« 灼熱の道、車列はつづく | 戻る | ゲンゴロウブナを釣ったこと »

勇気をだしてつかんでごらん

先日の朝刊に、「近頃はカブト虫やくわがた虫などに興味はあるものの、恐くてつかむことの出来ない子供が増えている。」そんな記事が載ってました。身近に野山がある田舎の子供達ならそんな事も無いのでしょうが、街なかの店で売られているものや、どんなにリアルに見えても所詮バーチャルの世界で脳が感じただけの架空の虫としか接したことがない都会の子供達ならそうかもしれないなあと思います。そしてまた「虫を触れない原因のひとつとして子供達が潔癖症になりつつあり、自分以外の生き物は汚いものと感じているのでは?」とも書かれていました。
なるほどなあと感心している場合ではないのですが、遊びで釣りをする若い人のなかにもそれに似たようなことが起きているようで、例えばエサにするゴガイ類は気持ち悪くて触れないだとか、自分が釣り上げた魚でさえピクピク動くのが恐くて他人に釣り針をはずしてもらったりだとか、一人前の格好をしたいい大人がそんなことをするのを見ると、こっちが「超キモ~イ」と言いたくなります。 まあそのような人達にすれば余暇を少しでも自然の中で遊びたいということで、数あるレジャーの中から釣りを選んでくださっているのですから、私どもにとっては有り難いことなのですが。

「もっと自然とふれあおう」なーんて口ではさらっと言えても、自然の中で遭う未知の生物は刺したり、咬んだり、かぶれたりと数え切れないほどの危険があるのが当たり前で、それに対する人間の本能としての恐れや警戒心のあらわれは当然なことなんだろうけど。
とにかく子供達の無邪気な好奇心に無闇に不潔だとか危ないからとかの理由で行動を制限せずに、本物の感触や反応を覚えさせることが人間の成長時にはとても大切な事だと思うんですがねえ。

※写真は樹液に夢中のノコギリクワガタ。ゴキブリではありません。