のびのびと遊ばしてやりたいよなあ
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ことは往々にしてあることなので、個人も社会全体も物事に対する油断、つまり気の緩みには充分気を付けなくてはならないと思います。特にそれが人命に関わるような虞(おそれ)がある場合には二重三重の安全確保をするのは当然の事だと思います。しかし、世の中にはこれで絶対大丈夫だとか完全無欠の安全や安心などは無いことは皆さんもご存知のはずでしょう。
まあ、辛うじて昭和の時代までは安全な学校、安全な通学路、安心して遊べる公園、そして安全な乗り物などと社会通念上その安全性なるものを疑うことはあまり無かったと思うのですが?・・。こうなると日本でも遅まきながら幼少時の子供にも「やすやすと手に入れることのできる安全や安心なんかは無いんだよ。」と教え込む必要があるのではと考えたりします。
先日、起きてしまった市営プールでの痛ましい事故は管理者のずさんさと怠慢が原因ですが、あくまでも事故の未然防止の意味で何処にでも潜んでいる危険について、大人は子供達にもっと強く伝えてやるべきだと改めて思いました。 たとえそれが子供達の夢を壊すことになろうとも、人間がこの世で生き抜いて行く術(すべ)としてひとつひとつ授けてやらなければと思うのです。その上で子供らは自分で自分の身を守りながら好きな遊びに興じる。釣りも、水泳も、虫採りも、公園での遊びもすべて何らかの危険と背中合わせでやるものなんだよと、他人がどう言っても自分で安全を確かめなけりゃだめなんだよと。そして安全な場所で安心して遊ぶ権利とともに自分で自分を守る義務もあることをしっかりと教えてやるべきだと思うのです。 ただ、今朝聞いた全国の学校関係のプール約700カ所近くをしばらく使用中止するというニュースには、いくら安全の点検と確認の為とはいえ、それこそ海や川に比べて安全性の高い泳ぎ場所を子供達から取り上げてしまうのは、ちよっと行き過ぎではないのかと思ったのですが。
「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」でなければよいのですがね。
※写真は甲羅に首を引っ込めて身を守る亀さん。いつもの散歩道で出会う。