根幹の部分に目を向ける必要を感じずにはおれません。

なのに日本ではどの競技をとってみても、国際大会で成果を挙げれなかったり、大会自体に出れなかったりした時には、統治する協会や指揮官に非難轟々というワンパターンの繰り返しです。もし、この国に野球がなくて、底辺を支える子供たちがみんなサッカーをやっていたとしたら、今のレベルとは全然ちがう競争が、子供のころからなされていることでしょう。何事も、まずは「強固な底辺拡大」を「長期的」に実現する以外に発展はないはず。「百年構想」という言葉を掲げて立ち上げたJリーグができて20年も経ってない日本はまだまだ後進国。誰かテレビでこういう事をしゃべる人はおらんのでしょうかねぇ・・・・。

さて、底辺拡大という部分では釣りとて非常に危うい状況です。昔に比べ子供たちだけで釣りに行ったりという行為そのものが、海辺の町であるこの地でも減っています。都会なら尚更でしょう。遊びの多様化、習い事に社会不安など理由は様々でしょうが、若年層の参加者が減っているのは、我々の業界が最も危惧すべき部分です。弊社のできる部分で、新規参加者の開拓をもっともっと積極的にせねばなりませんね。目的がスポーツとは全然ちがう「遊び」ではありますが、島国の文化として素晴らしく発展を遂げたニッポンの釣りが、少子化とともに衰退するのは、もったいな過ぎますから・・・。

写真は弊社の田辺冷凍庫。これからの時期は外気との温度差が50℃以上になります。涼しい~!なんていうのは一瞬で、結構ハードな仕事です。

2010年05月31日

ちょっと延命、1,000円高速

5月最終日は月曜日。

今月はゴールデンウィークを含めて土日が5回ある月でしたが、例年とちょっと違う気候もあって、商売の勢いの上がりきらない一ケ月でした。衣料品の動きも低調とかで、今年のように時節並みに気候が推移しない時は、どうしても本来売れるはずのものが売れにくい現象が起こるようです。毎年何度も同じような事を書いていますが、このような事に一喜一憂していてはエサ屋稼業は務まりません。

さて、6月から新料金になることが発表されていた高速道路の通行料ですが、先日伝えられたとおり、先送りになりました。新料金の発表以降「1,000円高速最後のGW」などとメディアが煽るものだから、都会から郊外へ向かう車は全国的にかなり多かったようです。弊社のある和歌山でも相変わらずの混雑で、週末の移動はそれらに巻き込まれないように先を読む自衛の習慣がつきました。そんな面倒はあっても、地域としては割引効果の恩恵にあずかっている方でしょう。政権が揺らぐ中、次の詳細が発表になるのが何時になるのかわかりませんが、レジャー産業の端くれに居る身としては、引き続き追い風に期待するところです。釣り産業がピークと言われた時のことを思うと、空き気味の釣り場はたくさんあります。特に和歌山は長~い海岸線で収容力が抜群ですから、どんどん賑わって欲しいものです。

写真は日高川右岸に広がる煙樹ヶ浜。カゴ釣り、イカ釣り、投げ釣りと様々なジャンルの釣り人が入り乱れても、しっかり獲物が期待できる「ミラクルビーチ」。当たり、ハズレの大きい釣り場ですが、今月も弊社に出入りの業者さんが70センチのマダイを釣っていました。


2010年04月30日

やっとバタバタしてきました

ゴールデンウィークど真ん中の4月末日です。

相変わらず妙な天候が続いた今月でしたが、先週あたりからようやく落ち着き始めましたね。予定通りにバタバタと連休モードを迎えられてホッとする次第。近畿ではこの先数日好天に恵まれそうで、連休中の釣具店さんも忙しくなるでしょう。

さて、今や地域を問わず絶大な市場になった「イカ釣り」ですが、エサ釣りの場合に最も需要があるのが活けアジです。弊社はお客様のほとんどが現場型の釣具店さんなんですが、残念ながら現在はそれを供給する体制にありません。一体どのくらいの市場規模か不明ですが、エサとして売られているアジは結構とんでもない量だと思われます。

弊社にはサビキ釣り用のエサがいくつかあるのですが、最近はエサを釣るためのエサとして需要が高まっているようです。別にイカに限らずサビキで釣った小魚をエサにするのは本当に原点的な釣りで、食物連鎖の理屈どおり。もっともっといろんなフィールドでやってみれば、思わぬ大物に出くわすチャンスがビギナーさんにも広がるように思えます。

写真はイカ釣りの外道にきたという70センチ超のヒラメ。アミエビ→アジ→ヒラメと転がし作戦が成功すると思ったら楽しいですね。

やっとバタバタしてきました

ゴールデンウィークど真ん中の4月末日です。

相変わらず妙な天候が続いた今月でしたが、先週あたりからようやく落ち着き始めましたね。予定通りにバタバタと連休モードを迎えられてホッとする次第。近畿ではこの先数日好天に恵まれそうで、連休中の釣具店さんも忙しくなるでしょう。

さて、今や地域を問わず絶大な市場になった「イカ釣り」ですが、エサ釣りの場合に最も需要があるのが活けアジです。弊社はお客様のほとんどが現場型の釣具店さんなんですが、残念ながら現在はそれを供給する体制にありません。一体どのくらいの市場規模か不明ですが、エサとして売られているアジは結構とんでもない量だと思われます。

弊社にはサビキ釣り用のエサがいくつかあるのですが、最近はエサを釣るためのエサとして需要が高まっているようです。別にイカに限らずサビキで釣った小魚をエサにするのは本当に原点的な釣りで、食物連鎖の理屈どおり。もっともっといろんなフィールドでやってみれば、思わぬ大物に出くわすチャンスがビギナーさんにも広がるように思えます。

写真はイカ釣りの外道にきたという70センチ超のヒラメ。アミエビ→アジ→ヒラメと転がし作戦が成功すると思ったら楽しいですね。

2010年03月31日

年度末最終日

明日からはもう四月。春本番のはずが、どうもそんな感じが薄いです。

全国的にずいぶん早く咲き始めたという桜も、何だか開花の速度がゆっくりで、華やかさに乏しいように思えます。みなさんの地域ではどんな感じでしょうか?もちろんこれも時間の問題で、パ~っと春らしい日和になるのでしょうが・・・。

今月は大西洋でのクロマグロ商取引問題が注目を集めました。野菜や家畜類は人間の生産計画のもと、大よそ需給のバランスがとられてるわけですが、天然資源の場合はそうはいきません。その生物が一気に枯渇したり値崩れしたりを防ぐために「獲り過ぎ」には注意しているものの、獲らねば生活できない立場にいる人はそうも言ってられないから難しいところです。特に固体の大きいクロマグロとかクジラにイルカなどは、資源云々とは別に可哀想といった感情論も含まれるようです。食物連鎖のピラミッドは、必ず他の生き物の命を頂戴して成り立っているわけですが、民族による考え方の違いなども相まって簡単には答えが出ません。クロマグロはとりあえずひと段落したようですが、今後どのようになるかはまだまだわかりませんね。

さて、資源という面では釣りの世界でも「適度な漁獲量を」などとうたわれるようになってきました。魚あっての釣りですから当たり前のことですが、テレビやインターネットで見る映像の中には、釣られるまでにそこそこのダメージを受けたと思われる魚までが放たれているケースが少なからず見られます。こんな魚を海へ放したところで、息絶えているのでは?というシーンです。今の世の中「食べてあげて初めて成仏する」なんて言っても通じ難くなったでしょうが、ピラミッドの頂点に人間がいることはしっかり認識すべきだと深く思う今日この頃・・・。

2010年02月27日

カタログ完成!

寒かったり、グッと気温が上がったり、雨が降ったら冬と思えない降り方だったり・・・ますます気候の変化を感じる2月が終わります。

さて、数ヶ月をかけて新しいカタログがようやくできあがりました。もっと早い完成も可能だったのですが、制作期間中にパッケージのデザインが更新されるものが出て写真を撮りなおしたりとか、いろんなことがあって今に至りました。フィッシングショーに出展するなどの絶対的な期限がなかったこともあり、ちょっとゆっくりモードでした。

新製品を出す頻度がそれほど高くない弊社ですが、数年のブランクがあるとさすがに更新されている情報が多々あります。毎年とは言わずとも、今後は隔年くらいで発行するような方向を考えた次第です。

さて、このカタログは弊社の営業員が順次配布させていただきます。また遠方のお得意様へも発送の準備をしておりますので、今しばらくおまちください。

弊社商品はエンドユーザー様への直売はしておりませんが、カタログについては無料で差し上げますのでご希望の場合はご一報くださいませ。

2010年02月13日

梅林、見頃でございます

 けっして地元贔屓で云うんじゃないですが、みなべの2月は本当にきれいです。
山手全体がやわらかな白色におおわれています。その上、町中の至る所から漂ってくる優しくて甘酸っぱい香りが鼻腔を満たしてくれます。そう、いま梅の花が満開なのです。この香りを鼻から胸一杯に取り入れて、また鼻から解放する。それを繰り返しながら梅畑の中を歩いています。体の中にも春が入ってきます。しばらくは憂き世を忘れます。

 「桜切る阿呆に梅切らぬ阿呆」の言葉通り、立派な経済植物でもある梅の木は、花が開く直前まで剪定作業が行われます。ご存知の方も多いでしょうが、良い梅の実を得るためには、この選定作業がとても大事なのです。作付け面積の多い農家では、ミツバチ飛び交う花の開いたこの時期でも、まだ枝切りに追われています。 こうして歩いていても、あちらこちらからエアー動力式の剪定ハサミの「パシュッ、パシュッ」という音が聞こえます。ですから、カメラ片手にのんびり花見気分でうろつくのも、ちょっと気が引けます。
しかし、ホンマきれいやなぁ~。日本一の梅の里、みなべの春です。

※写真は梅畑とHAMAICHI社屋。そして青い太平洋。


2010年01月31日

春を待つ日々

例年通り、静かに一月が終わります。

一番ゆったりすると同時に、この先一年の仕入れのボリュームを算段したりする大事な時期でもあります。アミエビ、オキアミ、その他の小魚類と、弊社が調達している原料はほとんどが海産物。限られた時期に適量だけを調達し、切らさないことはもちろん、変に越年の在庫を残さないようにせねばなりません。業界全体で大きな在庫を抱える状況は、妙な値崩れが起きたりでロクなことはないのです。エサの消費は年中天候に左右されるだけに、この量を読むことは容易ではないですが、逆に醍醐味とも言えるでしょうか。例年のデータに加えて、旧暦ベースでの気象傾向なども加味しながら、じっくりと考えます。地球温暖化の影響で、予期せぬ異常気象を感じることの多くなった近年ですが、旧暦からみた傾向は意外とバカにできません。この商売には新しい技術と、古くからの知恵の両方が必要なんですねぇ。

春一番の大仕事はアミエビの買い付け。ハイシーズンを終えて空き気味になった冷凍庫が次々と埋まる時が春の到来です。

2010年01月20日

新年雑記

 すっかり暖冬のイメージを刷り込まれていたので、よけいにこの冬は寒く感じます。
実際、日本海側の雪も多くて、新年を迎えてからも未だ我が社の日本海方面営業チームには、初荷の出ない状況です。昨年末からの断続的な寒波で、売上が今ひとつ伸びないまま、はや一月も三分の二が過ぎました。与えられたお天気には抗えず、今はひたすら春を待つのみです。

 ただそんな中にあっても、我が紀州路の海沿いには、そこそこの数の釣り人達が繰り出して、寒の時期ならではの美味い魚をGETしているようです。今シーズンはグレの釣果もまずまずで、数釣りしている人も多い様です。沖の船釣りでは今、メジロ(ワラサ)が好調で、釣果情報でも獲物で満タンのクーラーボックスを前に「にかーっ」と笑った人の写真がならんでいます。漁師さんの水揚げは減少しつつあるのは確かなことでしょうが、まだまだ海の豊かさを感じさせてくれています。そんな様子で始まった、紀州みなべ近海と我が社です。今年もよろしくお願いします。

※写真はみなべ鹿島の磯渡し船。穏やかな釣り日和。1月20日の朝の風景。

新年雑記

 すっかり暖冬のイメージを刷り込まれていたので、よけいにこの冬は寒く感じます。
実際、日本海側の雪も多くて、新年を迎えてからも未だ我が社の日本海方面営業チームには、初荷の出ない状況です。昨年末からの断続的な寒波で、売上が今ひとつ伸びないまま、はや一月も三分の二が過ぎました。与えられたお天気には抗えず、今はひたすら春を待つのみです。

 ただそんな中にあっても、我が紀州路の海沿いには、そこそこの数の釣り人達が繰り出して、寒の時期ならではの美味い魚をGETしているようです。今シーズンはグレの釣果もまずまずで、数釣りしている人も多い様です。沖の船釣りでは今、メジロ(ワラサ)が好調で、釣果情報でも獲物で満タンのクーラーボックスを前に「にかーっ」と笑った人の写真がならんでいます。漁師さんの水揚げは減少しつつあるのは確かなことでしょうが、まだまだ海の豊かさを感じさせてくれています。そんな様子で始まった、紀州みなべ近海と我が社です。今年もよろしくお願いします。

※写真はみなべ鹿島の磯渡し船。穏やかな釣り日和。1月20日の朝の風景。

2009年12月30日

年の瀬のみなべ磯では

現実からの逃避は決して好いことではありませんが、それでもたまには忘我の境に身を置いて精神のバランスを整えることも大事です。世相に不安定な空気に満ちつつある昨今、得体の知れぬ閉塞感に日本中が支配されているこのような時こそ深呼吸が必要です。

そんな時、魚釣りという遊びはお誂え向きでして、無心でいられるかどうかは人によって様々でしょうが、水面にたゆたうウキをじーっと見つめるだけでも先の効果が有ると思います。ここをご覧のみなさまに釣りを趣味としない人はいないでしょうが、もしそうでないなら一度チャレンジを。大袈裟な物言いですが、人生観が変わるかもしれませんよ。

これを書いているのは12月29日。写真は我が社の目の前のちいさな磯。晴れて穏やかな海に仕事納めの済んだ太公望達が、たぶん今年の釣り納めなのでしょう、日の入り近い時間まで竿を操る姿がみられました。年の瀬のご褒美ですね。
今年も一年ありがとうございました。皆様好いお年をお迎えくださいませ。

年の瀬のみなべ磯では

現実からの逃避は決して好いことではありませんが、それでもたまには忘我の境に身を置いて精神のバランスを整えることも大事です。世相に不安定な空気に満ちつつある昨今、得体の知れぬ閉塞感に日本中が支配されているこのような時こそ深呼吸が必要です。

そんな時、魚釣りという遊びはお誂え向きでして、無心でいられるかどうかは人によって様々でしょうが、水面にたゆたうウキをじーっと見つめるだけでも先の効果が有ると思います。ここをご覧のみなさまに釣りを趣味としない人はいないでしょうが、もしそうでないなら一度チャレンジを。大袈裟な物言いですが、人生観が変わるかもしれませんよ。

これを書いているのは12月29日。写真は我が社の目の前のちいさな磯。晴れて穏やかな海に仕事納めの済んだ太公望達が、たぶん今年の釣り納めなのでしょう、日の入り近い時間まで竿を操る姿がみられました。年の瀬のご褒美ですね。
今年も一年ありがとうございました。皆様好いお年をお迎えくださいませ。

2009年11月30日

そんな季節になりました

冬支度の11月末です。
皆様へのお知らせというより、私の備忘録になっている感の当ブログ。去年の当月は・・・と見てみると、毎年だいたい同じようなことを感じているのがわかります。出荷のピークは超えて、来期を睨んだアクションに移行中です。四季のはっきりしている日本ゆえのこと、良く言えばメリハリ、逆に言えばワンパターンかもしれません。

人間の力によって欲しい時に欲しいものが手に入る時代になって、世の季節感はますます薄くなったと言われます。しかし、海辺の町に住んで自然のものを相手に仕事をしていると、やはり季節の移ろいが仕事の機軸になるのでしょう。幸せなことです。

