釣り餌、色々・・オキアミ、色々・・
色についての話です。とは言っても「色即是空、空即是色・・・」などの高尚な話ではなく、艶っぽい話でもありません。単にカラーのことです。それも今回はオキアミの色に限定します。
さて、釣り餌に用いられるオキアミには大きく分けて赤みの強い赤手とよばれるものと、ごく淡いピンクで全体的に白っぽく見える白手との二手があります。商業的に見る場合、すぐにどっちがいいの?(ごちらの方が価値が高いの?)となるのですが、今の釣り餌市場では白手に軍配をあげています。
ただ赤いか白いかの判定基準や、その境目に明確なものがある訳ではなく、あくまでも、今までの経験に基づいた視覚を頼りに分類しているにすぎません。
赤手、白手それぞれの特徴としては、赤手のオキアミは型が大きいものが多く、皮と身の間に若干すきまがあり、触った感じは白手に比べてやや柔らかい印象を受けます。一方、白手の方は肉質に適度な締まりがあり、加工もしやすく、シルエットも美しいので多くの釣り人に人気があります。
ただ以上に述べた事は、所詮釣り餌業界での人気投票みたいなものであって、絶対的な価値を決めるものではありません。
もう15年程前のこと、得意先の漁師さんから「海の中の魚の方からエサ(オキアミ)見たら、赤手の方がよう見えてるような気がするんや」と聞かされ、その理由を尋ねると、同じ場所で船を並べて釣りをすると、白手をエサにする船より赤手のオキアミを使う船の方が、断然釣果が良いと言うではありませんか。その頃は半信半疑でしたが、その漁師さんの仲間からは皆、赤手のオキアミの注文を頂くようになったので、しだいに私も、それらの事象を信じるようになったのです。 この色の話についてはもう少し続きがありますが、また別の機会にとりあげてみたいと思います。
※写真は紅白に並べた南極オキアミ。上が赤手。下は白手。どちらもよく釣れます。