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中国の胃袋

和歌山県の南部では昨秋からメジロ(ワラサ)釣りが好調です。特に年末までの好天の週末には釣り船の出る港は釣り人達でごった返していました。 我々釣り餌業者にとっては、にわか特需で有り難いに違いないのですが、そのメジロ釣りの餌となるサンマの仕入れでの苦労話をひとつ。

サンマといえばイワシ、アジ、サバ等とならんで我ら日本人にとって、なじみの深い大衆魚ですが、それがいつまで続くのやらと少し不安になるような事態に直面しました。というのも、当社が在庫していた餌用原料のサンマが底をつきかけたので、仕入れの為、三陸地方の水産会社に問い合わせたところ、餌用に流通する安価なサンマがほとんど残って無いとのこと。 事情を聞いたなら中国や韓国への輸出用に販路が広がりつつあり、産地にしてみれば思いの外売れ行きがよく品薄気味とのことで、結局思いどおりの仕入れは出来ずじまいでした。

所得の増えつつある中国、特に沿岸部の都市圏では空前のバブル経済状態とやらで、一般大衆の生活水準も向上し食に対するお金のかけ方にも一層余裕ができたのだと思います。日本がそうだったように、彼の国も世界中からありとあらゆる食材を買い漁るようになるのでしょうかねえ?
所得格差の大きい中国では、国民全体が豊かさを享受できるのはまだまだ時間が掛かりそうですが、もし将来全国民が先進国並の食生活になったなら全世界中の食糧事情に大きな影響を及ぼすことは、私のような一般人でも予測できます。 

そのうち、今現在釣り餌に用いているオキアミなんかを肉や魚の代用として食べる時代がやってくるかもね。オキアミ、あれ結構うまいんですよ。 一度にたくさん食べるとちょっと胸焼けしますけどね。でもそれだけ高タンパクで栄養価も高いんだろうけど。
話が逸れました。 とにかく今私は安いサンマを探さねばならないのだ・・・。

※写真は本文には関係ありませんが、拙宅前の畑で気の早い梅の木が花をつけました。
  やはり暖冬の影響なのか?単なる狂い咲きか・・・?