そう言えば先日、大阪からの業者さんが「和歌山と隣同士でも、食の文化が随分違う」と言ってました。モノも人も行き来が簡単になり、差は小さくなっているのでしょうが、やはり微妙に違うんですね。業者の彼曰く、大阪にはそこらじゅうに在る「ふぐ」を食べる店がここらにはないと。もちろんゼロではありませんが、確かに多くはありません。マイナーな魚でも地物でコツコツやる習慣が根強いからなんでしょうね。

写真はそんな彼が「大阪まで食べにきて」と宴席から送ってきたてっちり。こう寒くなってくれば、鍋物が一番。最近は携帯でもキレイに撮れるもんですなぁ。

2009年10月31日

カタログを作りながら・・・

シーズン真っ只中の10月が終わります。

前半にやってきた台風もドンピシャの直撃は逃れて、その後はまずまずの天候だったでしょうか。この時期はいろいろな釣物があるわけですが、今年はちょっと盛り上がりに欠けるというか、大ブーム的に釣れてるものがない感じです。しかし、そこはやはり自然のものだけにあまり贅沢を言うわけにはいきません。

さて、毎年カタログを刷新していない弊社では、久々に改訂版の制作にかかっています。釣業界ではほとんどのメーカーさんが毎年更新をされていますが、商品構成上それだけの頻度を要しないとの判断で、弊社では数年おきのピッチです。日本にオキアミが上陸するようになった頃から、その加工品を中心とした展開をしてきた弊社ですが、お客様のニーズは不変のものではありません。一時は商品の大半がオキアミとアミエビの加工品だったのが、他の原料を用いた商品が幅をきかせてきました。釣のジャンルが多様化し、ルアーフィッシングのシェアが大きくなってきたことを別にしても、エサ需要の中身は刻々と変化。その細かなニーズを拾い上げてコツコツとやっていくのが弊社の使命なのかと、カタログを作りながら考えています。

写真は過日、カメラマンさんが社屋の撮影ポイントを探しながら撮ってくれた1カット。
このアングルはもちろんカタログに載せたりしませんが、継ぎ足し継ぎ足しを重ねた弊社の年輪を感じます。4年前の10月にこの世を去った創業者。先代が残した餌屋稼業を受け継いだ我々には、手を変え品を変え、まだまだやれる事があるはずです。

2009年09月30日

恐るべき1,000円パワー

雨の9月末日です。

休日の法改正と暦のパターンにより、初めて生まれた秋の大型連休。これがわかった数年前から、一体どんなことになるのか戦々恐々としておりましたが、あっという間に過ぎ去りました。

期間中も天気の大きな崩れはなく、商売的には大助かり。ただひとつの誤算は、やはり想像を超える遠出の車でしょうか。ニュースで連日報じられたように高速道路の混み様は半端でなかったようです。弊社の製品は自社便で直接お届けするエリアと運送会社さんにお願いするエリアとがありますが、その何れもが影響を受けていました。連休前にはソコソコの量を納めさせていただいた小売店さんでも、期間中の補充が必要なお店は少なくありません。そんな行く手を阻んだのがお出かけ車の渋滞です。

大幅割引のプランが立ち上がった頃から何度となくここに記してきた高速道路の割引ネタ。釣行範囲の拡大とか、いいことばかりを評価していましたが、業務への支障を感じるとさすがに考えてしまいます。しかし考えてみれば始まって半年。なにもかもがうまくいくはずもありません。政権も変わり、更に無料化へ転換するにはまだまだクリアすべきテーマがありそうですね。

さて釣の本格シーズンは突入したばかり。中盤~後半はどんな展開がまっていますやら。
アオリイカの不調はちょっときになるところです。

2009年08月28日

ハイシーズンを前に

例年になく朝夕が涼しい8月の終わりです。このままアッサリと秋に突入することはないでしょうが、夏が短かった印象には変わりありません。どんな秋がやってくるのでしょうか。

天候不順な7月がありましたが、今年の前半戦はまずまずの展開でした。まずまずというのは、出荷状況と原料の消化状況の両方を見てのことであります。弊社の製品ラインナップは原料(オキアミ、アミエビ、小魚類など)の調達時期がそれぞれ限られており、その量の見定めには大きな決断力を要します。買いすぎもダメ、足らないのはもっとダメ。お客様に迷惑がかかることは言うまでもありませんね。

あらゆるジャンルで消費がピークになる秋は製品の出荷ラッシュ。この時期に原料がショートして製品ができなくなっても、それから原料を捕獲できるものではなく、そこがむずかしいのです。同じ自然の原料でも、加熱したり乾燥させたりする製品ならば、ある程度の越年ストックができたりするのでしょうが、弊社の製品は正反対。極めて元始的に獲れたまんまとか、それに近い姿での加工品がほとんどですから、とにかく量のコントロールが大変なのです。今のアイテムを作り続ける以上は永遠のテーマですね。

写真はタチウオ釣りなどで需要の高い「いわし」製造ラインのゴール地点。傷みやすいいわしの扱いは、買い付けから選別、包装に至るまで実にデリケートな作業の連続。手前みそですが弊社スタッフも本当によく頑張ってくれています。

2009年07月31日

こまった梅雨で・・・

近畿では梅雨が明けないままの7月末日です。キレイな青空を見る時間がほとんどないこの月末、なんだかひと月ずれているかのような錯覚に陥ります。

先月は雨が多かったものの、週末には好転するめぐり合わせで助かった商売ですが、今月は一転。丁度その裏目裏目となりました。考えてみればそんなに都合の良いことばかり続くわけはなく、ならしてみれば帳尻は合うということなんでしょう。しかし「自然が相手」とわかってはいるものの、先月があまりにうまく流れていただけにねぇ・・・・。

今月の大雨は弊社の周辺でも被害がでて、すぐ近くの道路も土砂崩れで通行制限になるなど、実務にも影響がありました。まぁ、短いスパンでは考えず、一番肝心な秋のシーズンに天候のリズムが戻ることを期待したいところです。

「朝の来ない夜はない」「止まない雨はない」。スカッとした夏空が続いたら、このモヤモヤも吹っ飛んでいくでしょうね。

写真は大阪の知人が送ってきた投げ釣りの釣果。瀬戸内は香川県の島で釣れたものだそうですが、数もサイズも船釣りのように立派です。潮流の速い地域で釣れるタイは姿も美しいですね。

2009年06月30日

夏はそこまで

今日で6月が終わり、一年の折り返し点です。

梅雨に入ってソコソコ雨は降っています。ただ同じ近畿でも南部だけが集中して降って、大阪方面では降っていない事が例年より多いようです。自然のことですから毎年毎年キッチリ同じことが起こるはずはなく、小さな変化はあまり気にしないでおきましょう。

さて、ここへ来てありがたいのは天気の廻りが良いということ。週中に雨が降り、土日は何とかお出かけ日和といったサイクルが続いています。作った製品を次々にリズム良く出荷できることは非常に気持ちのいいことです。この欄で何度も書いてきた高速道路の効果もあって、まあまあの前半戦と言えるでしょうか。しかし何が起きるかわかりません。気を引き締めていかねば!

何が起きるかわからない・・・と言えば、ひと月前のここで書いていた迷いクジラですが、あの数日後に力強く泳いで太平洋に消えました。ここへアップした直後にテレビでは「ほとんど動かなくなった」「もう息絶えたかも」といった報道まであったのに、あの結末です。もちろん田辺湾の奥に、実はクジラのエネルギーになるいいエサがあって復活できた・・・なんてことは絶対になかったはず。まだまだ世の中には解明されていないことがいっぱいあるんですね。

写真は先週末の和歌山市田ノ浦。ちょうど1年前は2時間で150匹の豆アジが釣れたのに、この日はどこへ行ったやら?こんな経験も少年たちには貴重です。

2009年04月30日

ちょいと遠出で良い釣りを

4月も末日。GWに突入しています。

また、このネタかと言われそうですが、高速道路の割引は釣り人に効果はありそうです。走れば走るほど得になるとなれば「動かないと損」という気になるのでしょう。既にこれまでの期間でも京阪神からの車が増えた感はあり、その他の地域も同じでしょう。

こんな割引が実施されるより前からブームになっていた四国・香川のさぬきうどんなどは強烈な忙しさだとか。うどんの単価が安いので、経済効果も疑問?といった評価もありますが、人さえ動けば何らかのお金は落ちているはずです。釣りも現地で落ちているお金は多くないのかも知れませんがトータルで見れば、大きな刺激策であるのは間違いありません。これひとつで世の中の閉塞感が一気に払拭されるとは思いませんが、割引の程度が中途半端でなかったのは何よりです。

当地周辺の近況を言えば、毎年この時期は端境期で難しいところもあります。しかしやってみないとわからないのが釣り。写真は2週前に弊社社員と一緒に沖に出た某業者さんの釣果。夜明けから全くアタリのない3時間を過ごしたあと、43、75、78、最後は80センチ越えの大当たり。釣った本人は一気に運を使い切ったと反動を恐れています。

こんなこともあるから釣りはやめられません。

2009年03月31日

起爆剤になってくれ

数ヶ月前にこの欄でも話題にしてた高速道路の割引が本当に始まりました。

先週末の当地は、やはり多方面からの車が多かったようです。弊社から少し南にある白浜のアドベンチャーワールドはこれまでの春休みよりも1.5倍の来場者があったとか。地域によって差はあれど、車での外出を活性化させたのは間違いないでしょう。景気が簡単に浮上することは難しいのでしょうが、レジャー界に生きる弊社としては期待は当然。これから暖かくなるにつれて人出もますます多くなりますから、商売にも直結です。

さて一連の報道の中でETCの品切れが伝えられていますが、私はてっきりもう少し普及しているものだと思っていました。普段の生活の中で必要性の高くない人は案外お持ちでなかったようですね。私は5万円のプリペイドカード廃止が決定した時点で即チェンジしていました。あらためてカードを見てみるともうボロボロ。もうすぐ期限切れで新しいカードが届くみたいです。

2009年02月28日

釣の在り方が変わる?

世界的に鮮魚の消費が上がり、資源が急速に減っているそうです。特に中国や欧州での回転寿司ブームによるところも大きいのだとか。最たるターゲットとしてマグロが注目されて久しいですが、対象魚種もどんどん広がっているようです。買い手がいる以上、獲る側は必死でその量を増やそうとするわけで、資源の維持云々はお構いなし。今は普通に食べられる魚も数年先はどうなってるかわかりません。
そうなれば

「自分で食べる魚くらい自分で獲ろう(釣ろう)」

なんていうムーブメントにつながる事も考えられます。釣りを通じて食糧のことに関心を持つ人が増えることは、この国にとって大いにプラス。そこがビジネスチャンスなんていう下心だけではなく、釣りの存在意義が大きくなればなぁ・・・とつくづく思う今日この頃。

2009年01月31日

まぁ、こんなもんでしょう

ゆっくりした毎日です。

厳寒期に入り、工場も事務所も静かなもんです。
商売ですから常にバタバタしていた方が安心できる部分があるのですが、こればかりはどうにもなりません。そりゃぁ気持ちのいいもんじゃないです。勢いをつける意味でも、新年のスタートダッシュを決めたいところですから。しかし、釣行時に購入いただくという弊社商品の性格上、人の動きが激減するこの時期はどうしてもこうなってしまうんですねぇ。

ただ休業状態かといえばそうではなく、春先のアミエビのように一年分の量を予測して買い貯める品物の準備やら、工場のメンテナンスに資材の点検などなど、せねばならない事もたくさん。そういう部分では仕事の中に、四季の移ろいがハッキリ反映される職場といえるでしょうか。

見ていて面白いのは、毎年この時期を迎えるスタッフが「アカンなぁ」といちいち心配するタイプと、「まぁこんなもんよ」とどっしり構えるタイプのふたつに分かれること。私は典型的な後者でして、性格的なものに加えて長年の経験でそこへたどり着きました。

「泰然自若」と言えば格好が良過ぎるかもしれませんが、自然が相手ですからね。

写真の寒々した空と冬らしい色をした海は、弊社の営業ルートにある大阪は泉南海岸の本日午後の様子。何だか寂しい風景ですが、この時期はこんなもんです。

2009年01月10日

禍転じて福と成す


遅くなりましたが、新年、明けましておめでとうございます。
さて、突然ですが、一月九日の朝方こんな夢をみました。(ちょっと、夏目漱石調でいくで。)

透明度の高い水をたたえた、幅五間程の川の中を黒毛の牛が群れで泳いでいる。二三百頭はいるだろうか。牛たちはすべて同じ方に向かって、潜水したまま足で水をかいている。強い流れに押されているのでかなりの速さだ。その群牛のとなりを数頭のイルカが泳いでいく。なかに白いイルカも混じっている。
そんな不思議な光景に見入っていたら、となりでいっしょに見ていた白髪頭の初老の男性に、
「あんたも早く飛び込みなさい。早くしないと向こう岸に渡れないよ。」と急かされて、訳のわからないまま僕は川に飛び込んだ。ところが泳ごうとするまえに牛の群の上に仰向けになってしまったので、牛の背中に乗せられたまま流された。牛の角が僕の背中やおしりにあたってひどく痛いので、仰け反りそうになって目が覚めた。

まあ、夢というのは支離滅裂なストーリーが展開するものですが、丑年のはじめに牛のかたまりの夢をみたのは何かの暗示なんでしょうかかねえ。洪水のように流れる不景気ニュースのせいで、知らず知らず弱気になってしまっているんですよ。きっと。 でも泣き面に蜂、笑う門に福。どんな状況でも新年の初めは明るい心持ちで行こうと思います。今年も頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。

※この文を書いたあと写真の福俵を授かって来ました。

2008年12月28日

それなりに遊びましょ!

このサイトが立ち上がり3度目の年の瀬となりました。

写真の竿は約30年位前のモデルですが、ガイドを全部付けなおして、元竿以外の部分がすべて塗り替えられています。簡単に言えばリフォームってやつですね。素材やデザインが日々目まぐるしく更新される釣具界において、こんな楽しみ方もあるわけです。この持ち主は、もちろん実釣に使う目的で、わざわざ専門店にリフォームを依頼したとか。水中を泳ぐ魚にはリールや竿の古い、新しいなど関係ないわけで、要は使う本人次第です。

釣りの世界にも流行り廃りがあり、新しい釣法やそれに絡む道具を買い揃える楽しみは大変大きなものです。それに、そういう消費こそが業界を支えているとも言えるでしょう。ただそれとは反対に、ある程度進化して以降の道具であれば、少々の年季モノであっても、それなりに遊べることも否定できません。その手軽さこそが、釣りの良さなんだと思います。

この年の瀬、車の販売不振のような「極端な現象」は釣り界には訪れていません。早いか遅いかの差だけかも知れないですが、悲観的なことばかりも言ってられないでしょう。今の身の丈に合った楽しみ方ができるという点は、釣りの大きなメリットです。遠出する費用がなければ近場でそれなりに遊べるし、道具だって前記のとおり。

新年がどんな世の中になるのか想像がつきませんが、遊びの裏方として浜市は頑張ります。
どうぞ良いお年を!

2008年11月29日

来シーズンに向けて・・・

この一ヶ月で一気に寒くなりました。

今年は4年ぶりの紅葉の当たり年とかで、これは冷え込むタイミングや程度が大きく影響するようです。海の中ではまだまだ水温が高いわけですが、急に寒くなると人の動きは小さくなり、我々の業務にも変化が見られます。何れにせよ、秋のシーズンとしては良かった方であり、不景気風の直撃を受けずに何とかしのいだ感。溜め込んだ原料もいい具合に捌けて、来年に向けたいろんな冬支度も始まりました。製品のパッケージや規格の見直しなど、これからの時期ならではの仕事も増えてきます。

オキアミを主とした弊社のアイテムですが、近年は魚やイカ切り身の需要が上がっています。昔から漁師さんが使っていたものであり、もちろん一般の需要もありました。それがオキアミの劇的な普及以降、衰退気味になっていたのが船釣りを中心に復調気配。来季以降もさらに加速する気配を感じています。ただ急に需要が上がっても素材の調達に加工は簡単なものでなく、それなりの体制作りが第一。そして、出すからには「さすが浜市」と言われるような商品にせねばなりません。

この冬は色々と考えねばならない事が山積みです。

2008年10月30日

乗り放題は本当に?

