灼熱の道、車列はつづく
陽炎(かげろう)が立ち昇る熱い道路には、お盆休みで故郷に向かう車の群れが長い行列を成しています。 ノロノロと進む車の窓の奥には嬉しそうにはしゃぐ子供や、ちょっとおつかれめの母親らしき女性や、お茶の入ったペットボトルを口に運びながら運転をするお父さん達の姿が見えます。
我が社はちょうど国道に面しているため、盆や正月、それに季節ごとの連休となるといつもこの様な状況を横目で見ながら私どもは仕事をしています。じつは、我が社の仕事(釣り餌製造業)は他のサービス産業と同じく連休日にはかえって忙しくなり、社員の殆どはカレンダーどおりのお休みをいただくことはありません。そして大事な書入れ時でもあるこれらの連休日のお天気が穏やかであることをひたすら祈っているのです。
私も入社当初は人並みに休暇を取ってみたいと、多少うらめしく思ったものですが、それもしばらくする内に観念して、何処へ行っても人と車だらけの休日よりも平日にゆったりと休みを取る方がいいなと思い改めるようになりました。ただ、今でも自分の家族には申し訳なく思っていますが・・。
過ぎてしまえばお盆も学校の夏休みもあっという間に終わったなあと感じたりするんでしょうが、毎日毎日こうも照りつけられると早く秋にならないかなあとこぼしつつ、ふた月先のカレンダーをめくって紅葉した山々の写真をながめては軽いため息をついています。
※写真は切目崎(きりめざき)に沈みゆく太陽。この時間になるとほっとしますねえ。