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夏の里山で

夏は様々ないきものを目にする時期です。 帰宅後、夕涼みがてら小学5年生の次男と犬を連れて近くの里山を散歩すると、今の時期よく見られるのはトンボと蝶とセミの仲間達。 特にトンボなどは個々の名前には明るくありませんが、その種類の多さには改めて驚かされます。
胴体部分が赤いのが赤トンボ、同じく水色と黒のツートーンはシオカラトンボ、鉛筆の芯のように細い糸トンボ、貫禄のあるヤンマ類などとその程度の見分け方なら私にも出来るのですが・・・。
昆虫学者の先生方からは「トンデモナイヤツ」とお叱りを受けるでしょうが、自分の子供にはそのようにして適当につけた名前を教えていばっています。うちの子供は昆虫マニアではないので、今のところは私の言葉を信じているようですが・・・。
しかし同じ昆虫でもカブト虫やクワガタ虫となると話は違って、彼は一転もの知り顔になって私の聞いたことのない名前を並べ立てはじめます。たぶん昨年流行った昆虫の対戦ゲームの影響でしょうが、やたらに長いカタカナ語感のそれらの名前に、「そんなん ここらにはおらんで」とつぶやきながら、日頃チェックしているクヌギの太枝にいたのこぎりクワガタをそっと手でつまみあげる。
息子は、一昨年前までは捕まえた虫を家で飼っていましたが、去年の夏からは自然のなかで見せてくれるその生態を楽しむだけにして、捕まえた後もすぐ元の場所に戻してやっています。それが大物だったりするとわずかに葛藤の表情を浮かべつつも、リリースしています。 彼は彼なりに納得しているようです。 
過去、世話を怠って死なせてしまったことを悔悟したんでしょうな。
夏は生き物を、特に人間の子供を生長させてくれる季節でもあるんですね。

※写真は散歩途中に見つけたイトトンボの一種?(はずかしながら学名までは知りません。)