台風が来ないまま秋がどんどん深まります。

例年9、10月の週末と言えば台風の襲来にヤキモキし、何度かはお手上げの状態になるのが常。それが今年は上陸するケースがゼロで、遠くからの影響を受けるケースさえほとんどありません。社会情勢が急激に不安定になり、これから先、人々の消費動向がまったく予想できない雲行きですが、秋のベストシーズンを台風に見舞われなかったここまでは、弊社にとって本当に幸いでした。

さて世界経済が未曾有の事態となった今、緊急経済対策として高速道路の大幅割引案が打ち出されました。先ほど見ていたNHK7時のニュースによると、土日祝のETC搭載車を1,000円で乗り放題にすると。ここ数日、メディアで先に洩れてきていた情報が現実のものとして実施される方向のようです。土壇場のどんでん返しなく、本当に実現するんでしょうか?

釣りのジャンルによって多少は差があるでしょうが、数百キロの道のりを車で移動することはザラにあります。片道の高速代だけで数千円、或いは大きな橋も渡って一万円超なんてことも珍しくありません。そんな道のりが本当に1,000円(一部は1,500円だとか)になれば、釣行費は劇的に圧縮されます。いずれまた元に戻されるか、別の形でツケがくるのかはわかりませんが、2割引とか半額といったレベルじゃない、この思い切った策は過去に無いものと評価したいです。

わが町を越えて田辺市まで延びた高速も、これが実施されたら間違いなく通行量は増えるでしょう。どんなことが起こるのか興味深深です。

2008年09月17日

さ~、ドンドン忙しくなってよ~!

9月に入り、一年のピークに向けた準備に慌しくなりつつあります。

エサの原料は特定の時期に大量確保して備蓄するものが多く、オキアミやアミエビなどはその代表的なもの。通年の販売と加工を見越した量をきっちり見据えて、少しずつ出していく形です。これに対しアジやイワシの身えさ類は、そこまで貯め込むこともできません。もちろんドカッと大量に獲れることもありますが、これをキズが少なく高鮮度で保つには工場の処理能力に限界があるのです。イコール、需要とのバランスをとりながら漁場での買い付けを継続せねばなりません。

先ごろより大阪湾のタチウオ釣りが好調で、イワシの需要が一気に上がってきました。また、他地域からも身エサの需要が増えているので、原料の新たな確保とパッキングにてんやわんやな日々が続いています。幸いにも弊社の近くには南部堺という大きな漁港があり、魚が獲れてさえいれば、調達と輸送には最高の立地。しかし、そこは自然相手のことですから、欲しい時に欲しいだけとはなかなかいかないものです。少しでも良い条件で調達できるよう、朝の市場への日参は弊社営業部長の日課となりました。

ここからの2ヶ月余りはまさに体力勝負。営業、製造、事務所が一体となって乗り切るシーズン突入です。

写真は先週末の出荷ヤード。何となく気ぜわしくなってます。
今週末は台風がねぇ・・・これも毎年のことなんですが・・・。

2008年08月29日

地道な仕事への嬉しい評価

夏休みが終わろうとしています。

学校の2学期制とかにより、近頃では学校の夏休みも様々。既に学校が始まってる小中学生もいるみたいですから、冒頭の一文は今や正しい表現ではないですね。今年の夏は原油高にオリンピックが重なり、レジャーへの人出は少なかったようです。予想はしましたが、お盆前後の消費チャンスに営業部隊はやや肩透かしの感がありました。今の時勢からすると仕方の無いところでしょうか。

さて、先日製品のことでちょっと嬉しいことがありました。
岳洋社さんが発行されている「関西のつり」の釣行取材の中で、弊社の冷凍イワシを紹介いただいたのです。投げ釣りにおけるマゴチやヒラメ狙いのものでした。イワシにアジ、イカといったいわゆる「身えさ」類は、昔からの定番であるものの実に地味な存在です。いろんな改良にパッケージのデザイン等も注力しているオキアミなどと比べると、かなり「手を抜いた」商品に見えなくもありません。記事の中では弊社のイワシが質が良いという評価をいただいてるわけですが、実はそこにはかなりこだわりを持ってしっかり品質管理をしています。ちょっと聞いたところでは、担当の編集者さんが別の投げ釣り名人さんから「このイワシがいいから・・・」と薦められたのが切っ掛けで使っていただくようになったんだとか。嬉しい限りです。

身えさの中でもイワシは特に形が崩れやすく、鮮度の下降も早いので、市場からの移送やそこからの扱いには相当気を遣っています。言葉では簡単ですが、だからと言ってそこを派手に宣伝したりするような商品でもないのが難しいところです。パッケージを立派にしたからといって、比例して良く見えるものでもないでしょう。むしろ逆効果かも知れません。要は実力(ちゃんとしてるかどうか)勝負なわけです。

古くから、これらの商品は「やぼったい」パッケージに包まれてきましたが、商品の本質をしっかり見てくださってるユーザーざんがおられて、メディアにも取り上げていただいたというのは、本当に嬉しいことでありました。

見えないところの努力を「ちゃんとわかってくれる人がいる・・・」ということをあらためて思う次第であります。

2008年07月30日

いい夏休みとなりますように・・・

梅雨が早くに明けて、本格的な夏の到来です。

この時季は週末はもちろんのこと、平日でも白浜方面へ向かう車が多数あり、近辺で渋滞がおこります。また昨年までの数年間は高速道路の南限が当地「みなべ」だったので、弊社の前も車がつかえたものでした。日々、燃料高のニュースが聞こえてくる最中の夏休みですから、レジャーでの人の動きはエサ屋としても大変気になるところです。

資源の高騰は既に国民の生活に様々な影響を及ぼしているわけで、全く影響のない人などいないでしょう。特に切実に報道されている漁船の問題は、日本の食糧事情にも大きな問題です。今のまま本当に廃業される漁師さんがいれば、それこそ釣り人でないと食べられない魚が増えたりもするのでしょう。決してそのような事態を待望するつもりではありませんが、多くの日本人が食料や漁業や魚資源といったものの尊さを思い知る機会にはなるのでしょうか。

社会における「釣り」を取り巻く環境、そして存在意義が変わるかも知れませんね。

写真は28日昼のみなべI.C。去年までとは変わってひっそりしましたが、本線の白浜行きにはソコソコ多くの車が走っておりました。

2008年06月24日

些細なことも大切に

6月も終盤になり、梅雨らしくなってきました。
近畿全域に曇りや雨が多い中、和歌山南部は特に雨の量が多かったりします。まぁ、梅雨なんだから想定の範囲内なわけですが、いろんな仕事の能率も下がるし、鬱陶しいことには違いありません。

さて、今年から本格出荷を始めたGクリルのWパックシリーズはおかげさまでまずまずの販売状況です。この製品は従来のどの製品にも使っていない容器を使用しているため、最後に密封する機械も新たに導入しました。写真にあるようにシート状のフタをめくるイージーオープン形式は、今や食品などにも多用される一般的なもの。しかし、この様式のパッキングも一筋縄にはいかないクセものなのです。

ノリになる成分が容器側にある場合とシート側にある場合、またそれをシールする機械との相性や設置環境等で、シールの状態が全く違ってくるんだとか。皆さんも食品容器などで、強烈にくっついてどうにも剥がせないご経験があるかと思います。それは結構不快なもので、恐らく同じ商品でいつも見られるようだと、売れ行きにも少なからず影響があるでしょう。

今回のWパックも最初は満足のいく仕上がりにありませんでしたが、資材と機械の両方を調整して、結果見事な「めくれ様」が実現しました。自画自賛するほどの話でもないですが、使いきりのエサとはいえ、そんな部分もおろそかにしないのがメーカーの責任ですね。

2008年05月28日

ちょいと、ご近所の宣伝

このアングルは弊社の最上階にあるミーティングルームから昨日撮ったもの。
国道42号線を挟んで反対側のこの建物は、当地では人気の宿泊施設「国民宿舎・紀州路みなべ」であります。

周辺の海岸線では最も海側へせり出し、しかも高い崖の上という立地は当然のことながら景観もGOOD。また、ここに湧き出る温泉は透明で肌にスベスベ感の残る独特なものです。施設の手入れが良いわりに料金も高くなく、遠方から弊社に来てくださるゲストの方々も泊まりの場合はここを利用されるケースが少なくありません。

近年は公的基金で建設された宿泊施設の多くが、開業当初から全くの不採算で「無駄遣いの極み」と世間に知られるようになりました。そんな事例が多い中にあって、ここは優秀な状態にあるのか、現在露天風呂の増設工事が行われています。来月の5日からは約1ヶ月休館して詰めの工事に入るんだとか。きっといいお風呂が仕上がるに違いないでしょう。ぜひお試しを。

2008年05月16日

継続は力なり

ゴールデンウィーク(GW)が過ぎ、一週間が経ちました。

今年のGWは好天続き。最後にちょっと崩れる日がありましたが、弊社の忙しさから言えば、GWにこれほどバタバタしたのはいつ以来か?と思えるほどのレベルでした。過去に何度も書いてきたように、釣れる釣れないよりも人が動くかどうかにかかっているのがエサ屋稼業であります。おまけに今年は日本海方面での動きが例年以上に早く、その慌しさに拍車がかかりました。日本の釣りは魚種が豊富なため、エサの種類も随分たくさんあるわけですが、気候が良くビギナーさんが多く繰り出す時季には小物釣り関連のエサが需要を伸ばします。中でもサビキ釣り用のエサはビギナーさんが動いてるバロメーターでもあるでしょう。

弊社でサビキ釣りのエサと言えば、
①アミエビのレンガ
②それを塩漬けにして水分を搾り、スプーンでかごに詰める「つり兵衛」
③同じく塩漬けにしたアミエビをスタンドパックフィルムに充填した「サビキクラブ」

の三つがあります。
この三つの中で最後に発売したサビキクラブも、早いもので世に出て15年になりました。
手を汚さずにアミかごにエサを詰めるというコンセプトでつくられた製品なわけですが、当然の事ながら手間と資材のコストにより、元のレンガに比べると、その分だけ高いものに。発売当初は社内でも「売れんやろ」と冷ややかな評価もありましたが、「少々高くついても便利なら・・・」というニーズは確実に存在し今日に至っています。

先日、この袋を製造いただいてるメーカーさんが来られて「いや~、長く続いてますよね」と一言。出ては消え・・・が繰り返される世にあって、15年も同じフィルムを刷り増しで納めることはそうそうないとのこと。ものづくりは、まず第一に「世に必要とされる品物を作らねばならない」という思いを、改めて胸に刻んだ私でした。

2008年04月03日

わくわく、ハラハラ、ドキドキの春

お彼岸が過ぎて月もかわり、随分日が長くなりました。

毎年のことですが、弊社では3月半ばからこの時期にかけて、三陸方面で獲れるアミエビを1年分確保します。獲れる漁期が限られている上に、終盤には他のプランクトンが混じりだし、これが品質的に×だったりすることは一般に知られていません。混じるといってもごくわずかで、釣果に影響のあるレベルではないのでしょうが、そこが釣り人のこだわりなんでしょう。そんな自然の状況に加えて、1年で使い切る、また欠品をさせない分量を考えながらの調達はまさに「神経戦」そのもの。

このバタバタが済めば、一息ついて春を満喫したいものです。

写真は数日前、印南町内国道脇の高場から。
春の到来を感じる指標もいろですが、そのひとつが写真のような海のきらめきです。
冬の海にはない眩しさとエネルギーに、毎年元気づけられる私でした。

2008年03月22日

だいぶ暖かくなりまして・・・

今や国民病と言われる花粉症の季節です。

幸い私はその症状がないのですが、大阪方面から来る業者さんなどからは「こちらの地域の皆さんはさぞかし大変なんでしょうね?」なんてよく言われます。紀伊半島には山林が多く、飛散してる量も少ないはずはありません。大阪から来た人が、南へ来るほどくしゃみばかり出て・・とかいう話も耳にしますから。

しかしながら、都会に比べて患者が圧倒的に多いとの印象もないのです。あくまで印象ですが、統計をとっても多分そうではないかと・・・。もしも、花粉の量と患者の数が比例してないなら、それは貴重なデータではないでしょうか?そこで思い出すのが、昔出会った「アイゴの毒」が平気なおいやん(おじさん)の話です。

昔、この辺りの地磯で釣り上げた毒魚のアイゴを平気で素手で掴んでいる老人がいました。まだ生きてバタバタしてる魚ですから、ヒレの棘は確実に手に刺さっています。なのに老人は「もう慣れてしもてるから、ワシには毒は効かんよ」と。科学的にそんなことがあるのかどうか本気で調べたことはありませんが、たしかに老人は平気でした。

そんな事と花粉症を重ねて考えらるほど医学は単純でないのでしょうが、いろんな地域での現実を細かに分析することで何らかの糸口が見えるように思えてなりません。この時期、マスクをしながらの釣り人も見られますから、これがなければもっと釣り人がフィールドへ繰り出す?というのはエサ屋の妄想でしょうか。

とにかく春の風物詩というにはあまりに迷惑な存在ですから、生きてるうちに解決のウルトラCを見てみたいものです。

写真は気温の上昇で一気に吹き出したアジサイの新芽。この生命感、たまりませんな。春本番です!

2008年02月29日

春はそこまで?

今日は4年に一度の2月29日。この冬は何とも冬らしい冬でありました。

暦の上では春に・・・とは言いますが、こんな年は特にそんな気にはなれません。日本海側の天気予報は年末頃から雪だるまマークが並ぶ日がほとんどで、弊社の製品も売れようがないでしょう。弊社の営業エリアの中でも、冬場の日本海方面は元々動きが小さくなるのですが、今季はさらに拍車がかかりました。さらに、さらに週末ごとに天気の悪い巡り合わせが数週間続いたおかげで、比較的人の動く近郊エリアまで冬眠状態に。

多分、相当年月が過ぎてもこの冬のことは覚えていそうに思えます。

さてテレビ界には近年「気象予報士」なる職業の方が大勢活躍されるようになりました。最近の流れとしては時間ごとの細かな推移や、局地的な天候の変化などを「当てにいく」傾向にあります。なのでお天気マークひとつで表示するパターンでは局によって結構違います。もっとも厄介なのは傘マークの有る無しでしょうか。印象として随分違いますからね。

私はと言えば、そういった予報をまるで見ないではないのですが、基本は等圧線や気圧配置を見て、あとは自分の肌で感じて・・・。やはりそれが一番確かです。大阪辺りとは気候の違うこの地域に生まれて、そのあたりの皮膚感覚は鋭敏にできてるのでしょう。

あと2時間弱で3月。どんな春が来ますやら。

2008年02月16日

寒中に咲く

 今年も暖冬だと高をくくっていたので、ここしばらく続いている寒波が一層きつく感じられます。
たぶん今がこの冬の寒の底なのでしょう。そんな中、我がみなべの里は今、ほのかな梅の香りにつつまれています。 寒風に晒されながらも、受粉が済むまでの間、凛として花開く姿にこちらの心の姿勢も正される思いです。 桜の散り際の潔さも見事ですが、寒中の梅花に観る忍耐力にも、ひとりの人格者に出会ったような気がして、すがすがしい気分になります。

 巷間、にわかに我が国の食糧自給率について各メディアが取り上げています。生命維持に不可欠な食べ物についての問題なので、ついついヒステリックになるのは解りますが、今頃になって値上がりはいやだとか、安心して子供に食べさせられるものがないだとか、まるで子供がだだをこねるような発言が聞かれます。 でも冷静に考えてみれば、この地球上で恵みとして得られる食べ物の分量には限りがあって、それを今も増えつつある世界人口で取り合っているのですから、一人あたりの取り分が少なくなるのは当然のことでしょう。

 食卓に並ぶ食べ物の成り立ちを深く考えずに、満腹になって当たり前のように思い違いしていたことに気付かされる時期が来たのでしょう。それでも食べて生きて行くためには、今までの食に対する観念を、特に日本の高度経済成長期以降に生まれた人は改めなければならないと思います。
じっと待ったり、思慮深く考えたり、簡単にあきらめないなどのまさに強い忍耐力を養う為の、よい機会が与えられたのではないかと私は考えます。

※写真は見頃を迎えた梅林よりみなべの町並みを望む

2008年01月30日

春待つ日々

 暖冬とは言え、季節は寒の中、紀州みなべも底冷えの日が続いています。
この冬はグレの釣果もいまひとつの様でして、磯釣り客の数もすこし少なめといったところでしょうか。
そんな状況の中、地元の田辺湾内の一部では今、30センチほどの大きさのカマスがよく釣れているようです。今時分獲れるんですから、たぶんアカカマスではないかと思います。やはり、水温が高めなのかなあ?。
 
 うちの社員の中にも幾人か、これにはまっているのがいまして、エサにする小さめのキビナゴを持っては、足繁く通っています。「寒風の中、なんと物好きなものよ」と私などは呆れ半分、感心半分で傍観していますが、エサ屋稼業の我々にすれば、この時期でないとゆったりと釣り糸を垂れることも出来ないので、自ずとそうなってしまうのですが。 ただ、冬の釣り人がいる。それだけでも感謝しなければ。

 ところで話題は変わって、梅の花がちらほら開きはじめています。
日当たりの良い畑の木はすでに三分咲きくらいのものもあります。それにつれて、私の家内の鼻も花粉を検知しはじめたようでして、鼻をかむ回数がふえたようです。花粉アレルギーの方にとっては、憂鬱な季節の到来です。 
ちなみに、みなべ梅林は開園していますが、見頃は2月半ば以降がよろしいかと思います。また当ニュースコーナーで写真をそえて開花具合をお伝えしますね。

※写真は田辺湾芳養(ハヤ)港の防波堤で。寒中、みなさんガンバッテます。 感謝!

