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2006年10月25日

南紀育ちの季節感

先日のレポートどおり当地では晴天が多く、ここしばらくは警報、注意報もない穏やかな日々が続いています。

10月に入っても全国的に気温が高いと言われていましたが、それもようやく落ち着いてきたでしょうか。年によって差はあれど、季節の移ろいがはっきりと見えてくるのがこの時期ですね。私どものお得意様の大半は小売店さんや遊漁船の船頭さんです。ある魚が釣れだしたとか、そのサイズが大きくなってきた・・・との情報が季節を感じる最大の指標であるのは言うまでもありません。

先日、大阪方面の知人から写真つきのメールが届き、この秋初めてのカレイを釣ったとの報。
大阪、神戸、淡路島方面では秋・冬の人気対象魚ですが、当方では実に馴染みの無い魚です。専門文献では、このあたりでも過去に確認された事実もあるようなんですが、私は生まれてこのかた当地で生魚を釣ったこともなければ、見たこともありません。釣りのメディアで見られるように、有田川尻の周辺が南限というのが現実でしょう。

その知人曰く、カレイは自身にとって重要な魚、特別な存在であるそうです。
大阪で発行されてる雑誌などを見ても、その扱いが大きいだけに、多くのファンがおられるのは十分わかります。また多くのお得意様にとって大切な「商材」であることも間違いありません。

ただ、南紀生まれの南紀育ちの私にとって、どうもピンとこないんですねぇ~、この姿。

2006年10月17日

今週末も釣り日和?

今さらながらですが、秋は絶好の釣りシーズンです。

勿論、個別の魚種に目を向けると、今は全く釣れないものや、食味のピークにはないものもたくさんあります。しかし、多くの魚が釣れて、釣り場が最も賑わいを見せるのは今時分が一番でしょう。このシーズンは普段は釣りをしない人々、まったく初めてという人も大勢フィールドへ繰り出します。当然のことながら、メーカーや各小売店さんもかき入れ時なわけで、当社も例外ではありません。出荷状況を見ても、サビキ用のエサ、波止の小物釣りに使われるエサが一気に多くなるのが特徴です。釣り産業において、毎週のように(あるいはもっと)現場へ出て行くアングラーは実にありがたい存在ですが、逆に少ない頻度で楽しまれている人びとにも支えられている事を、あらためて実感するのでした。

これまた当たり前の事かも知れませんが、この時期のエサの消費は天気に大きく左右されます。頻繁に釣り場へ出る人々は、天気がどうこうより、潮や波など「釣れる条件かどうか」を重視しています。なので、雨が降っても波や濁りの心配がない予測が立てば、出かけるケースが結構あるでしょう。しかし、潮まわり等までは計算していない釣り人(概してビギナーさん)だと、とにかく雨にはバッタリです。子供や女性連れであることも多いでしょうから、釣れる釣れないよりも空から雨が落ちてこない快適さが最優されるのは当然ですね。

そんな、ことからすると、この秋はまずまずの状況で経過しています。中には雨に祟られた週末もありましたが、ここしばらくの安定した天候で忙しくさせていただきました。そこで気になるのは何と言っても天気予報で、デスクに向かうとまずは気になる週間天気をチェックします。一日の中で更新される時刻が決まっているにもかかわらず、気になる日には同じ予報を何度も見てしまったり・・・。週末の好天が予想できた先週は、出荷に配送にドタバタと過ぎていきましたが、この先一週間もどうやら大丈夫そうな気配。その間隙をついた久々の更新でした。

写真は珍しく使ってみた携帯電話のカメラ。当地の週間予報に傘マークはなく、気分晴れ晴れです。

2006年10月07日

ザクロを食べて・・

昨晩、退社間際に先輩からザクロをひとつもらいました。手にすると、それはなかなか立派なものです。見事に熟れた果肉をひけらかすように大きく割れた部分の一粒を口にすると、覚悟していた酸っぱさはなく、ちょっと遠慮したような素朴な甘さでした。
思えば、子供の頃に時々食べたことはありましたが、酸っぱい味だけが強く印象されて、その後は大人になったあとも食べた記憶がありません。ザクロと同じように実の割れるアケビは家のまわりで毎秋実をぶらさげてくれるので、この時期かならず味見をするのですが・・。

もちろん、うちの息子達もザクロは知らないだろうと思ったので、帰宅後テーブルに置くと、小学五年の次男は最初はそのグロテスクな形に変な視線を送っていましたが、私が連発する「甘い、甘い」にちょっと興味がわいたらしく、その一粒を神妙な顔つきで咬んでいました。ところが結構気に入ったようで、その後立て続けに三十粒ほどをきれいに種だけにしていました。親として、自分の味覚が子供に伝わっていることを嬉しく思った夜でした。空には中秋の満月。人の心も実る秋です。

※写真は頂いたザクロ。懐かしさも味のうちですなあ。