2008年01月07日

まずまずの出だしかな?

新年、明けましておめでとうございます。
昨年末は強い寒波の影響で、満足のいく竿納めが出来なかった釣り人も多くいたのではないでしょうか?。
明けて新年三が日も、日本海側は風雪で、初釣りどころではなかったようですが、太平洋側では、元日は少し荒れ模様だったものの、2日、3日はほぼ晴天に恵まれ、我々が納品に出向いた釣りエサ店では、年末から釣行のおあずけを食っていた太公望達が、仕掛けの準備や、エサの仕込みに余念が無いようでした。
結局、6日の日曜日まではまずまずの釣り日よりとなって、我が社の正月臨時配達チームも2日からフル稼働となったのでした。
お正月を家族とゆっくり過ごせないという一抹の侘びしさはあるものの、お天気頼みのレジャー産業の一端に身を置く我々にとっては、冬の間の穏やかな日は何よりのお年玉なのです。

北極周辺の氷の融解が始まったとか、要人の暗殺だとか、石油価格の高騰などなど地球全体を覆う深刻な問題や政情不安が渦巻くなかで迎えた新年ですが、私たち庶民は庶民レベルでの堅実な生き方を通して、将来への希望を失わず、確かな足取りで前進したいものです。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

※写真は1月6日午前のみなべの磯の様子。上着のいらない暖かさ。

2007年11月30日

その時なりの楽しみを

釣りのベストシーズンと言われる秋が終わろうとしています。というか、もう冬になっているでしょうか。暑い暑い!と唸っていたのが、ついこの前のようですが、残暑が過ぎてからの季節の変わり様はかなりスピーディーに感じられました。

ただ海の中の様子は冬の訪れが遅く、当地の釣り場を活気付かせるグレ釣りの状況がイマイチ。また大阪湾方面では、今年はダメかと思われたタチウオが今頃になって急に活況になるなど、よくわかりません。三陸では今だサンマが獲れて、逆に南下して来ないとか。季節がやや後ろへずれ込み「平年並み」ではないという気候が近年続いており、エサ屋の弊社も何時&何が急に必要とされるかヒヤヒヤするところです。

そんな状況からすると、これからの時代はひとつの魚種を追いかけるより、その時その時に釣れる魚を楽しむというスタンスがいいのかも知れません。というより弊社の出荷状況を見ると、既にそのような状況になりつつあります。食べる楽しみも含めて、その方がビギナーへの間口も広がるでしょう。
せっかくこれだけたくさんの魚種がいる国なんだから。

写真は過日、北海道に出かけた知人から届いたもので「シシャモのお造り」。ん~、ここにもまた食べたことのないものが・・・

2007年10月31日

やはり秋は秋らしく・・

あっという間の一ヶ月。去年と比べると、週末に天気が悪い日もあった10月でしたが、それでもこれほど慌しい時期はありません。入出荷に緊急の配達など、目の前の仕事以外はお粗末になりがちであります。この作業もまさにそれで、末日の残り少ない時間に何とかアップしておこうと、キーを叩き始めた次第です。

昨年は大阪湾岸を中心にサビキ釣りが盛況でした。ことしもそれなりに人出はありますが、魚の釣れ方にかなり違いがあるようです。アジなど今年は随分早くから大きいものが釣れており、その分だけ数はやや少なめ。船のタチウオなんかも今年は夏場でもかなりな大型が釣れているかと思ったら、いざ本番となる時期になって逆にいいニュースが少なくなってしまいました。考えてみれば、毎年同じ時期に同じ魚が同じだけキッチリ湧いてくる・・・と期待する方がおかしい話かも知れません。数年前にタチウオがものすごく不漁だった年には、さすがに釣り過ぎで資源が枯渇した?との噂も流れたりしましたが、その後また活況が戻ってきました。ほんとによくわかりません。地球環境は確かに不安一杯なわけですが、一年の出来事だけでは判断はできないでしょう。

そんな異常さを言えば、ご当地で人気のイガミ(ブダイ)はほんとによく釣れているようです。これこそ、数年前に激減ぶりが心配されましたが、今年は聞くところ型も数もかなりなもの。弊社自慢のロングセラー「イガミのまき餌」も、おかげ様で造っては出ての好サイクル。なかなか貯め込むことができません。秋らしい魚の活況は、我々にとって何よりのエネルギーですね。

2007年07月20日

仕方ないよね、こればっかりは・・・

明日から夏休みという週末の金曜日。残念ながら梅雨明けはおあずけのままです。先週の3連休もドンピシャのタイミングで台風に見舞われ、レジャーの人出はサッパリでした。海の日とは言っても制定時(7月20日で固定)とは違い、平年梅雨明け日の直前だったわけですから、無理もないところでしょう。この社業は過去もこれからも天気に左右されるのが宿命なわけですが、やはりその時その時に一喜一憂してしまうんですねぇ、これが。まあ、朝の来ない夜はない!梅雨の明けない夏はない!・・・ということで、時の経つのを待ちましょう。

つい先日、遅まきながら夏のユニフォームを発注しました。夏らしい陽射しが見られるであろう月末には、お揃いのTシャツで走り回ります。

2007年06月23日

さあ、いよいよ夏が始まったなあ・・

今朝、出勤前に家の玄関先でヤゴから羽化したてのオニヤンマを見つけました。
慌ててカメラを取りに戻り、アングルの設定もそこそこに息を止めてシャッターを切りました。
僅か1~2分の間のことですが、羽化後のヤンマの体は、淡い色からみるみる濃い黄色と黒のツートーンに変わって行く様子がカメラのファインダー越しにもわかりました。

いまさら理科の授業じゃあるまいし、蝶やトンボの変態についてどうこう言うのではないですが、ヤゴでいる時の倍以上の体積となって姿を現す様子は何度観ても不思議で、半開きになった口のままで我を忘れてそれに見入ってしまいました。 このようなシーンに遭遇すると、日頃の、まるで息苦しさを覚えてしまうような世相や事件も、一瞬忘れさせてくれるような気がします。

そばでいっしょにそれを見てた妻が、「トンボばっかり撮らんで、一枚くらい私も撮ってよ。」と妙なポーズを付けながらのたまうので、それじゃあとカメラを向けると、「やっぱり、化粧してないからアカンわ。」と顔を隠す。あほらしい。 遅刻寸前のわたしはそれどころではないのだ。でも、ちょっと得した気分の土曜日の朝なのでした。

オニヤンマさん、あんたもちゃんと子孫を残すまでは死んだらあかんで。 クモの巣にからまったり、人間の子供に捕まったりせんようにな。 ああそうや、最近は虫取りする子供もおらんか?・・・

2007年06月15日

雑魚とは失礼な・・・

南紀・みなべの当社には、地元以外からも様々な業者さんの来訪があります。近年ますます延伸する高速道路のおかげで、大阪からも2時間で来れるようになりました。時間的な短縮がはかれたことで、以前は泊りがけで営業に来られた業者さんも大半はとんぼ返りに。ただ、当地には天然の温泉があり、それなりの海の幸もあるので、依然として泊りを楽しみにしている面々もたくさんいます。そんなお客さんがあった時には、地魚を食べられる店へ繰り出すのがパターン。今の世の中、インターネットにグルメ系情報番組のおかげで「地元の人しか食べれないもの」なんて、ほとんどなくなりつつあるでしょう。しかし、見てくれの悪い一部の雑魚には例外があるようです。

大阪からやって来る某社某氏は、とにかく魚が大好き。自分でも魚釣りをするので、幅広く魚の食味を知っています。そんな彼が「これは食べたことがなかった!」と感激したのがヒメジの天ぷらでした。写真は頭と骨を外した開きで、ヒメジとしても小ぶりな錦鯉の子供みたいな大きさです。そういえば長年店に通う私も、それはその店でしか食べることがありません。自身もずっと前から美味しいとは思ってましたが、遠来のお客様にわざわざ「どやっ!?」とすすめることもなかったのです。どこかに雑魚の、しかも小さいヤツだという後ろめたさのような感覚があったのでしょう。あらためて色んな本をさがしてみたら、ヒメジは天ぷらが美味しいとの記述もありました。

当地で生まれ育った私にも、まだまだ知らない美味しいものがあるのかも知れませんね。

ちなみにこのお店は「初音(はつね)」さんといいます。
紀伊田辺駅から徒歩数分0739-24-3017

2007年06月05日

日本の魚食文化を絶やすな!

過日、テレビニュースの中で、日本の食卓から魚が遠ざかって行くと言うテーマで、街角取材の場面がながれていました。内容をかいつまんで言いますと、一般の消費者の声として「魚料理は好きだが、最近は値段が高くなって買えない。」とか「子供の頃から食べつけていないので、あまり好きではない。」といった意見を取り上げつつ、一方の魚を販売する仲買業者や鮮魚店の方の声として、「漁獲量の減少と中国などの新たな消費国の影響で、今まで我が国に輸入されていた魚介類が入りづらくなった。したがって値段も高くついてしまう。」、「肉ばかりじゃなくもっと魚も食べてほしいよねえ。」などの声も紹介されていました。そんなふうに、庶民の台所にじわじわと影響がではじめているのは確かなようですね。

水産資源の減少に関しては、当コーナーでも以前何度か取り上げたことがあるのでこれくらいにしますが、私がそれ以上に気がかりなのは、先のニュースのインタビューでの「別に魚なんて食べなくても平気」、「骨があるから食べづらい」、また「生臭いのがどうも・・」等々の若い人達の返答なのです。生まれながらの魚アレルギーの方は別として、たぶん魚が好きじゃない人達はその親の世代も、あまり魚を食べずに育った、つまり魚になじみの薄い食生活のなかで過ごしてきたのではないでしょうか?。

確かに今は、さほど咀嚼しなくとも一応は腹に収まる便利な加工食品が身近にありますから、時間を優先する現代人ならついそういった物でとりあえず食欲を満たしてしまうのでしょうが、インスタント食品や本来は非常時のための携帯食品を日常的に摂取することが、まるで進歩的であるとも受け取れるようなコマーシャルにも、きちんとした食事の大切さや、日本の食文化をないがしろにしつつある原因があるように思えてなりません。 結果、いつの間にか日本人の顔は小さくなり、口の中に32本の歯(重要な臓器である)が収まらなくなって、悪い歯並びからくる顎関節や背骨のゆがみが、様々な身体の不調の原因となっているのはご周知のとおりです。

日本の土地は比較的ミネラル分が少なく、そこから獲れる野菜なども外国のものに比べると栄養素が少ないと聞いたことがありますが、その代わり日本の周囲にはそれらを充分補えるミネラル分いっぱいの海が広がっています。昔から海洋国家の民である私たちは、今こそもっと海からの恵みを進んで受け取るよう考え直さなければと思うのです。 生きるための基本である食を自分たちが生きているエリアの中から頂くことは、今の時代、けして簡単なことではありませんが、なるべくそれに近い食生活を心がけたいものです。なにも高級な魚介類でなくとも、頭から尻尾の先までまるごと食べられる小魚やカルシウムいっぱいのヒジキやワカメ、昆布など昔から親しんできた海産物がいいのです。そしてそれもなるべく近海で獲れたものを。それらの食材のよさは我々日本人のDNAにしっかりと記憶されていると私は思うのですが。もし身近に釣りの出来る海があるのなら、写真の子供達のように自分で自分が食べるための魚を捕まえてそれを喰い、互いのいのちを実感してみましょう。

2007年05月30日

さわやかな季節、釣りエサ作りも順調です

まずまずのゴールデンウィークを経過したと思ったら、もう月末です。

晴れた日の空など、すっかり夏めいてきたこの頃ですが、気候的には実に仕事のしやすい季節です。
弊社ではオキアミ、アミエビの他、様々な水産物を扱っているので、作業場は高温であってはなりません。 また、頻繁にマイナス20℃を下回る低温の冷凍庫から出たり入ったりの毎日ですから、ごく普通の労働環境とはかけ離れたものでしょう。
真夏の暑い日なら冷凍庫の外と中では±60℃くらいになるので、目には見えにくいだけで身体的負担もきっと大きいはず。 世の中にはもっと危険な仕事も多いわけですから、あまり大げさなことも言えませんが、エサ屋稼業は決して楽ではありません。。

エサづくりに関して「鮮度」だけはどのアイテムにも共通する基本中の基本。
これから外気温が上がってくる季節はいろんな仕事をスピードアップして、その管理に気をつかいます。
人間様のお食事のように食中毒の心配はないですが・・・。

写真は本日のオキアミ切削作業での一コマ。速く、正確に、そして安全に。慣れるまではなかなか大変。


2007年05月03日

釣り餌屋にはハードな連休です


忙しさにかまけて、しばらく更新を怠りました。
前回も記したとおり、ゴールデンウィーク(以下GW)はエサ屋稼業が本格始動するポイントです。
そのため先月中旬以降は、そこに向けた出荷の段取りや生産調整にドタバタの連続。
魚が釣れていようがいまいが、多くの人が動いて消費につながるとは、実にありがたいことであります。

昔はその年の暦(曜日と祝日のパターン)によっては消費の大きさがかなり違いました。
しかし近年のGW需要はそれなりに計算できるものになった感があります。
5月4日が休日と制定されてもう20年が経ったそうですが、当初より今の方が「大きな休みをとりやすくなった」のでしょう。 もちろん、世の中には様々な仕事があり、業種によっては全く関係ないという方もいるわけですが、多くの国民にとっては特別な時間のはずです。

テレビでプロ野球のスタンド風景を見ても、GWは特によく入っていますから、一年一度の機会がGWだったりすることも少なくないんでしょうね。人気下降気味と言われるプロ野球の球団も「この賑わいがずっと続けばなぁ・・・」と思っているに違いありません。 釣りも同じで、GW中にたまたま繰り出したフィールドで良い思いでができれば、その後につながる可能性も大。GW後半も天候はまずまずのようですから、各地で良い釣りができますようにと願いながら、荷物を送り出す日々でした。


写真は本日の社屋前。余暇シーズンにはお決まりの白浜渋滞です。

2007年04月13日

エエ魚あるかぁ~・・・

日本には一年を通して様々な釣りモノが在る訳ですが、我らエサ屋稼業からすると、製品が大きく動き出すのは毎年大型連休前あたりから。単純に寒い間は特にビギナーさんが動かないということですね。

釣りに行く以上、釣れないよりは釣れた方が楽しいに決まっています。ただ年がら年中、同じ魚が同じ調子で釣れるより、季節によるメリハリは釣りの楽しさを増幅させているでしょう。常夏の国には特有の大物釣りがあったりしますが、季節なりの釣りこそが日本の一番いいところかなと。

前回も書いたように、今は様々な製品の原料確保に忙しい時期。
遠方の漁場に依頼する他にも、弊社近くにある南部堺の漁港に毎朝駆けつけて、小魚の類を買い付けています。このせり場では色々な魚を見て、季節の移ろいを感じるのも楽しみのひとつ。私はいつも大好物のカツオに目が行ってしまいます。多くの魚種が上がる中、釣りのターゲットとして極上の大物もちらほら。写真を撮ったこの日も1メートルに迫ろうかという大きなヒラメが上がっていました。狙って釣るには至難の業ですが、そこがお値打ちですなぁ。

四季の変化とたくさんの魚種、素晴らしいニッポン釣り文化の根源ですね。

2007年03月28日

只今、仕込みシーズン

歴史的暖冬で、驚くほど早く咲いてしまうのでは?と危惧されていた桜も、つい先ごろの冷え込みのせいか、結局は例年より少し早い程度におさまりそうな感じです。確か5、6年前に3月下旬の週末に満開になった年がありましたから、それに比べると小さなブレでしょうか。オゾン層の破壊など明らかに人間の活動が地球の環境を狂わせている部分はあります。今まで見られなかった現象を、人類の活動に関連付けて考察するのも必要でしょう。しかし反面「観測史上初」という物差しは地球の歴史からするとあまりに短いとも思えてなりません。日本での気象観測はたかだか100年ほど。それ以前に近年案じられるような極端な暑さや寒さが無かったものなのかは、わかりませんからね。

さて、今はいろんなアイテムの原料を調達する時期になります。特にアミエビの新モノを買い付けるシーズンの真っ只中です。その漁獲地である三陸方面の業者さんと頻繁に連絡をとりあって状況の確認をしています。さすがに今年は獲れ方にむらがあるようです。関西でもイカナゴが不漁と言われてるように、今年は「例年どおりに」獲れるものは少ないことでしょう。釣り自体が自然相手の遊びなら、その前段階であるエサの確保もほとんどが天然物。各アイテムを調達するのにハラハラドキドキのシーズンになりそうです。去年は秋が好天続きで波止釣り関連のエサ、特にアミエビの需要が増大しました。今年のキープ量をいかにすべきか悩む今日この頃。

写真はアミエビブロックの試験包材。使いやすい包装形態を日々思案でございます。

2007年03月14日

身の回りの金属をチェック


金属泥棒のニュース報道はもうそろそろやめて頂きたいです。
まねをする連中が増えるだけだと思うからです。 小遣い稼ぎか、生活費に窮してか、はたまた単なるゲーム感覚で盗むのか知らないが、日本の国のなかにも卑しい輩が増えたものです。 とは言え、自分も子供の頃、サイダーや酒の空き瓶を拾い集めて酒屋などに持って行き、なにがしかの小銭をもらってよろこんだ記憶がありますが、それでもその時は、子供なりにも何かちょっと後ろめたい気持ちになったものです。教わらずとも、そうして得たお金は真っ当なものではないという感覚があったような気がします。今より物資面での生活レベルがずっと低かった40年前でさえ、そんな破廉恥なことをする者はいなかったと思います。 まあ仮にそんなことがあったとしても、マスコミが報じなかったから模倣氾が出なかったのかも知れませんが。
 
他の天然資源と比べてもリサイクルによる鉄の再利用度は高いと思うので、世の中の建築物や鉄製品に用いられる古鉄や屑鉄の量は、鉄泥棒が横行することからみても、ばかにできないものなのでしょう。
それにしても文明の象徴でもある鉄はいったいどれくらい有るものなのでしょうかねえ?地球上のあらゆる資源の埋蔵量には限りがあると決まっているのですから、いつの時代も皆がその恩恵に与かることの出来るよう、感謝しながら大切に使い回していきたいものです。何でも独り占めはいけませんよね。
どこかの国のようにそれらの天然資源でもって世の中を支配しようなんてのは、そのうち神様のバチが当たるかも知れませんからほどほどにしましょうね。

※釣り針は金属から生まれた芸術品ですな。

身の回りの金属をチェック


金属泥棒のニュース報道はもうそろそろやめて頂きたいです。
まねをする連中が増えるだけだと思うからです。 小遣い稼ぎか、生活費に窮してか、はたまた単なるゲーム感覚で盗むのか知らないが、日本の国のなかにも卑しい輩が増えたものです。 とは言え、自分も子供の頃、サイダーや酒の空き瓶を拾い集めて酒屋などに持って行き、なにがしかの小銭をもらってよろこんだ記憶がありますが、それでもその時は、子供なりにも何かちょっと後ろめたい気持ちになったものです。教わらずとも、そうして得たお金は真っ当なものではないという感覚があったような気がします。今より物資面での生活レベルがずっと低かった40年前でさえ、そんな破廉恥なことをする者はいなかったと思います。 まあ仮にそんなことがあったとしても、マスコミが報じなかったから模倣氾が出なかったのかも知れませんが。
 
他の天然資源と比べてもリサイクルによる鉄の再利用度は高いと思うので、世の中の建築物や鉄製品に用いられる古鉄や屑鉄の量は、鉄泥棒が横行することからみても、ばかにできないものなのでしょう。
それにしても文明の象徴でもある鉄はいったいどれくらい有るものなのでしょうかねえ?地球上のあらゆる資源の埋蔵量には限りがあると決まっているのですから、いつの時代も皆がその恩恵に与かることの出来るよう、感謝しながら大切に使い回していきたいものです。何でも独り占めはいけませんよね。
どこかの国のようにそれらの天然資源でもって世の中を支配しようなんてのは、そのうち神様のバチが当たるかも知れませんからほどほどにしましょうね。

※釣り針は金属から生まれた芸術品ですな。

2007年03月05日

胸騒ぎ


とうとう冬の厳しさに晒されないまま春になってしまったようです。暖冬そのものは地球自体に必要な調整機能のひとつだと思うので、それはそれで仕方のない事だと考えていますが、私がちょっと気にかかっているのは、この記録的暖冬が1946年(昭和21年)以来61年ぶりとの事なのです。
昭和21年といえば紀伊半島、四国南部の沿岸部に甚大な津波被害をもたらした南海道地震の起きた年なのです。暖冬つながりというだけで今年あたり大地震が発生するのでは?と素人予想するのはすこし愚かさも自覚しますが、専門家の予測でも周期的に観ていつ起きてもおかしくないとのことですから、不安を抱く人も多いのではないでしょうか。

まあ、地球をひとつの大きな生命体としてみれば周期的に起きる地震や台風の発生も、地球自体のゆがみのたまった部分を矯正するための自己震動だったり、汚れた表面を洗浄するための浄化作用なんだろうと、のんきな私は肯定的にとらえているのですが。 でもそれは今まで我が身がそれらによる洗礼を受けてないからこそ、そんなことが言えるということも分かっているつもりです。人間一生のうちに戦争や大天災に一度も巡り会うことなく過ごせるのは本当に幸福なことではないでしょうか。しかしその大きな幸せに気がつかない人類は、まるで地球を自分達だけの生活スペースのようにとり違えたまま、我が物顔で己の欲望達成に向けて突き進んでいるかのようです。

そしてもう大自然という神様から発せられる様々な警告サインを見逃したまま、許容範囲をこえて皆が営みの出来るギリギリのところまで来てしまったように感じるのです。 それでも心優しい地球は懸命に自己調整を重ねながら、我々人類を生かそう生かそうと色々な気づきのチャンスを与えながらまだ見守ってくれているのだと思います。でもそれに気が付かないままコースアウトを繰り返してばかりいると、いつかそのうちリセットボタンを押されて初期化されてしまうかも知れませんが?。

2007年02月10日

みなべ梅林満開です

丁度ひと月前のこのブログ欄で似たような写真をアップしたばかりなので、くどいと仰る方も居られると思いますが、やはりこの季節に、この話題を取り上げないのは、みなべ町住民としてはどうにも落ち着かないというか、気分のおさまりがよくないので、今回もまた梅の花をご覧頂いています。 

記録的な暖冬だとはニュース等で聞き飽きていますが、日本一のみなべ梅林の開花状況も今年はアクセル全開のような勢いで、すでに花びらを散らしはじめている木も見られます。 たぶんこの三連休が一番の見頃なんじゃないでしょうか? 例年だと優にひと月の間は観梅できるのですが、今シーズンは少し早く終わりそうですよ。 

まあこの暖冬は我々釣り餌屋にしてみれば、有り難い一面もありまして、いつもの冬に比べますと少し出荷量が多くなっています。 今日は土曜日なので、我が社のすぐ前の磯の上はグレでも狙っているのであろう完全防寒装備の釣り人で満員御礼の状態でした。

グレはよく引く、ウメはよく香る。今、みなべは最高ですよ~。

※ほぼ満開の梅畑。眺めと香りはすばらしいが、花粉症の人はたまらんやろな。

2007年02月01日

教える楽しみ

早いもので、もう2月。
観測史上初とか、云十年ぶりという「暖冬報道」通り、当地南紀も穏やかな日が多いです。
2月といえば釣り業界は見本市。弊社の出展は数年に一度くらいのペースで、今年も見せていただく側にあります。大阪の会場に行って、自社の製品づくりに繋がる何かを見つけてこねばなりません。

さて先日、都会に住む知り合いの子供(小6)と話す機会がありました。家族旅行のついでに何度か釣りをやったことはあるけれど、魚は一度も釣れたことがないとか。あらゆるレジャーが多様化し、また様々な所に身の危険があるご時世では、魚を釣ったことがある小学生の方が圧倒的に少ないだろうと想像できます。そんな彼の前で、私は針を結んだり、仕掛けを作って見せました。中でも針を結ぶ事に関しては特に驚いた様子で「これって自分で結ぶものなん?」と。

我々が子供の時分にも、今ほどのアイテムではないですが、ハリス付きの針は既に売られていました。しかし、自分で結ぶプライドみたいなものを持っている友達もたくさんまわりに居たよなぁ~と、昔のことを思い出した次第です。時代背景を考えれば、その差は致し方なく、現代の子供たちにそのようなスキルがないことを、とりたてて嘆かわしいとも思えません。釣具の世界ではホントに便利な用品が次々に出現し、市販仕掛けなども今やビギナー用とはとても言えない時代ですから。逆に創意工夫で色んなものづくりにチャレンジできた我々の世代はそれなりに幸せだったのではないでしょうか?

針を結ぶ私の仕草は、意外にもその子に刺激を与えたようで、自分も結べるようになりたいと訴えてきました。年齢に関係なく、ルアーから釣りに入るビギナーが多い中、有望な金の卵の発掘か!?と私も力が入ります。彼と同じ6年生の時、自分で針が結べたのはもちろんのこと、それをもっと早くできるようになるために、結んでは爪切りで結び目を切って、また結び直してと一生懸命練習したことを話しながら、耳掻きとテグスを教材に即コーチを始めたのでありました。

2007年01月23日

釣り餌屋の釣りシーズン

二十四節季でいう大寒を迎えたというのに、覚悟していたほどの寒さもなく、穏やかな冬がつづいています。 とはいうものの、やはり冬場には我が社のような釣り餌稼業は、秋の慌ただしさも過ぎた夢のように消え失せ、ひたすら暖かな春を待つ日が続きます。 

この時期我が社では夏場から秋の間、忙しくて取ることの出来なかった公休日を、暇になりがちな週中の平日に社員が交代で代休として頂くことになっています。 釣り餌製造会社だからといって、社員全部が釣りを趣味としているわけではありませんが、それでも海を間近に育った紀州人だけあって、肩肘にりきみの無いサラッとした風情で、釣りを楽しんでいる者が多くいます。 ただ、ぞっこん釣りにハマッてしまっている社員などは、いちばん気候のいい秋の釣りシーズンには仕事に追われて釣りどころではないので休みの取れる今、いそいそと海にかよっているようです。 さかなの身もしまり味も良くなる、この寒の頃ならではの磯釣りはもちろん、風のない日などは上の写真のように船で沖に出て、漁師さながらの釣りっぷりで魚を揚げて帰ってくる猛者もいます。

本人からはブログなどには載せてくれるなと言われているのですが、何を隠そう写真の船は我が社の営業部長の持ち船なのです。 若い部下にせがまれて、しかたなく船を出すこともあるようですが、もともと海と釣りが好きな御仁ですから、そんな時でもまんざらでもない様子で海原でのひとときを楽しんでいるようです。 今日も釣りバカ?の後輩をひとり従えて、「ちょっと行ってくらあ。」と港を出て行きました。

2007年01月10日

中国の胃袋

和歌山県の南部では昨秋からメジロ(ワラサ)釣りが好調です。特に年末までの好天の週末には釣り船の出る港は釣り人達でごった返していました。 我々釣り餌業者にとっては、にわか特需で有り難いに違いないのですが、そのメジロ釣りの餌となるサンマの仕入れでの苦労話をひとつ。

サンマといえばイワシ、アジ、サバ等とならんで我ら日本人にとって、なじみの深い大衆魚ですが、それがいつまで続くのやらと少し不安になるような事態に直面しました。というのも、当社が在庫していた餌用原料のサンマが底をつきかけたので、仕入れの為、三陸地方の水産会社に問い合わせたところ、餌用に流通する安価なサンマがほとんど残って無いとのこと。 事情を聞いたなら中国や韓国への輸出用に販路が広がりつつあり、産地にしてみれば思いの外売れ行きがよく品薄気味とのことで、結局思いどおりの仕入れは出来ずじまいでした。

所得の増えつつある中国、特に沿岸部の都市圏では空前のバブル経済状態とやらで、一般大衆の生活水準も向上し食に対するお金のかけ方にも一層余裕ができたのだと思います。日本がそうだったように、彼の国も世界中からありとあらゆる食材を買い漁るようになるのでしょうかねえ?
所得格差の大きい中国では、国民全体が豊かさを享受できるのはまだまだ時間が掛かりそうですが、もし将来全国民が先進国並の食生活になったなら全世界中の食糧事情に大きな影響を及ぼすことは、私のような一般人でも予測できます。 

そのうち、今現在釣り餌に用いているオキアミなんかを肉や魚の代用として食べる時代がやってくるかもね。オキアミ、あれ結構うまいんですよ。 一度にたくさん食べるとちょっと胸焼けしますけどね。でもそれだけ高タンパクで栄養価も高いんだろうけど。
話が逸れました。 とにかく今私は安いサンマを探さねばならないのだ・・・。

※写真は本文には関係ありませんが、拙宅前の畑で気の早い梅の木が花をつけました。
  やはり暖冬の影響なのか?単なる狂い咲きか・・・?


2007年01月02日

謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。
今年の紀州みなべ近辺の年明けは、前日の天気予報とは裏腹にまずまずの晴天でスタートしました。
午前7時40分、我が社の目の前の海に目をやると既に七、八人の釣り人達が初釣りに興じる姿がありました。有り難いことです。
まずは、海に向かって手を合わせ、今年も一年海からの恵みと釣りをさせて頂ける環境を賜るようにお祈りしました。
なんだかんだ言っても私どもの生業は、安全でそして豊かな海無しでは成り立たないですからね。

地球の自然環境がますます厳しくなりつつあるなかで、とりわけて全ての生命の源である海に少しでも負荷をかけぬ生活を心がけたいものです。
昔は人の生活圏に近い里山には、薪拾いや落ち葉集めのために人々がよく足を運んだので、山の風通しがよく今のように荒れ果てた状態ではなかったといわれるように、海をこれ以上汚さないようにと釣りや磯遊びを控えるのではなく、もっと水辺に近寄ってみてほしいと思います。海や川に親しんで、その美しさ、やさしさ、おそろしさ、大切さなどを肌身で感じ取ることが出来る人がもっと増えてくれればと思うのです。

神様、どうぞ今年も私たちにちょうどよい分量の恵みを与えたまえ。  
本年もよろしくお願い申し上げます。

※写真は紀州熊野の山々の向こうから昇る初日の出。

2006年12月27日

年末らしい年末ですが・・

年の瀬も押し迫り、ちょっと更新が途絶えておりました。

地球規模の温暖化で日本のみならず海外のスキー場でも深刻な雪不足とのニュースが聞かれます。暑さ、寒さに雨、嵐・・・。近年、気象の異常さはますます「度が過ぎてきた」感がありますね。自然のことだけに、毎年同じように平穏な気候を望む方が無理な話なのかも知れません。しかし、あまり大きく外れては仕事(企業)にも大きなダメージをもたらすことも多いでしょう。

そんな観点で見ると、今年の弊社は正月休み前らしい動きでバタバタとしています。昨年はクリスマス直前に全国的に大雪が降り、物資の流通に支障が出ただけでなく、寒さのあまり釣り人が出なくなるという大ダメージの年末でした。それに比べると寒くない今年の気候では、人出は確実にあり、助かっているでしょうか。ただ、前出の雪不足や昨日の信じられない雨量を思うと心底喜べないところもありますが・・・。

まずはあと数日、一生懸命頑張っておられる小売店さんや船頭さんのフォローに全力投球です。

写真は本題に全く関係なし。先日、とある御席でいただいたホタルイカの干物。炭火でさらっと炙ったそれは絶品。世の中には私が知らない美味しいものが、まだまだありそうだと実感した次第です。

2006年12月09日

くのいち釣師二人組

いまどき決して珍しくはありませんが、先日女性の方が本格的に釣りをする光景に出会いました。
写真でお分かりのように、このおばさんたち(失礼、お姉さん達)の出で立ちは昨日、今日釣りを始めた人じゃありませんなあ。 いかにも地元のおばちゃんらしく、服装も道具立てもシンプルで、それに一連の所作にも無駄が無いんですよ。 仕掛けを投入する時もクーラーボックスに着座したまま竿を振り込むところなんか、男顔負けの動作で格好いいというより渋ささえ感じます。

カメラを構える私のとなりにいた、この突堤に毎日やって来るというオッチャンが言いました。
「あにさん(兄ちゃん)まあ見といてんよ、あのオバヤンら同じ処へ(仕掛けを)放るでえ。」
15分ばかりおばちゃんの釣りをながめていたところ、確かにほぼ同じポイントに投入されます。うう~ん、おそるべし。
サビキ仕掛けでのアジ狙いのようですが、たまにその仕掛けに40センチ超のヒラメが食い付くとのこと。となりのオッチャンのそんな話をほんまかいなと疑いつつも、時々出るそんな大物に出会えるからこそおばちゃん達も此処に通ってるんだろうと思った次第です。
でも、おばちゃん達は釣りの途中でトイレに行きたくなったらどうしてるんだろう? 確か近くに公衆トイレはなかったぞ~。  うう~ん、おそるべし。

※田辺市文里(もり)港口の突堤での一コマ。

2006年12月02日

いつまでも、あると思うな!・・・・

このところ、マグロの輸入が減るとか、高くなるというニュースが頻繁に報じられています。以前のこの手のニュースは「乱獲による資源の減少」との理由付けでしたが、このところの報道では諸外国の皆さんが魚を食べ出したことも大きいんだとか。日本はこの数十年、世界中の海から海産物を漁ってきましたが、他国の皆さんが「ダメ」と言えばどうにもならないところもあるでしょう。この先、国内でも海外でも魚資源が増える方向にはないでしょうから、釣り社会にいる私どもも安閑とはしておられません。魚が減ったら、今まで外道として扱ってきた魚を必死になって釣るような時代が来るかもしれないなぁと。

心配ばかりしてても仕方ないわけですが、遊漁に携わる人間として近海の資源のことは一層考えねばなりませんね。

写真は回転寿司で人気のヨコワ。今のように安価なら食べ盛りの倅どもが少々食べても平気なんですが・・・

2006年11月25日

黄昏の浜辺で

釣り竿を握り沖を見つめたまま、おいやん(紀州方言でおじさんの意)はつぶやきました。

「ほんまに魚おらんようになったなあ・・。」
「三十年前やったら、この浜で地引き網したら魚の重みで網破れるくらい(魚が)入ってんけどなあ。」
「今はこの浜でも網引く漁師ちゅうたら、よったり(四人)しかおらんでえ。」
「毎年、ちょっとずつ浜も減って(面積が減少して)いくしなあ。」
「反対に川は浅うなるばっかりやし。」
「ほいでなあ、ここらの磯も草(海草)生えんようになったわ。」
「ほら魚も棲めんわなあ。」

そんなおいやんの話に耳を傾けながら沖のウキに目を移すと、海面には小さなイワシが群れて跳ねるのが見えます。 ハマチに追われてこの海岸に逃げ込んでいるとのことでした。 十日位前までは浜からハマチが釣れていたそうです。でもここ数日はダメとのこと。
話を聞かせてもらったオジサンは地元の方で、よくこの浜で釣りをされているそうな。となりに座って相づちを打つ私に、この浜の移り変わりの様子を語ってくれました。 私もこの浜の景色とのどかな佇まいが大好きで、近くまで来た時には必ず立ち寄る処です。 

確かにおいやんの言うとおり、形のいい小石でおおわれたこの浜の姿が、訪れる度に少しずつ変わっているのは私にも解ります。最近、地球温暖化に警鐘を打つ内容の本「ガイヤの復讐」(ジェームズ・ラブロック著 中央公論新社刊)を読み終えたばかりなので、余計にそんなおいやんのつぶやきのひとつひとつが、重くのしかかってくるようです。(私は偉い人の理論に感化されやすいところがある)
獲物あっての猟、魚あっての漁や釣り、いやいやそれ以前に地球あっての我々生き物やからなあ。
地球の調節機能も限界か?とつりえさ屋の私もつぶやくのでした。

※写真の場所は白浜町富田(とんだ)の浜。おいやんの使っていた釣り餌はアミエビをコマセに、ボイルオキアミを付け餌に。


2006年11月15日

命あっての釣りだから

DSCN1493.jpg

穏やかな日が続いた今年の秋ですが、先週あたりから特に日本海側を中心に冬めいてきました。これまで平穏すぎた反動か、北海道で竜巻が起きたのをはじめ、各地で突風や急な雷雨のニュースが聞かれます。先週末は金曜夜に寒冷前線が南下し、時間差はあれど近畿、四国方面は日付が変わった頃に一時大荒れの天候となりました。

そんな中、淡路島に釣行してたのが、先日カレイを釣ったよと知らせてきた大阪の知人です。その日の彼は、夜10時過ぎに淡路の南淡方面に到着し夜明けに渡船のない一文字にゴムボートで渡るというプラン。既に雨がパラパラ落ちていた中、ボートを先に膨らませておき、朝に備えて無事就寝。しかし2時間ほど寝た3時前に凄まじい雨音と雷で目が覚めたそうです。しばらく経って、今度は車の傍に置いてあったゴムボートが突風で舞い上がり、あっと言う間に数十メートル飛ばされたのでした。慌てて押えに行くべきところでしたが、ボートには即時に水が溜まり、それが重石になってそれ以上飛ばされずひと安心。

明け方には風雨もおさまり、一文字へ渡ろうとすると、ボートの中には水がヒタヒタ・・・。そう、飛ばされた時の衝撃で底のシートが裂けていたのです。(写真がその裂け目。本人が送ってきました)
ただ空気室が傷んだのではないことから、その日の往復には利用したそうですが、帰りは若干裂け目が広がり、荷物も水浸しになったとか。

今回の釣行、彼曰く

「ひとことで言えば、嫁さんが見たら“絶対やめて~っ!!”って言うような天気とボートの状態やったかな」と。

やっぱり、無理はいけません。釣果もいくらかあったそうですが、それは二の次。
私より少し若い彼。今度会ったらお灸をすえてやるつもりです。

2006年11月07日

紀州田辺、秋の磯では・・・

いきなりで何ですが、この魚を煮た後の煮こごりの風味は、数ある魚の煮こごりの中でも格別だと、私は思っております。 そりゃあ他人様にはそれぞれの嗜好や、ご意見やらがお有りかと存知ますが、私と同じ思いを抱いている人は、特にこの紀南地方では少数派ではないと思っています。 寒い冬の朝、熱い炊きたてのご飯の上にこの煮こごりをのせて、かき込むように食べて学校へ行った子供の頃を思い出します。

しょっぱなから煮こごりがどうのこうのと、どうもいびつな文章になってしまいましたが、この魚の正体は上の写真にある「ブダイ」のことでして、私ども紀州南部の者は「イガミ」という当地名で呼んでおります。当地では昔からお正月や、秋の祭りなどの晴れの日の食膳には欠くことのできない魚なのです。(その起源や理由は知りませんが・・) なので、「イガミ」は世間一般にいう高級魚などではありませんが、我々紀南人にとっては特別な魚なんですねえ。
当然、釣りシーズン真っ盛りの今、紀南地方のあちらこちらの磯の上では、「イガミ」狙いの釣り人達が一人で竿を二本も三本も操りながらお正月用のものを確保しようと大変な賑わいを見せています。 このイガミ釣りはもともと紀南の田辺市を中心としたごく小さなエリアの中だけで行われていたのですが、最近では場荒れのしていない他の磯にも、さらなる大物を求めて釣行する人もいます。そんな訳で、これほど地元の釣り人を熱狂的にさせる「イガミ」なる魚とそのおいしさを皆さんにも紹介したかったのです。
「おいしい魚だから自分で釣って食べたい。」イガミ釣りには、本来釣りという遊びがもつ原始的で且つ本能を満足させる、そんなシンプルな魅力があるから、多くの根強い愛好者がいるのではと私は考えるのす。 
あっ、そうそうさっきから煮こごりのことばかり書いてしまいましたが、もちろんイガミの身そのものも、身離れのいい白身で甘辛く煮付けると、それはそれは美味しゅうございます。ただし、この魚を初めて料理される方は、丁寧に内臓を取り出さないとあとの身が非常に臭くなりますからご注意を。 本当に臭いから。

2006年10月25日

南紀育ちの季節感

先日のレポートどおり当地では晴天が多く、ここしばらくは警報、注意報もない穏やかな日々が続いています。

10月に入っても全国的に気温が高いと言われていましたが、それもようやく落ち着いてきたでしょうか。年によって差はあれど、季節の移ろいがはっきりと見えてくるのがこの時期ですね。私どものお得意様の大半は小売店さんや遊漁船の船頭さんです。ある魚が釣れだしたとか、そのサイズが大きくなってきた・・・との情報が季節を感じる最大の指標であるのは言うまでもありません。

先日、大阪方面の知人から写真つきのメールが届き、この秋初めてのカレイを釣ったとの報。
大阪、神戸、淡路島方面では秋・冬の人気対象魚ですが、当方では実に馴染みの無い魚です。専門文献では、このあたりでも過去に確認された事実もあるようなんですが、私は生まれてこのかた当地で生魚を釣ったこともなければ、見たこともありません。釣りのメディアで見られるように、有田川尻の周辺が南限というのが現実でしょう。

その知人曰く、カレイは自身にとって重要な魚、特別な存在であるそうです。
大阪で発行されてる雑誌などを見ても、その扱いが大きいだけに、多くのファンがおられるのは十分わかります。また多くのお得意様にとって大切な「商材」であることも間違いありません。

ただ、南紀生まれの南紀育ちの私にとって、どうもピンとこないんですねぇ~、この姿。

2006年10月17日

今週末も釣り日和?

今さらながらですが、秋は絶好の釣りシーズンです。

勿論、個別の魚種に目を向けると、今は全く釣れないものや、食味のピークにはないものもたくさんあります。しかし、多くの魚が釣れて、釣り場が最も賑わいを見せるのは今時分が一番でしょう。このシーズンは普段は釣りをしない人々、まったく初めてという人も大勢フィールドへ繰り出します。当然のことながら、メーカーや各小売店さんもかき入れ時なわけで、当社も例外ではありません。出荷状況を見ても、サビキ用のエサ、波止の小物釣りに使われるエサが一気に多くなるのが特徴です。釣り産業において、毎週のように(あるいはもっと)現場へ出て行くアングラーは実にありがたい存在ですが、逆に少ない頻度で楽しまれている人びとにも支えられている事を、あらためて実感するのでした。

これまた当たり前の事かも知れませんが、この時期のエサの消費は天気に大きく左右されます。頻繁に釣り場へ出る人々は、天気がどうこうより、潮や波など「釣れる条件かどうか」を重視しています。なので、雨が降っても波や濁りの心配がない予測が立てば、出かけるケースが結構あるでしょう。しかし、潮まわり等までは計算していない釣り人(概してビギナーさん)だと、とにかく雨にはバッタリです。子供や女性連れであることも多いでしょうから、釣れる釣れないよりも空から雨が落ちてこない快適さが最優されるのは当然ですね。

そんな、ことからすると、この秋はまずまずの状況で経過しています。中には雨に祟られた週末もありましたが、ここしばらくの安定した天候で忙しくさせていただきました。そこで気になるのは何と言っても天気予報で、デスクに向かうとまずは気になる週間天気をチェックします。一日の中で更新される時刻が決まっているにもかかわらず、気になる日には同じ予報を何度も見てしまったり・・・。週末の好天が予想できた先週は、出荷に配送にドタバタと過ぎていきましたが、この先一週間もどうやら大丈夫そうな気配。その間隙をついた久々の更新でした。

写真は珍しく使ってみた携帯電話のカメラ。当地の週間予報に傘マークはなく、気分晴れ晴れです。

2006年10月07日

ザクロを食べて・・

昨晩、退社間際に先輩からザクロをひとつもらいました。手にすると、それはなかなか立派なものです。見事に熟れた果肉をひけらかすように大きく割れた部分の一粒を口にすると、覚悟していた酸っぱさはなく、ちょっと遠慮したような素朴な甘さでした。
思えば、子供の頃に時々食べたことはありましたが、酸っぱい味だけが強く印象されて、その後は大人になったあとも食べた記憶がありません。ザクロと同じように実の割れるアケビは家のまわりで毎秋実をぶらさげてくれるので、この時期かならず味見をするのですが・・。

もちろん、うちの息子達もザクロは知らないだろうと思ったので、帰宅後テーブルに置くと、小学五年の次男は最初はそのグロテスクな形に変な視線を送っていましたが、私が連発する「甘い、甘い」にちょっと興味がわいたらしく、その一粒を神妙な顔つきで咬んでいました。ところが結構気に入ったようで、その後立て続けに三十粒ほどをきれいに種だけにしていました。親として、自分の味覚が子供に伝わっていることを嬉しく思った夜でした。空には中秋の満月。人の心も実る秋です。

※写真は頂いたザクロ。懐かしさも味のうちですなあ。

2006年09月28日

キ・リ・ン

「この絵(キリンビールのラベル)のなかに、ちっちゃい字でキリンて書いたあるんやけど、どこかわかるか?」
小学二年生の私に父が問いかけました。場所は大阪から紀伊田辺に向かう汽車の中。ある用事で父と京都に出かけた帰り道でのこと。列車の中で退屈し、時をもてあます私に、他にかける言葉も無かったのだろう。 でも、けっして明るいとはいえない夜の車内で、八歳の私は夢中になってそのビールのラベルに目を凝らし、「キ」と「ン」の二文字を見つけました。ただのこりの「り」の文字はよく似たようなのが二つあって、どっちが正解なのか分かりませんでした。

晩酌で開けたキリン缶をぼんやり眺めているうちに、先の思い出が湧きあがってきました。老眼鏡に世話になっている今となっては、もちろん裸眼で視るのは無理なので、虫眼鏡まで持ち出してきて、ひととき童心に帰って目を細める私。また「キ」と「ン」はすぐに確認できたのですが、やはり「リ」はたぶんこれがそうだろうと見当はつくものの、もう一方の「リ」に惑わされて、どっちが正解なのか判らずじまいです。「お父ちゃん、やっぱりわからんわ。」四十年前の車中に戻って、今は亡き父に答える私。
時間の速度は年々増すようになり、「九月もあっという間やったなあ。」とつぶやく夜なのでした。

※写真はご存知、キリンラガー缶。僕は昔の熱処理したほうの味が好きだな。

2006年09月25日

秋はバタバタです。

秋のお彼岸を迎えた頃から気候も秋らしくなり、それに歩調を合わすかの様に釣り餌の出荷量も上向いてきました。ということで、私も身辺俄に慌ただしくなり、この浜市ニュース欄の更新も間隔が開きつつあります。かといって、いつまでも彼岸花の写真を出して置くわけにもまいりませんので、今回はとりあえず柿の写真に取り替えておきます。一歩、一歩深まり行く秋の風情をどうぞお楽しみください。
今しばらくは、木目の粗い内容になりそうですが、どうかお許し下さいませ。

※写真は拙宅近くで写したもの。撮影翌日にカラスに喰われてしまいました。

2006年09月15日

曼珠沙華

その登場の仕方には、毎年、毎年感心するのですが、ちょうど今時分、まだ残暑でぼんやりした頭を、ハッと我に返らせてくれる様に姿を現す曼珠沙華。ご存知、彼岸花のことですが、私の記憶に誤りが無ければ秋のお彼岸の数日前には、まるで時を計ったかのように可憐で繊細な赤い花弁を田や畑の緑のなかに現し、目を楽しませてくれます。 
この花は花が終わってから葉が出てくるので、その点でも興味深いのですが、その世間での扱われ方というか、とらえられ方は一様ではなく、たとえば先に私などはそれを楽しむなどと書いたものの、人によっては「死人花(しびとばな)」などと呼んで忌み嫌う、誠に不憫な花でもあります。 たまたま仏事である彼岸の頃に花開くために、死者を連想させるような暗い印象を植え付けられたのでしょう。この花には何の罪も悪気もないのに・・。
いや悪気がないどころか、この花は遠い昔、飢饉などで食物が底をついた時のための最後の食料として、半ば人の手によって身近な場所に植えられた歴史があるのです。ちなみに日本にある彼岸花は雌株(めかぶ)ばかりで雄株(おかぶ)のほうは日本の酸性土壌に適応しなかったと、前に本で読んだことがあります。 私も子供の頃、彼岸花には毒が有るから触るなと教わりました。確かにこの花の球根にはアルカロイド性の毒が含まれているのですが、それを水で晒すことによって無毒化させデンプン質を食すことができるそうです。だからわざと不吉なイメージを与えて、非常時の食料として温存しておく為に、普段安易に人が手を出さないように仕向たのでしょう。 ここにも日本の先人達のすばらしい智恵を感じ取ることが出来ます。
尚、ついでというか、突然話は変わりますが、私ども釣り餌屋もこの花を見るころから、仕事に活気が出てまいります。 以上、おわり。

※写真の彼岸花は9月14日に撮影。じつにやさしい佇まいです。


2006年09月11日

ヨ~イ・・ドン

運動会のシーズンがやって来ました。
ところでおととい(9月9日)の新聞に出てたことに、滋賀県内のある中学校の運動会中に、三十人余りの生徒さん達が、いわゆる「過呼吸症候群」の症状を訴え、二十五人が病院に搬送されたそうな。事に至った原因は、リレー競技に熱中し過ぎたとか、その成果に感動した為だとかで、私にしてみれば、首を傾げざるを得ない理由が書かれていました。
「過呼吸症候群」なるものが、ごく一般に知られるようになったのも、まだ五、六年位前からの事のように記憶します。ただ、テレビの健康番組なんかで取りざたされるや、なんだか急にあちこちで罹患する人が増えたような気がします。それも特に若い人達が・・。
そのようなことから、私が素人なりに考えますと、やはり今の若者達には、普段からの運動不足や感動不足、そして体内の酸素量の不足が慢性化しているのでは?と思うのです。だから急に激しい運動をしたり、はしゃいだりして興奮した際、身体の酸素要求量に応じて呼吸数が増えると、いつもにない血液中の酸素濃度に反応して、よけい身体(特に自律神経)のバランスがくずれてしまうのではないのかと、想像するのです。
だって昔は、こんなことってあまり聞かなかったでしょう。身を震わすような感動に息乱れることはあっても、ハアハア喘ぎながら倒れたりする小中学生は、そうそういなかったと思うんですが。
もちろん、全部がそうだとは言いませんが、今の子供達は自分の五感をフルに使って遊ばない(遊べない)からだと思います。子等よ、出来る限りでいいから外に出て、汗をかきかき遊びなよ。

※写真は地元みなべ中学校の体育祭のひとコマ。9月10日撮影


2006年09月05日

大きくなれよ、海の幸

毎年四月の中頃、日本各地の清流で、鮎釣りシーズンに備えての稚鮎を放流する場面が、新聞、テレビで報道されます。ローカルな話題ではありますが、一般の人達にもすっかりおなじみの光景かと思います。しかし、このように恒例の行事として続けられてはいるものの、大衆にはあまり知られていないのが、海釣りの対象魚の稚魚放流です。
海の中の事は未だ解明されていない部分が、まだまだたくさんあって、断言は出来ませんが、漁業資源としてみた場合、魚の数はどうやら確実に減っているようです。そんな状況の中で、釣り業界の各団体としては、少しでも長く釣りを楽しめる環境を、永く後世につなげていくために、規模の大小にかかわらず、このような放流事業というかたちで、地道な努力を重ねているのです。

まあ、追跡調査までは不可能なので、どれだけの数の魚たちが、大きく育ってくれるのかは不明ですが、せめて釣り人が釣り上げる何分の一かでも補いを続けなければ、そのうちに、釣り竿を曲げての魚とのやりとりも、昔話になることだってあり得るんじゃないかという思いで、未来の大物達に願いを込めて、海に放しているのです。実は、稚魚放流の事業資金は関連企業や一般の釣り人の皆さんからの寄付で賄われています。その貴重なお金で稚魚を購入して、ボランティアの人達のご協力で成り立っていることを、感謝の気持ちを込めて、ご紹介させていただきました。

※写真は日本釣振興会和歌山県支部によるチヌの放流の様子。

2006年09月01日

釣り餌、色々・・オキアミ、色々・・

色についての話です。とは言っても「色即是空、空即是色・・・」などの高尚な話ではなく、艶っぽい話でもありません。単にカラーのことです。それも今回はオキアミの色に限定します。
さて、釣り餌に用いられるオキアミには大きく分けて赤みの強い赤手とよばれるものと、ごく淡いピンクで全体的に白っぽく見える白手との二手があります。商業的に見る場合、すぐにどっちがいいの?(ごちらの方が価値が高いの?)となるのですが、今の釣り餌市場では白手に軍配をあげています。
ただ赤いか白いかの判定基準や、その境目に明確なものがある訳ではなく、あくまでも、今までの経験に基づいた視覚を頼りに分類しているにすぎません。
赤手、白手それぞれの特徴としては、赤手のオキアミは型が大きいものが多く、皮と身の間に若干すきまがあり、触った感じは白手に比べてやや柔らかい印象を受けます。一方、白手の方は肉質に適度な締まりがあり、加工もしやすく、シルエットも美しいので多くの釣り人に人気があります。
ただ以上に述べた事は、所詮釣り餌業界での人気投票みたいなものであって、絶対的な価値を決めるものではありません。 

もう15年程前のこと、得意先の漁師さんから「海の中の魚の方からエサ(オキアミ)見たら、赤手の方がよう見えてるような気がするんや」と聞かされ、その理由を尋ねると、同じ場所で船を並べて釣りをすると、白手をエサにする船より赤手のオキアミを使う船の方が、断然釣果が良いと言うではありませんか。その頃は半信半疑でしたが、その漁師さんの仲間からは皆、赤手のオキアミの注文を頂くようになったので、しだいに私も、それらの事象を信じるようになったのです。 この色の話についてはもう少し続きがありますが、また別の機会にとりあげてみたいと思います。


※写真は紅白に並べた南極オキアミ。上が赤手。下は白手。どちらもよく釣れます。

2006年08月26日

何の集まりですか?・・・

「お父さん、早よ来て。鳥の大群や。」 ちょっと裏返った声で子供が呼ぶので家の表に出てみたら、子供が指さす先には、まるでヒッチコックのスリラー映画の名作「鳥」の一場面を髣髴させる光景が・・・。
家のすぐ前にある電柱と電線に群がっていたのは椋鳥(むくどり)でした。この鳥は普段、家のまわりの梅畑で虫類を捕るために飛び回っているのをよく見かけるので別に珍しくありませんが、いくら益鳥といえども、この様にたくさんのかたまりで見ると少し薄気味悪ささえ感じます。

昨年だったでしょうか?、東京都内の何処かの河川にボラの大群が押し寄せて、そろって口をパクパクしているニュース画面に、私、少し虫酸が走る感覚にとらわれました。しかし、何故こんな風に、ひと処に群集した夥しい数の動物(それも一種類の)を目にすると、鳥肌が立ったり、すぐに天変地異だとか、何か不吉なことの起きる前兆に結びつけて気味悪がったりするんでしょうか?
同じように群がっていても、それが花や草木ならばその美しさに感動さえ覚えるのに。
本当に人間の感性って複雑でおもしろいと思います。
まあ、この椋鳥達もきっとおなかがいっぱいになって、みんなで集まって一休みしていただけなのかも知れないし、勝手な詮索はやめて動物達の行動を無闇に気味悪がるのはやめにします。
でも、森羅万象の息づかいには常に敏感でいたいですけどね。

※写真は8月17日夕刻に撮影。その5日後も同じ様な光景が見られました。


2006年08月21日

ゲンゴロウブナを釣ったこと

なんだか夏休みの宿題にされた作文の題名のようなタイトルですなあ。
ところで私、本当にゲンゴロウブナを釣り上げたことがあるんです。 小学校五年生の春か夏の頃のことでした。その春に転校してきた中村君に誘われて、今まで自分が行ったことのなかった森の中にある池で一、二度釣りをしました。その時は中村君にばかりあたりがきて、ちょっとくやしい思いをしたので、ある日自分一人だけでその池に釣行したのです。 竿は子供用の安い二本継ぎの竹製、テグスは家にあった適当なやつ、おもりは絵の具が入っていたチューブを板鉛の代わりに使い、もちろん針とウキは買ったものですがずっと前から使っているので、だいぶ色も変わっていたかと思う。
家の台所で母に内緒でメリケン粉を水で練ってだんごエサを作り、ブリキのバケツを持ってその池に着いた時にはひとりだったこともあって、うれしさと期待と、そして少し恐ろしさが混じって妙にドキドキしたものです。釣り始めて十分もしないうちにその大物は掛かりました。その魚体は子供の自分にとっては気味が悪いくらいに大きく見えて、針をはずす時も少し手が震えました。水を入れたバケツに魚を移すとすぐに道具をかたづけて家に急ぎました。
となりの家のおっちゃんに見せたら「ゲンゴロウやな」と言われ、測ったら30㎝ありました。家では飼うことができないので、そのおっちゃんの家にある鯉を飼っている泉水に入れさせてもらいました。
その後フナはどうなったかは記憶にありませんが、その時の胸の高鳴りは今も忘れられません。思えば昔は本当にシンプルな釣りを楽しみ、またシンプルに喜べたんだなあと懐かしく思い出しました。

※写真は自宅近くのため池。鯉に鮒、ウシガエルと亀に水鳥、トンボにアメンボ。いっぱいいます。

2006年08月16日

勇気をだしてつかんでごらん

先日の朝刊に、「近頃はカブト虫やくわがた虫などに興味はあるものの、恐くてつかむことの出来ない子供が増えている。」そんな記事が載ってました。身近に野山がある田舎の子供達ならそんな事も無いのでしょうが、街なかの店で売られているものや、どんなにリアルに見えても所詮バーチャルの世界で脳が感じただけの架空の虫としか接したことがない都会の子供達ならそうかもしれないなあと思います。そしてまた「虫を触れない原因のひとつとして子供達が潔癖症になりつつあり、自分以外の生き物は汚いものと感じているのでは?」とも書かれていました。
なるほどなあと感心している場合ではないのですが、遊びで釣りをする若い人のなかにもそれに似たようなことが起きているようで、例えばエサにするゴガイ類は気持ち悪くて触れないだとか、自分が釣り上げた魚でさえピクピク動くのが恐くて他人に釣り針をはずしてもらったりだとか、一人前の格好をしたいい大人がそんなことをするのを見ると、こっちが「超キモ~イ」と言いたくなります。 まあそのような人達にすれば余暇を少しでも自然の中で遊びたいということで、数あるレジャーの中から釣りを選んでくださっているのですから、私どもにとっては有り難いことなのですが。

「もっと自然とふれあおう」なーんて口ではさらっと言えても、自然の中で遭う未知の生物は刺したり、咬んだり、かぶれたりと数え切れないほどの危険があるのが当たり前で、それに対する人間の本能としての恐れや警戒心のあらわれは当然なことなんだろうけど。
とにかく子供達の無邪気な好奇心に無闇に不潔だとか危ないからとかの理由で行動を制限せずに、本物の感触や反応を覚えさせることが人間の成長時にはとても大切な事だと思うんですがねえ。

※写真は樹液に夢中のノコギリクワガタ。ゴキブリではありません。


2006年08月12日

灼熱の道、車列はつづく

陽炎(かげろう)が立ち昇る熱い道路には、お盆休みで故郷に向かう車の群れが長い行列を成しています。 ノロノロと進む車の窓の奥には嬉しそうにはしゃぐ子供や、ちょっとおつかれめの母親らしき女性や、お茶の入ったペットボトルを口に運びながら運転をするお父さん達の姿が見えます。
我が社はちょうど国道に面しているため、盆や正月、それに季節ごとの連休となるといつもこの様な状況を横目で見ながら私どもは仕事をしています。じつは、我が社の仕事(釣り餌製造業)は他のサービス産業と同じく連休日にはかえって忙しくなり、社員の殆どはカレンダーどおりのお休みをいただくことはありません。そして大事な書入れ時でもあるこれらの連休日のお天気が穏やかであることをひたすら祈っているのです。
私も入社当初は人並みに休暇を取ってみたいと、多少うらめしく思ったものですが、それもしばらくする内に観念して、何処へ行っても人と車だらけの休日よりも平日にゆったりと休みを取る方がいいなと思い改めるようになりました。ただ、今でも自分の家族には申し訳なく思っていますが・・。

過ぎてしまえばお盆も学校の夏休みもあっという間に終わったなあと感じたりするんでしょうが、毎日毎日こうも照りつけられると早く秋にならないかなあとこぼしつつ、ふた月先のカレンダーをめくって紅葉した山々の写真をながめては軽いため息をついています。

※写真は切目崎(きりめざき)に沈みゆく太陽。この時間になるとほっとしますねえ。

2006年08月09日

のびのびと遊ばしてやりたいよなあ

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ことは往々にしてあることなので、個人も社会全体も物事に対する油断、つまり気の緩みには充分気を付けなくてはならないと思います。特にそれが人命に関わるような虞(おそれ)がある場合には二重三重の安全確保をするのは当然の事だと思います。しかし、世の中にはこれで絶対大丈夫だとか完全無欠の安全や安心などは無いことは皆さんもご存知のはずでしょう。
まあ、辛うじて昭和の時代までは安全な学校、安全な通学路、安心して遊べる公園、そして安全な乗り物などと社会通念上その安全性なるものを疑うことはあまり無かったと思うのですが?・・。こうなると日本でも遅まきながら幼少時の子供にも「やすやすと手に入れることのできる安全や安心なんかは無いんだよ。」と教え込む必要があるのではと考えたりします。
先日、起きてしまった市営プールでの痛ましい事故は管理者のずさんさと怠慢が原因ですが、あくまでも事故の未然防止の意味で何処にでも潜んでいる危険について、大人は子供達にもっと強く伝えてやるべきだと改めて思いました。 たとえそれが子供達の夢を壊すことになろうとも、人間がこの世で生き抜いて行く術(すべ)としてひとつひとつ授けてやらなければと思うのです。その上で子供らは自分で自分の身を守りながら好きな遊びに興じる。釣りも、水泳も、虫採りも、公園での遊びもすべて何らかの危険と背中合わせでやるものなんだよと、他人がどう言っても自分で安全を確かめなけりゃだめなんだよと。そして安全な場所で安心して遊ぶ権利とともに自分で自分を守る義務もあることをしっかりと教えてやるべきだと思うのです。 ただ、今朝聞いた全国の学校関係のプール約700カ所近くをしばらく使用中止するというニュースには、いくら安全の点検と確認の為とはいえ、それこそ海や川に比べて安全性の高い泳ぎ場所を子供達から取り上げてしまうのは、ちよっと行き過ぎではないのかと思ったのですが。
「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」でなければよいのですがね。

※写真は甲羅に首を引っ込めて身を守る亀さん。いつもの散歩道で出会う。


2006年08月07日

蝉時雨に想う

「猛烈」などと言う強い語感の文字は安易に用いるべきではないと私は思うのですが、長かった梅雨が明けた後の連日の暑さには、無意識のうちにもつい使ってしまうくらい、日中は何処も此処も猛烈に灼けついています。そこへ追い打ちをかけるような粘着質の蝉の声。
冬の凛とした空気が好きな私にとっては、その蝉の声のかたまりが何だか暑い空気の壁か、熱を発する屏風が自分のそばにあるように感じられるのです。 先月、あれほど疎ましかった長雨でしたが、今じゃたとえ10分でもいいから灼けたコンクリートを冷ましてくれたらなんて、またまた勝手なことを口にしながら家の前に打ち水をして暑さを凌いでいる日々です。
ただいつもこの時期想うのは広島、長崎の事。惨事の犠牲になられた方々に思い至ると、我が気ままなるほんの僅かな暑さに向けたつぶやきなどは、蝉時雨のなかに紛れ込んで消えてしまいます。
尊きいのちを受け継いだ我々は、たとえどんなに厳しい夏の暑さの中でも一所懸命に生きて行かなければならない。そう思いを新たにした昨日8月6日、日曜日の私なのでした。

※写真は例のごとく夕刻の散歩道で見た紅葉の始まった櫨(ハゼ)の木。

2006年08月04日

夏の里山で

夏は様々ないきものを目にする時期です。 帰宅後、夕涼みがてら小学5年生の次男と犬を連れて近くの里山を散歩すると、今の時期よく見られるのはトンボと蝶とセミの仲間達。 特にトンボなどは個々の名前には明るくありませんが、その種類の多さには改めて驚かされます。
胴体部分が赤いのが赤トンボ、同じく水色と黒のツートーンはシオカラトンボ、鉛筆の芯のように細い糸トンボ、貫禄のあるヤンマ類などとその程度の見分け方なら私にも出来るのですが・・・。
昆虫学者の先生方からは「トンデモナイヤツ」とお叱りを受けるでしょうが、自分の子供にはそのようにして適当につけた名前を教えていばっています。うちの子供は昆虫マニアではないので、今のところは私の言葉を信じているようですが・・・。
しかし同じ昆虫でもカブト虫やクワガタ虫となると話は違って、彼は一転もの知り顔になって私の聞いたことのない名前を並べ立てはじめます。たぶん昨年流行った昆虫の対戦ゲームの影響でしょうが、やたらに長いカタカナ語感のそれらの名前に、「そんなん ここらにはおらんで」とつぶやきながら、日頃チェックしているクヌギの太枝にいたのこぎりクワガタをそっと手でつまみあげる。
息子は、一昨年前までは捕まえた虫を家で飼っていましたが、去年の夏からは自然のなかで見せてくれるその生態を楽しむだけにして、捕まえた後もすぐ元の場所に戻してやっています。それが大物だったりするとわずかに葛藤の表情を浮かべつつも、リリースしています。 彼は彼なりに納得しているようです。 
過去、世話を怠って死なせてしまったことを悔悟したんでしょうな。
夏は生き物を、特に人間の子供を生長させてくれる季節でもあるんですね。

※写真は散歩途中に見つけたイトトンボの一種?(はずかしながら学名までは知りません。)

2006年08月01日

「七夕さん」なんだけどなあ・・・

昨晩は旧暦の七月七日、つまり七夕さんだったので、ちょっと遅い夕食を頂いた後、星空を視るために家の表に出てみました。
夕方頃から曇り空でしたのでさほど期待はしてなかったのですが、その時はなんとか晴れ間に当たったようで、北斗七星がみえる。ただ、肝心の天の川が見えません。そうなんです、自分の立っている場所が明るすぎるのです。 西の空には半月まであとわずかとなった上弦の月がやや雲に隠れていて、星明かりの邪魔をするほどでもなかったのですが、ちょうど我が家の真ん前に近頃設けられた外灯の明るい光が夜空の表情を消しているのです。
拙宅は町内でもわりと山間の梅畑のなかにポツンと世間から逃げるようにあるのですが、隅々まで行き届いた町の行政のおかげで防犯のためとかで付けてくださったその明かりは、我が家専用となっている次第です。おかげさまで夜、家の周りを散歩する時も明るい足元のおかげで、ムカデを踏んだりマムシを用心したりする心配が無くなりました。
それは有り難い事なのですが、どうもこう風情というものが無くなってしまったようで、飛び交うホタルの光はぼやけるわ、裸でうろうろ出来ないわと別のワガママな悩みが出てきたのです。 
最近テレビCMで人工衛星から見た地球の夜の姿が映し出されていますが日本を含む文明先進国のエリアの明るさは、夜という生物学的にみて大切な時間をもう少し取り戻した方が、健全な営みができるのではと思うくらい行き過ぎているように感じるのです。 
というわけで結局、彦星さまも織り姫さまも何処にいるのやら分からずじまいなのでした。

※写真は見えなかった天の川の代わりにみなべ川の一風景をお届けします。

2006年07月29日

心地よい風が・・・

風薫る若葉の季節という程のさわやかさとまではいきませんが、今朝のみなべ周辺は朝方から弱い北西の風が吹いていて、先日からの暑さと、もやっとした空気をどこかへ押しやってくれたようで、言葉では表現しにくいのですが、からっとして心地よい夏の香りが海に山に漂ってるようです。
窓から顔を出すと我が社の前の海も今日はとてもくっきりとした青さを湛えていて、その色調のあまりの美しさに誘われて、仕事の合間に歩いて二三分の処にある防波堤に立ってみました。
すぐ前の磯ではあふれる潮の香りの中で釣り竿を振る三人の男性の姿が。
強い陽射しも海を渡る風がその暑さを打ち消してくれているのでしょうか、仕掛けを直している手前のおじさんにもゆとりがあるように感じられるのですが?。

空と海の青、 波と雲の白、 山々の緑、そしてそれらの色々をそのまま伝えてくれる澄んだ大気。
本当にありがたいなあ。

※写真は弊社近くの二子の浜(にごのはま)突堤より沖を見る。

2006年07月26日

夏休み、泳ぎにおいでよ

画面でご覧いただいている写真は私どもの所在地、みなべ町にある目津(めづ)海岸の一風景です。
此処は気軽に釣りが楽しめる磯があり、もちろん海水浴もできる浜辺もあったりと、
ほぼ一年中遊びに来られるなかなか素敵な海岸です。

今から十年ほど前、この海岸の近くの丘に大きなリゾートホテルが出来ると同時に、付近の生活道路も整備し直されてからは此処を訪れる人が増えたような気がします。
以前は地元の方々や釣り好きの人達以外にはあまり知られていなかったように思います。
まあ、どこの海岸でもそうでしょうが、なんと言っても一番賑わうのは今の時期で、普段とても静かなこの浜辺にも各地の有名な海水浴場の混雑を避けた人々が、泳いだり水遊びをする姿を多く見かけます。

今朝この浜辺を歩いてみました。 寄せる波も、ほどよく暖まった砂もとてもいい感じでした。

※写真は今朝(7月26日)の様子。

2006年07月25日

夏空来る

「たいへん長らくお待たせしました。」と、私がお天道様に成り代わって叫びたくなるくらい、待ちに待った夏の青空がやって来ました。
我が地方の梅雨明け宣言はまだですが、久しぶりに見た空の青さを映した海の景色を、早く皆さんにもお伝えしたくて、会社近くの海岸へバイクを走らせました。
まわりを取り巻く空気はまだ少し霞がかかったようで、いまひとつ視界がスッキリしませんが、とにかくファインダーの中に広がる青と白の世界はこの暑さを一瞬忘れさせるくらいに輝いています。
写真には写っていませんが、撮影場所の近くの防波堤には麦わら帽を被ったオジサン達が三人並んで釣りをする姿があって、思わずうれしくなりました。

※写真はみなべ漁港内より田辺天神崎方面を望む。

2006年07月24日

空蝉(うつせみ)

空蝉よ・・おまえは此処で孵ったか

我が家の庭の梅が枝で。

おまえは此処で孵ったか

誰に知られることもなく。

わずかな梅雨の晴れ間を選び

陽射しに羽を乾かして えいっと飛んだに違いない。

空蝉よ・・おまえは此処で空を知り

命の声を張り上げる。

※写真は孵って間もない蝉の抜け殻。 拙宅庭にて。

2006年07月21日

長雨に想う

今年は太陰太陽暦(たいいんたいようれき)でみると閏年にあたります。旧暦の七月が二度あるから、秋が長くなることを予想しています。その仮定でいくと前後の夏と冬の季節に、多少のずれがあることも考えられるのですが、ここ連日テレビ、ラジオで伝えられるとおり梅雨末期の大雨で、全国各地で大変な被害が発生しました。 誠にお気の毒なことで心が沈みます。

以前、テレビのお天気キャスターが言っていたのですが、一年間の降水量は毎年ほぼ同じとのこと。(詳しい数字を確かめたことはないですが・・・)そういえば昨年、日本にやって来た台風は例年にくらべて少なかったですが、代わりに十二月からの大寒波による降雪は凄まじいものでした。となると、この夏場これだけ梅雨が長引いて、多くの雨を降らせたということは、このあとの秋の雨や冬の降雪量が少なめなのでは?などと小学生並のおつむで予想を立てています。 

気象によってもたらされる様々な被害には、なるべくなら遭いたくありませんが、私が想うに大自然は我々の想像以上の智性を持っていて、人間のエゴイズムで汚れてしまった部分を雨や風で洗い浄めているのはないか?と感じ取っています。人間の頭脳で考える「あたりまえ」なるものを、いとも簡単に覆してしまう大自然の前に、もっと謙虚でいよう!と思うのでありました。

「雨も、風もほどほどにしてよ」と人間。  「おまえらも、ほどほどにしとけよ」と大自然。

※写真は雨のシャワーに憩う大賀ハスの花

2006年07月18日

どんなに暑くとも・・・

冬の足音ならぬ秋の足音が少しずつ近づいて来ています。 「この暑さにおかしくなったか?」 
いえいえ、こちらから探しに行けばあちら、こちらで確実に秋のシンボル達に出会えます。近畿地方の梅雨明け宣言はまだですが、拙宅近くの野山にはもうつぼみをもった萩の小木や、まだ青いもののだいぶ大きくなったイガ栗があったりと、散歩中のひとときしばし暑さを忘れさせてくれます。
そう、忘れたくなるくらい暑いのです。 
しかし、この暑さにもかかわらず日中、磯の上で竿を操る釣り人がいるのです。
つりえさの売り上げが下がるこの真夏時、私どもにとっては本当に有り難いことです。
夏の釣りといえばヒグラシの声がやさしく響き渡る清流での鮎釣りがすぐ目に浮かびますが、世の中には相当タフな釣り人がいてギラギラ太陽が照りつけるほぼ無風状態の磯の上で、独り黙々と竿を出しています。 感謝、感謝。
万人には解らずともきっとそれなりの醍醐味があるのでしょうなあ。
でも熱中症には十分気をつけてくださいね。

※写真は本文中で紹介した栗の実。


2006年07月15日

解かして凍らせて

蒸し暑い日が続きます。私ども冷凍商品(つりえさ)を多く取り扱う業者にとっては非常に神経をつかう時期です。釣り針につける為に選別したパック製品を作る場合、原料から製品になる過程で冷凍状態にあるものを一旦は、なかば強制的に解凍しなければなりません。そして必要最低限の下処理を施した後、箸を使っての選別作業、パック詰め作業へと続き、今度は一転急速冷凍して製品へと仕上げるのです。これらの工程で最も重要なポイントはいかに解凍時点での原料の温度上昇を抑えられるかにあります。特にオキアミなどはそれ自体の温度が摂氏5度以上になるとオキアミそのものに含まれる消化酵素がすさまじい早さで増えるらしいのです。つまり自分で自分のからだを解かし始めるのです。 ああ恐ろしい・・・。 ならば加工場の室温をなるべく下げればいいのですが、それはそれで作業者の身体に悪影響がでたり、空調コストもばかにならないなど悩みは尽きません。とにかく何の仕事であれ、段取りと手際の良さが品質の決め手となるのは間違いありません。 それにしても外は暑っつい。

※写真は解凍した南極オキアミ。ちなみにバックの葉っぱは紫陽花です。

2006年07月12日

いわし恋しや

最近、全国的に鰯(いわし)の漁獲量が少なくなっている事は各メディアからの報道で既にご存じでしょうが田辺湾周辺においても今年は同様で、今のところ満足な水揚げは無い状況です。当社の営業部長はここひと月余り毎朝みなべの漁港に買い付けにでていますが、ほとんど毎回あまりの値段の高さにあきれながら帰ってきます。七月に入ってからは少しは浜値も落ち着き始めたようですが・・・。
とにかくイワシ、アジ、サバは大衆魚でなくなりつつあるのは確かなようです。 ところで、当社が買った鰯はどうなるのかといえば、もちろん釣り餌になるのです。 小魚等を餌にした昔ながらの釣りが関西では大阪湾を中心に広がりを見せています。たとえば太刀魚釣りなどはその代表格でしょう。 
話はわたくし事に変わりますが、子供の時分、食卓にのぼる焼きたての目刺しを苦い腹と硬い頭の部分を残すという、今思うとなんともばちあたりな食べ方をしたものです。 何でも無くなってからでないと有り難みを感じないのは人間の愚かさですな。 改めて海からの恵みと漁師さんのご苦労に感謝します。

※写真は今朝のみなべ漁港での鰯の競りのようす。

2006年07月08日

青空が恋しい

台風3号接近で時化が続く。ほとんどの船は白浜湾にある綱不知(つなしらず)の入り江に避難中。それに梅雨末期の大雨と重なった為、7月に入ってからというもの釣り餌の出荷は低調気味。私どもの仕事は天候に左右される事、大ですから、ついお天道様をうらみたくもなりますが、私はこの世に起こって来る現象はすべて必然であると信じているので、ただ黙ってお天気の回復を待っています。素人考えで思うに、時化ででんぐり返った海の中は底の方のプランクトンさん達もよくかきまぜられてお魚さん達にとって栄養タップリの状態になるはず?。以前、何かの本で読んだが、珊瑚礁とサンマの生育には台風による時化が不可欠なんだとか。でもやっぱり早く青い夏空が見たい。

※写真は台風3号からの高波に遊ぶサーファー達(芳養川河口付近)

2006年07月05日

「あさがみなりにかわわたりするな」


「あさがみなりにかわわたりするな」漢字変換せずに書くとちょっと読みづらい。実は私が子供の頃、母によく聞かされた言葉です。梅雨の時期の朝、登校時に雷が鳴っていると必ず玄関先で母に言われたのを今も憶えています。天候にまつわることわざに明るいひとならご存じでしょうが、朝方に鳴る雷はその日中、大雨になりやすく、昔,山仕事の人や釣り人らが往路はそれ程の水量でなかった川が、帰り際には渡るのに難儀するくらい増水するので、自然界での無謀な行動を戒める先人達の智恵だったのでしょう。そのせいか渓流釣りの好きな私も母の声が耳にしみついていてアマゴの躍る川に未練を残しながら雷鳴轟く空を見上げたことも何度かありました。

「朝雷に川渡りするな」どうぞご記憶ください。

※写真はみなべ川中流域でみつけたねむの花です

「あさがみなりにかわわたりするな」


「あさがみなりにかわわたりするな」漢字変換せずに書くとちょっと読みづらい。実は私が子供の頃、母によく聞かされた言葉です。梅雨の時期の朝、登校時に雷が鳴っていると必ず玄関先で母に言われたのを今も憶えています。天候にまつわることわざに明るいひとならご存じでしょうが、朝方に鳴る雷はその日中、大雨になりやすく、昔,山仕事の人や釣り人らが往路はそれ程の水量でなかった川が、帰り際には渡るのに難儀するくらい増水するので、自然界での無謀な行動を戒める先人達の智恵だったのでしょう。そのせいか渓流釣りの好きな私も母の声が耳にしみついていてアマゴの躍る川に未練を残しながら雷鳴轟く空を見上げたことも何度かありました。

「朝雷に川渡りするな」どうぞご記憶ください。

※写真はみなべ川中流域でみつけたねむの花です

2006年06月28日

浜市NEWS・第1報


このたびホームページをリニューアルしました。当コラム「浜市NEWS」では、当社製品情報やみなさまのお役に立てるような時節の情報を発信していく所存です。梅雨時とあって全国的に釣りのスケジュールだてが難しい時期ですが、餌の出荷状況もまずまずといったところです。写真は本日昼前の社屋前。紀伊半島・みなべの海は曇りがちながら、釣り人の姿もちらほら見られます。